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数学の論証問題
数学の論証問題の解き方・解答の方針を教えてください。『次のような条件を満たす集合Aがある。 (i)Aの要素は正の実数である。 (ii)Aは少なくとも2つの要素をもつ。 (iii)p∈A、q∈Aでp≠qならば、p/q∈Aである。 このとき、次の(1)、(2)の問いに答えるという問題です。 (1)Aは無数に多くの要素をもつことを示す。 (2)1 ∈A、2 ∈Aであるとき、全ての整数nに対して、2^n ∈Aであることを示す。』
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(1) Aは少なくとも2つの要素をもつのでそれをp,q(ただしp≠q)として, p=1でありq≠1であるなら,(2)で示されるようにq^nはAの要素となる。 p≠1でありq=1であるなら,pとqを入れ替えて考えれば上記と同じ。 p≠1,q≠1であるなら,(必要ならpとqを入れ替えて)p/q≠pかつp/q≠qとできる。したがってp,qのどちらとも異なるAの要素p/q(≠1)がある。これを繰り返せばAは無数に多くの要素をもつと言える。 (2) 1∈A,2∈Aであれば1/2∈A 1/2∈A,2∈Aであれば(1/2)/2=1/4∈A 1/4∈A,2∈Aであれば(1/4)/2=1/8∈A 1/8∈A,2∈Aであれば(1/8)/2=1/16∈A また 2∈A,1/2∈Aであれば2/(1/2)=4∈A 4∈A,1/2∈Aであれば4/(1/2)=8∈A 8∈A,1/2∈Aであれば8/(1/2)=16∈A 以下同様に2^n∈Aが示せる。
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- tmppassenger
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(1) Aは少なくとも2つの正実数をもつので、0<x<yなるx,y∈Aがある。x≠yである故、x/y∈Aかつy/x∈Aであるが、この時0<x/y < 1 < y/x。 Aが有限集合と仮定すると、Aに属する実数には、最大のものM, 最小のものLがある。0<L≦x/y < 1 < y/x≦Mである。M≠Lである故、L/M∈A。0<L/M<1<Mである故、M≠L/M。従って M/(L/M)∈Aであるが、M/(L/M) > Mである故、MがAに属する最大のもの、という事に反する。 (2) 1/2∈Aとなるから、帰納法により明らか。