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始末書と顛末書の違いを教えて下さい。
始末書と顛末書の違いを教えて下さい。 始末書と顛末書だとどちらの方が重たいのですか?重度はどちら? あと社内向けと社外向けの差があると書かれていましたがどちらが社外向けなのですか? 始末書は社外に出さないで身内で片付ける事故ってことですか?
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「始末」は、辞書に書いてあるとおりですが、ザックリ言って「始末書」は、事件事故の事情を最初から最後まで説明するとともに、その原因となった自分の「不始末(故意・過失)を詫びる書面」です。反省文、と言えば分かり易いでしょうか。 「始末書を出す」のは、自分の責任を認めたことであり、処分権限を持つ上司から求められて提出するのが普通です。 もちろん、重大事故を起こした場合、自主的に反省して始末書を出しても構いませんが、自分で始末書を出すべきだと考えるような状況だと、上司からは「始末書ではなく辞表を出せ」と言われるんじゃないでしょうか。 これに対して顛末書は、「顛末」という言葉から察するに「事件事故の状況を初めから終わりまで客観的に説明した文書」だと思われます。自分のミスを認め「詫びるものではない」でしょう。 あえて、社内向けと社外向けに分けるなら、始末書は処分権限のある社内の誰かに対して出すものであるので「社内向け」、これに対して「顛末書」は、誰かに事情を説明するものと考えられますので、「社外向け」と言えるでしょう。 マスコミに向けて、事件の顛末書を出すことなどはありえます。 が、社内に向けて、「事情を客観的に説明する文書」を出してはならないという理屈はありません。「こうして、そうなって、ああなった。今後は、自然現象にも対応した管理をしなければならない」的な文書を上司に提出したっていいと思います。 つまり、「顛末書」は、社内社外どちら向けでもいいと思います。 > 始末書は社外に出さないで身内で片付ける事故ってことですか? そうとは限りません。「始末書の提出」は、クビや減給、左遷などと同様の、社内での「処分(責任追及)」の一法です。 大惨事を引き起こし、世間から囂々たる非難を浴びていても(つまり身内では片付かない大事故でも)、社内で「前任者の責任で本人にはほとんど関係ナイ」と思われれば、始末書の提出を命じられてオシマイになる場合だってあるでしょう。 とにかく、始末書は、処分権限のある上司(社長を含む)に向けて提出するものです。
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