>「今朝は雨だった」を「今朝は雨ただ」と言わないのはなぜですか。
⇒以下のとおりお答えします。
A 「だ」は、断定の助動詞「である」の簡略形です。
B 「である」の過去形は、「である」の連用形「であ」に過去(完了)を表す「た」を付加して、「であった」となります。促音便により音がつまるので、小さい「っ」が挟まります。その際、語順が、反転して*「たであ」となることはありません。(英語の「助動詞+本動詞」の語順から考えると逆のように見えますので、ご留意ください。)
ということで、AとBから、「今朝は雨だった」の「だった」は「であった」の簡略形であることが分かります。またBから、「だった」の語順が*「ただ」と反転しないことが分かります。