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ちぐはぐという言葉に語源的に関係する別の言葉はある

でしょうか。ちぐはぐは擬態語のようにも思えますが、どうなのでしょうか。

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  • kine-ore
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回答No.5

#2です。 >純粋な擬態語ではないのですね。  : オノマトペー(音象徴語)には、音や声を言語音で真似た擬声語・擬音語に対し、擬態語には単なる言語音ではない次のようなものが含まれます。 ①生物のしぐさを表す「擬容語」…すやすや・ぐっすり ②人の心理状態を表す「擬情語」…くよくよ・がっかり ③無生物の動きや様態を表す「擬状語」…きらきら・ぴったり 「ちぐはぐに」や「ちぐはくな」など副詞用法としては、この内の③「擬状語」のカテゴリーが近いのですが、「ちぐはぐ」そのものは「ちぐ」と「はぐ」の類義連合語として名詞用法やサ変名詞用法、また動名詞遣いにあたるでしょう。

kaitara1
質問者

お礼

なる程と思いました。

その他の回答 (4)

  • Nakay702
  • ベストアンサー率79% (10004/12513)
回答No.4

>ちぐはぐという言葉に語源的に関係する別の言葉はあるでしょうか。ちぐはぐは擬態語のようにも思えますが、どうなのでしょうか。 ⇒まず、その「ちぐはぐ」の意味を確認しておきます。 「ちぐはぐ」:『広辞苑』によれば、「対応すべきものが不調和だったり不揃いだったりするさま」と説明されています。 そこで本題、この語源として、「ちくとはぐ」という仮説もあり得ると思います。 「ちくと」:『明解古語辞典』によれば、「ちょっと、ちょっくら」の意と説明されています。 「はぐ」:上掲古語辞典によれば、「《矧ぐ》と書いて、「①竹に羽をつけて矢を作る。②引っかける、付ける、はめる」の意と説明され、上掲『広辞苑』によれば、「《接ぐ》と書いて、2つのものを継ぎ合わす」の意と説明されています。 ということで、「ちくとはぐ」は、 (「ちょこっとつながる」≒「よくつながっていない、不恰好につながっている」) →「ちぐはぐ」 という流れ図が描けると思うんですが、いかがでしょうか。

kaitara1
質問者

お礼

興味深いご教示でした。いろいろな要素があるようですね。

  • msMike
  • ベストアンサー率20% (364/1804)
回答No.3
kaitara1
質問者

お礼

拝見しました。こういう説もあるのですね。

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.2

これは「あべこべ」のように、広い意味での擬態語というか象徴辞の類としての類義語を重ねた複合語のようで、あるいは「継(つ)ぎ接(は)ぎ」したその結果の状態を示す変化形表現ではないでしょうか。 「はぐ」 平安期の「宇津保物語」に「腹に竜脳こめて皮をはぎて」とあるのは、「皮を剥ぐ」のではなく「皮を接(は)ぐ/綴(は)ぐ」、つまり「二つのものを付け合せる・補綴する」意味に用いられています。 群馬や山口の方言では「はぐ」は「半端になる」意味のようです。東北一帯でも「はぐた」で「端(はした)/半端」の意味になります。 「ちぐ」 尾張や大分の方言では「不揃い・半端」の意味で使われます。「ちぐもの」なら筑前の方言で「不揃い物/半端物」を指し、そこで福岡方言として不揃いを「ちんちぐ」と言います。 なお、このような「接(つぐ→ちぐ)」のような変化は、発音運動の衰弱化で小開き母韻間でウ列音がイ列音に母韻交替した例としてよくあります。例えば上代東北方言の「布(ヌノ→ニノ)」や、古語の「魚(ウヲ→イヲ)」「蝦夷(エビス→エミシ)」「老ゆらく→オイラク」、また関西方言の「濯(ユスグ→イスグ)」「冷(ツメタイ→チメタイ・チミタイ)」「行(ユク→イク)」など多々あります。

kaitara1
質問者

お礼

興味深いお話を伺えました。純粋な擬態語ではないのですね。純粋な擬態語は考えれば考えるほどわからなくなります絵。

  • g27anato
  • ベストアンサー率29% (1166/3945)
回答No.1

「鎮具、破具」だとする俗説は有りますが、 どうも由来と意味が一致しなくて「チグハグ」な感じです。 以下は個人的な解釈ですが、 「京」(みやこ西日本)」と「蝦夷」(えみし東日本)とでは、母音「う」が「い」に変化する言葉が数多く有ります。 「ちぐはぐ」の「ちぐ」は京の「つぐ」が語源で、蝦夷で「ちぐ」に変化した方言ではないかと考えます。 「つぐ」には「注ぐ」「継ぐ」「接ぐ」などの漢字が宛てられてます。 更に、「接ぐ」には「つぐ」と「はぐ」の読みが有り、「継ぎ接ぎ」と書いて「つぎはぎ」と読みます。 「つぎはぎ」と「ちぐはぐ」…似てると思いませんか? 「継ぎ接ぎ」とは貧困層が古布に「継ぐ、接ぐ」という修繕を繰り返した衣類の事を指してます。 その「つぐ」「はぐ」が蝦夷で「ちぐ」「はぐ」と発音されたとしたら…、 「継ぐ」は「つぐ」から「ちぐ」に変化して、 「はぐ」は「接ぐ」から逆の意味の「剥ぐ」に変化したと考えたら…、 元々の語源は同じ「つぐはぐ」でありながら、 京の「つ」が蝦夷で「ち」に変化しただけで、 言葉は京の「継ぎ接ぎ(つぎはぎ)」が蝦夷では「接ぐ剥ぐ(ちぐはぐ)」に変化したとしたら…、 言葉と意味の捉え方は全く違うものになります。 そのように考えると、 京の文化が蝦夷に移動したことで、京の都人が話す「継ぎ接ぎ」は、 蝦夷の田舎人では意味も捉え方も全く違う「接ぐ剥ぐ」な話になったのではないかと、個人的に解釈する次第です。

kaitara1
質問者

お礼

京と蝦夷の関連は理解しにくかったですが、元は同じものが少し変わったということで食い違いの意味が出てくるのかなと思いました。つぎはぎという言葉もありました。誤ったつなぎ方というような感じでしょうか。英語のジグザグなども連想されました。

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