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有機合成化学
出発物質から目的物質を合成するにあたって、 色々な経路をたどって、達成します。 基本的な合成法は、一通り知っていても、 それを自分で考えて思い付くのは かなり難しいなぁと思うこと もあります。 有機合成は、数学に例えると、各種反応が公式で、 合成方法は解法、解き方みたいにある程度 パターン化されたものなんでしょうか。 訓練練習のみならず、 将棋でいうコマの動かし方だけでなく定石も 覚えるみたいなことも必要ですか。 色々な化合物を見て、作り方が頭の中で 思い浮かぶようになりたなぁと考えています。 よろしくお願いします。
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基本的な反応はやっぱり公式のように覚えておくしかないかと思います。というのは反応機構など理論的な裏付けはあるかと思いますが、それでも実際に反応が進行するかしないかは実験的に確かめるしかないからです。 覚えた基本的な反応の使い方ですが、複雑な化合物を何段階かの反応で目的化合物を合成する際の合成ルートの考え方として、逆合成という考え方がよく用いられています。 有機合成の参考書などにも載ってると思いますが、考え方として、基本的な結合生成反応や官能基変換反応の逆向きの方向に分子をどんどん切って行って簡単な構造にしてしまえばよいわけです。最終的にはそのたどった道筋の逆向きのルートが合成ルートになるわけです。 例えば、目的化合物にエステル結合があったら、エステル化反応を知っていればそこの結合を切ることができるといったように、様々な反応を駆使してその逆向きの方向に分子をばらばらにしていけば良いわけです。 ただし、このとき反応の選択性や予想される副反応など様々な条件を考えなくてはなりません。 慣れてくれば、詰め将棋みたいで面白いもんですが、ただ、実際に合成しようとすると思わぬ副反応が起こったり、起こるはずの反応が起こらなかったりするので、泣きたくなることも多々ありますが.....
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- bucchiworld
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ある程度パターン化されていると思います。 そして、あるパターン中で、パターンに従わない反応が見つかると、例えば各種人名有機化学反応などの形で特別扱いされ、新しいパターンを作っているのだと思います。 まあ、それでも従わない反応がいるのが化学の世界なんですが。。。
お礼
ご回答ありがとうございました。 やっぱりある程度パターン化、マニュアル化されている ものなのですね。 人の名前がついている化学反応の由来をはじめて 知りました。 とても参考になりました。 本を読むときなど人名反応が出てきた場合には、 注意してみてみようと思います。
- Yukichan110
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ある程度パターン化していますが・・・ 実際実験などでいけるだろうと合成してみると 全然反応してくれなかったりと理論と現実は かけ離れてます。 (実験者の腕っていうのもありますが(笑)) 高分子になってくると、反応させたい部分が反応せず 別のところで反応が起こってしまったり・・・ 定石は覚える方が、うまく合成が行かなかった場合の 回り道の仕方や理由が”ぴん”とわかる可能性も高いので 覚えるのはいいことだと思います。
お礼
ありがとうございました。 自分自身で考えるのではなく、 定石を暗記することも取り入れてみよう と思います。
お礼
ありがとうございました。 基本的な反応は暗記した上で 合成経路を考えられるようにしていきたいです。 実験室などで合成するには、副反応、分解、蒸発、 収率、薬品の値段など様々な条件が重なってくる と思います。 初心者なので、 初期段階として、まずは、理論上で頭の中で 描けるように努力していきたいと思います。