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古典:活用形の判断について
こんにちは! 今受験勉強の真っ最中なんですが、古典文法をやっててわからないところがあります(><) 例えば『聞く』という単語があります。 打ち消しの「ず」をつけて、『聞かず』。「ず」の前が、 「か~ぁ」になり、よってこれは四段動詞になります! けど私は『聞けず』?『聞かず』? 下二段?四段?どっちなの?と、わからなくなります 同じ様に「立つ、言ふ、etc.」 いちいち辞書で確認するしかないのでしょうか。 見極め方を教えてください!!
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要するに、現代語の「行かない、行けない」「言わない、言えない」「書かない、書けない」の違いと同じですね。 現代語だと、「行く」という五段動詞がもともとあって、それが可能動詞化して「行ける」という下一段動詞になるわけです。 だから、現代語だと「行かない」「行けない」の2パターンあるわけですね。 これを古文に当てはめてみると、「行く」という四段動詞とそれが可能動詞化した「行く」という下二段動詞があって、それぞれ「行かず」「行けず」になりそうな感じがしますが、実際にはそうではありません。 古文では動詞が可能動詞化することは無いのです。 つまり、現代語にあるような「行く」→「行ける」というようなパターンは古文には無いのです。 したがって古文には「行けず」とか「聞けず」という表現はありません。 だから「行く」や「聞く」は間違いなく四段です。 ただし、「立つ」は別です。「立つ」には四段も下二段もあります。 四段の「立つ」が可能動詞化して下二段の「立つ」になったのではなく、もともと四段の「立つ」と下二段の「立つ」の二つの動詞があるからです。 (下二段の「立つ」は「立つことができる」という意味ではなく「立たせる」という意味ですからね)
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- ichao
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「自動詞」と「他動詞」に付く場合の「ず」ですね。 ともかく、どう考えればいいのかについて説明します。 「ず」の接続(上に付く語)は「未然形」ですよね。(助動詞を覚える時、接続も一緒に覚えてください) だから ・「-a」段に接続すれば、上の語は「四段活用」 ・「-i」段に接続すれば、上の語は「上二段活用」 ・「-e」段に接続すれば、上の語は「下二段活用」 というようになります。(他の動詞の活用の種類は覚えておかなければなりません) で、自動詞と他動詞ですが、 ・「…(が)……」のように動作や作用が主語自体に生じるだけで、他には及ばない動詞は「自動詞」 ・「…(を)……」のように他への働きかけを示す動詞は「他動詞」 だから、「木(が)立つ」は自動詞、「木(を)立つ」は他動詞になります。自動詞は「木が(自分で)立っている」ことで、他動詞は「(誰かが)木を立てる」ということです。このように基本形(終止形)が同じでも、活用の種類が異なる語が存在するわけです。 自動詞と他動詞は次のように区別できます。 1.活用が同じもの (自)花開く、(他)窓を開く 2.基本形は同じでも活用の種類が違うもの (自)前に進む(四段)、(他)話を進む(下二) 3.基本形が異なるもの (自)我起く(上二)、(他)彼を起こす(四段) (自)時が移る(四段)、(他)時を移す(四段) で、polishさんが悩むのが「2」のケースですね。 一応、文法の本等で確認してください。特に四段と下二段に何種類かありますが、上の説明で見当つきませんか。 わからない場合は、もう少し細かく説明しますが・・・ それから、注意しなければいけないのは、古典語の下二段活用と現代語の下一段活用です。 例に挙げている「聞く」ように 四段は「聞か・聞き・聞く・聞く・聞け・聞け」 下二は「聞け・聞け・聞く・聞くる・聞くれ・聞けよ」 となります。下二段の連体形や已然形って変に感じませんか。「聞く」は下二段活用はしません。四段活用だけです。同じように、自動詞他動詞の別を考え、未然形だけでなく、全部活用させてみてください。現代語の「聞ける」で活用させてませんか。 後は慣れです。 暑い中、大変でしょうが体調に注意して受験勉強頑張ってください。
お礼
回答ありがとうございます! >例に挙げている「聞く」ように 四段は「聞か・聞き・聞く・聞く・聞け・聞け」 下二は「聞け・聞け・聞く・聞くる・聞くれ・聞けよ」 となります。下二段の連体形や已然形って変に感じませんか。 おっしゃるように下二段の活用は変に感じます。 これからは未然形だけ考えずに全部活用して考えます。 受験勉強も頑張ります☆
- engine55
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古典文法の最初で迷いやすい所です。 とりあえず、両方成り立つときはア段=四段活用と思ってください。 実際は、四段と下二段の両方の活用を持つものもあります。(「たまふ」が代表的。四段=尊敬、下二段=謙譲) 一部例外はありますが、ア段が成り立つ=四段活用と考えてください。
お礼
一番乗りの回答ありがとうございます。(^-^) >とりあえず、両方成り立つときはア段=四段活用と思ってください。 わかりましたv困った時は四段動詞で考えます!
お礼
回答ありがとうございます! >古文では動詞が可能動詞化することは無いのです。 つまり、現代語にあるような「行く」→「行ける」というようなパターンは古文には無いのです。 したがって古文には「行けず」とか「聞けず」という表現はありません。 だから「行く」や「聞く」は間違いなく四段です。 『納得!』って感じです。古文には可能動詞がないんですね。なるほど~!例外は立つですね。