- ベストアンサー
オノマトペについて
こんばんわ、とっても今困っています。オノマトペについて調べています。方言の中にオノマトペはあるのでしょうか?なんだか考えているうちに行き詰ってしまいました。あと、もう一つ、詩の中の変わったオノマトペを探しています。あなたが思う変わっていると思う点をいくつかあげて教えていただけたら幸いです。お願いします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
詩のほうで幾つか。 その前に、「詩の中の変わったオノマトペ」ということですが、ふつう詩人というものは、ありきたりのオノマトペを避けたがるものではないでしょうか。雪はこんこん、雨はザーザーでは面白くないと考えるのが詩人です。世界との関係を、言葉でもって、ただ持ちあわせの言葉だけで、構築したり破壊したりしようとする。オノマトペは、そのためのきわめて有効な手段の一つだからです。 また一方、日本語は音韻面において、子音母音の音声組織が貧しく、欧米の詩のような、いわゆる韻を踏む効果が望めないため、その不足を補おうとするかのように、オノマトペが多用される傾向があります。 ですから、探し出したらキリがないほど見つかると思いますよ、きっと。 中原中也と宮沢賢治はすでにお調べになったよし。そのほかの、近代の詩人で思いつくまま。 『いづことしなく しいいとせみの啼きけり』 (室生犀星「蝉頃」より) の、「しいい」は、さりげない、けれどもこの詩の雰囲気にぴったりな蝉の鳴き声ですし、 『オトウサンヲキリコロセ オカアサンヲキリコロセ』 (丸山薫「病める庭園(にわ)」より) は、葦切(よしきり)という小鳥の鳴き声を、病んだ心が聞く、意味化されたオノマトペです。 また、草野心平は、サンズイに「堂」と書いた漢字を並べ、「ドウドウドウドウ」と読ませて滝の音をあらわしましたが、 実はこれは詩人の発明になるもので、本当にはない字なんだそうです。愉快ですね。 この詩人には、蛙の鳴き声にオノマトペが多く、「第百階級」や「定本 蛙」という詩集にふんだんに出てきます。多彩で、すばらしい鳴き声です。特に「誕生祭」という詩では、蛙たちの大合唱が始まります。 そして、忘れてならないのは萩原朔太郎。独特のオノマトペの創造者でした。 『おわああ』、『おぎやあ、おぎやあ、おぎやあ』は、猫の鳴き声。 『のをあある とをあある やわあ』が、犬の遠吠え。 『とをてくう、とをるもう、とをるもう』は、夜明け前の鶏の鳴き声。 『じぼ・あん・じゃん!じぼ・あん・じゃん!』が、今にも止まりかけて大写しになった柱時計の、時を告げる音。 ほかにも一杯ありますよ。 また、北原白秋も、これほど個性的ではありませんが、結構見つかると思います。 町の図書館等や、WEB上の図書館「青空文庫」http://www.aozora.gr.jp/ などでご確認ください。 ご自身で買ってお調べの場合は、思潮社の現代詩文庫シリーズが適当かと思います。
その他の回答 (2)
- kayochise
- ベストアンサー率36% (29/80)
オノマトペを使う詩人といえば、 宮沢賢治。 詩だけでなく、童話のほうにもたくさんのオノマトペが使われているので、一度ごらんになってはいかがでしょうか? 方言についての質問はちょっとわからないのですが、 宮沢賢治は、花巻在住の作家だったはずです。
お礼
回答ありがとうございました。私が今回中原中也を調べてみたので次に宮沢賢治をみてみます。ありがとうございました。
- otasuke009
- ベストアンサー率38% (234/601)
前者は どんどんどん とか つーつらつーとか が あります (何県人かばれました) 後者は のわああある とわああある やわあ でしょうね ゆよやよん とかもありました
お礼
回答ありがとうごいざました。
お礼
お礼遅れてすいません。回答ありがとうございました。大変丁寧で助かりました。ありがとうございました。