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「ぱさぱさ」と「さぱさぱ」の違いは?
オノマトペについて調べています。 多種多様で収集するのが大変困難な分野でもあると思いますが、 中でも小学生の時経験した疑問について考えています。 小学校2年生の時、学級文集で作文を書かされました。 私は関東で降った雪について書いたのですが、 その雪の感触を「さぱさぱ」というオノマトペで表現しました。 しかし先生の添削を受けて見直したところ、 その箇所を「ぱさぱさでは?」と赤ペンで訂正されました。 私としては普通に使ったのに、"間違い"とされました。 存外インターネットで検索してみると、 「ぱさぱさ」に比べ「さぱさぱ」のヒット数にはかなりの差がありました。 この差の理由が知りたいのです。 オノマトペは感覚的なものが多いと思います。 私も「ぱさぱさ」と「さぱさぱ」は微妙なニュアンスの違いで使い分けています。 ですがこの二つのオノマトペの印象は、違いがさほど大きくないとも思います。 "言い易い""言いにくい"の違いでしょうか? 音声学的な問題なのでしょうか? 「さぱさぱ」が一般的には"無い"に等しいのはなぜでしょうか? どなたか分かる方、 あるいはその調べ方、考え方のアドバイス等いただけたら嬉しいです。 どんな回答でも良いので、待っています。 よろしくお願いします。
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- unemerdedechien
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>オノマトペは感覚的なものが多いと思います。 これが間違いでしょうな。オノマトペは多く、制度的なものです。ねばねばは感覚的なものですか。根が張るの根張るだろうと云われてもどってことありませんか。 言語から発するオノマトペは少なくないはずで、感覚と音声の連絡のような、一般性の保証のしようのないようなことを云うよりよっぽど聞きやすい話です。 光とぴかりとか、う。 ばかばかしくなりました。そもそも、さぱさぱというのは前例があってつかったかどうか、自覚はあるんですかないんですか。とっぺんぱらりのぷ、って口にしたことありますか。既成のものか、新規のものか、オノマトペを口にするときに意識しない日本人、区別できない日本語話者がいるんですか一人でも。あなただけでも。
- kogotokaubewe
- ベストアンサー率56% (236/420)
さば‐さば (「大辞泉」) [副]スル 1 気分がすっきりするさま。さわやかになるさま。「みんな焼けてしまって、かえって―(と)した」 2 物事にこだわらず、あっさりしているさま。さばけているさま。「―した性格」 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%95%E3%81%B0%E3%81%95%E3%81%B0&stype=0&dtype=0 純真無垢な子供だった日は遠く、「春の小川」なら「さらさら」に決まっている、というような既成概念にまみれた言語感覚しか持ち得ない年代に至った私などは、「さぱさぱ」は、人間の態度や気分、性格などを表す「さばさば」や、No.3の方がご指摘の「さっぱり」に影響されて(だと思います)、使うなら、人間の態度等にしか使えない言葉です。 私がその先生でもそう、添削するかな。
- 参考URL:
- http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%95%E3%81%B0%E3%81%95%E3%81%B0&stype=0&dtype=0
お礼
ご意見ありがとうございます。 「さぱさぱ」は「さばさば」と関連しているという見解が多いですね。 「ぱさぱさ」との比較をするより、 「さばさば」の方が比較する対象になるかもしれません…。 何かの影響で私はきっと「さぱさぱ」を使うようになった可能性が有り得ますね。 方言(小学生になる前は関西に住んでました)の関係もあるかもしれません。 もう少し考えてみようと思います。 貴重なご意見ありがとうございました。
- azuki24
- ベストアンサー率49% (907/1826)
「さぱさぱ」は聞いたことがありません。 検索してみると、「ぱさぱさ」あるいは「さばさば」と同様の用法や、「さっぱり」の(繰り返しによる)強調形と思しき用法が見られます。 さっぱり意味不明なものもありますが、何となく微妙なニュアンスが伝わってくるものもあります。 いずれにしても、あまり聞き慣れない・見慣れない表現なので、一般的には「間違い」とみなされる可能性が高いと思います。個性的な感性を表現したものであれば、単純に間違いと決め付けるのはかわいそうな気もします。 http://www.google.co.jp/search?q=%22%e3%81%95%e3%81%b1%e3%81%95%e3%81%b1%22 さぱさぱ かさかさ ぽそぽそ 雪が積もる音がする 水溜りをさぱさぱびったんびったん さぱさぱ、とお湯がわずかに湯船から漏れる。 さぱさぱ溺れる さぱさぱ書きます 綺麗にさぱさぱ歩ける人 上着をさぱさぱ脱いで投げる。 下手脇からさぱさぱご登場 雨がさぱさぱ降っている 雨、さぱさぱ降っとぉ。 髪はさぱさぱ さぱさぱした性格 さぱさぱした物言い さぱさぱした印象 さぱさぱしたチャーハン スープ:さっぱりさぱさぱ ギトギトと、さぱさぱの間 http://www.google.co.jp/search?q=%22%E3%82%B5%E3%83%91%E3%82%B5%E3%83%91%22 (サバの)身がサパサパして サパサパした感じはとてもいい 私の手はさらさら(サパサパ?)して 体育会系的性格でサパサパしていて 性格はサパサパで サパサパ??? 乾燥してパサパサと言いたかったらしい 絞りすぎで甘みもぬけてサパサパした サパサパした女優さん サパサパと(雨の降る)音が聞こえる。 サバサバとは似て非なるサパサパを使ったんだと思う サパサパした固まりで簡単に取扱いが可能 皮は薄く実は少しサパサパしてるが
お礼
大変丁寧な説明、ありがとうございます。 確かに私も「さっぱり」はあるのに…と思っていました。 使用例もたくさん載せていただいて感謝します。 >サパサパ??? 乾燥してパサパサと言いたかったらしい その中に、丁度「サパサパ」を間違いとしている見解もありますね。 参考にさせていただきます。 ありがとうございました。
- al8cino
- ベストアンサー率10% (3/30)
オノマトペって擬態語のことなんですね、知らなかった。。。 サパサパは確かにあまり使わないし、見かけないですね。雪国生まれですが、雪をサパサパと言ったことはないです。印象としては、スパスパに近いような感じですか。パサパサはいい意味ではサラサラ、悪くは汁気の抜けたカスカス、パラパラなんて感じかな。 言いにくいっていうより方言もあるのでは? 研究結果でたら是非教えて下さい。(すいません回答じゃなくて)
お礼
やはり使いませんか…。 "使わない"という意見も大変に参考になります。 「スパスパ」もまたおもしろいですね。 タバコを吸う時の状態でしか使いませんから。 ご意見ありがとうございました。
- o84
- ベストアンサー率31% (128/407)
私は「さぱさぱ」という言葉を見たことがありません。 「ぱさぱさ」なら知っています。
お礼
やはりそうですか…。 「ぱさぱさ」は一般的ですよね。 「さぱさぱ」と聞いてどういったイメージをもたれるかも、 質問の無いように入れれば良かったかもしれません。 貴重なご意見、ありがとうございます。
お礼
ご意見、ご指摘ありがとうございます。 私は現在『音声・音韻探求法 日本語音声へのいざない』(湯沢質幸・松崎寛 著)を参考に考えています。 "感覚的"という表現にご指摘がありましたが、 この本でもオノマトペには一般的な語とは違って、「言語の恣意性」とは言い切れない、根本的に違いがあると書いてあります。 つまり、鐘がカンカンと鳴る。 この「カンカン」とは耳にしたもの(あるいはそれに近いもの)を言葉にしたものです。 カンカンとそれを表す意味がほぼ一致しているというわけです。 これがキャンキャンでも聞こえるならあるわけで、 ガンガンならそれで鐘の音だと言えるのです。 また「カ」と「ガ」なら、どちらが優しい印象を受けるか。 これもほとんどの人が「カ」の方だと答えると思うんです。 つまり感覚でオノマトペを作る、あるいは選んでると言えると思いました。 また、>既成のものか、新規のものか、オノマトペを口にするときに意識しない日本人、区別できない日本語話者がいるんですか一人でも。あなただけでも。 確かに"相手に伝わるかどうか"で一般的なオノマトペを使うことはあるかもしれません。(ほぼ無意識的にですが…。) ですが「さぱさぱ」を使った時、前例を見た(聞いた)記憶はありません。というか、覚えていないに近いです。 しかし使用した当時(そして現在も時々使っている)、一般的にあるものとして使用していたのです。 「さぱさぱ」は他にも使用している方は少なからずもいます。 「ぱさぱさ」と使用する際に感覚的に大きな差がないのに、一般的に使われないのはなぜか。 それについて調べてみたいと思っています。 音声学的に考えてみたり…それこそ音が持つ印象の面から考えてみたり。 質問の仕方が悪かったかもしれません。 しかしこうしてご意見いただけることで、もっと考える機会が得られるので、 大変恐縮ですが、このままもうしばらく回答を受けつけます。 大変貴重なご意見、ありがとうございました。 目から鱗でした。