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【哲学・意識世界と無意識世界】意識世界と無意識世界
【哲学・意識世界と無意識世界】意識世界と無意識世界の違いを教えて下さい。 無意識世界とは寝ているときです。 自分で制御できる世界が意識世界で自分で制御できない世界が無意識世界という認識で良いのでしょうか?
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以下のとおりお答えします。 >自分で制御できる世界が意識世界で自分で制御できない世界が無意識世界という認識で良いのでしょうか? ⇒ごく雑駁に言えば、「暫定的に」そう認識しておいていいかも知れませんね。 しかし、少し細かく言えば、状況はもっと複雑だと思います。少なくとも、次の3項目ぐらいは追加しておきたいところです。 (1)意識世界は一様ではない 意識世界は必ずしも自分で制御できる世界とは限らず、制御できる世界と制御できない世界に分かれるでしょう。細かい弁別はこうなります。 ☆自分で制御できる世界:意識世界の一部。 ☆自分で制御できない世界:意識世界の一部と無意識世界の全体。 (2)「潜在的」(Subliminal)意識 意識世界と無意識世界の間に、潜在意識の世界があります。脳は知覚したのに、その脳の主には自覚がないような場合です。TVや映画の画面でほんの一瞬間(約20分の1秒ぐらい)、例えば、コーラをおいしそうに飲んでいる場面を見ると急にコーラを飲みたくなることがあります。いわゆる、サブリミナル効果と言われるものです。これは、自分は見た覚えがないにも関わらず、脳が知覚したことの紛れもない証拠です。これを称して、潜在意識の世界と言います。 (3)無意識の意識化 意識できることの限界を「意識閾(いしきいき)」と言うそうですが、この意識閾の付近は断絶しているのでなく、連続しているそうです。つまり、意識世界と無意識世界は明確に区分できるようなものでなく、連続的な移行の部位であり、特に、意識閾に直近するところにある意識・無意識は、例えば、催眠などの精神分析的な技法を適用すると相互に転じることがある、ということが知られています。
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