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前置詞句は文の要素になる?

The cat is on the table. SVC I let the cat on the table. SVOC The cat on the table(S) is Tama.SVC The cat sleeps on the table.SV 私は今まで前置詞句は文の要素にはならず、M修飾語句で副詞的役割だという認識でしたが、上記のように説明している記事がありました。学校や予備校では文の要素にはならないと教えられていたと思うのですがなんでそのように間違った教え方をしていたのでしょうか。

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  • Nakay702
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回答No.2

以下のとおりお答えします。 >前置詞句は文の要素にはならず、M修飾語句で副詞的役割だという認識でした >学校や予備校では文の要素にはならないと教えられていたと思うのですがなんでそのように間違った教え方をしていたのでしょうか。 ⇒「間違った教え方」というわけではないと思います。単に、考え方・解釈・目的の違いなどによって、規則化・体系の説明の仕方に違いが出てくるだけでしょう。 例えば、初学者に教えるための説明と研究のためでは、目的が違うのですから、それぞれに適した文法の解釈や規則化が違ってくるのは、当然といえば当然ですね。 確かに、学校文法では、The cat is on the table. はSVと、I let the cat (be) on the table.は SVOと習いますね。しかし、それぞれをSVC、SVOCと分析解釈するのも、もちろん、それなりの意味があるから主張するんだと言えるでしょう。仮に、その説を「SVC説」とし、その主張者を「SVC説者」として、周辺状況を以下で見てみましょう。 「他動詞・自動詞の別」は、目的語を取るか取らないかで分けられます。目的語を取るのが他動詞、取らないのが自動詞ですね。また、補語を取るか取らないかで「不完全動詞・完全動詞の別」が分けられます。補語を取るのが不完全動詞、取らないのが完全動詞です。 この区分基準に従えば、「be動詞は不完全自動詞」ということになります。つまり、補語を取ります。例えば、こんな具合です。Kittens are pretty.「子ねこは可愛い」のようになります(もちろん、pretty「可愛い」が補語)。 ところが、be動詞には、《つなぎ動詞》(繋辞)「○○は~である」と《存在動詞》「○○は~にある・いる」との2とおりの意味機能があります。すぐ上の文はつなぎ動詞の例ですが、冒頭に引用されているThe cat is on the table.は存在動詞の例ですね。これの文型をSVと見る学校文法では、おっしゃるとおり、on the tableは副詞句(修飾語句)として文の主要素から外されていますね。 しかし、この解釈にはちょっとした矛盾が含まれます。つまり、「ある場合(つなぎ動詞)には、beを不完全動詞としながら、別の場合(存在動詞)は完全動詞として」扱うことです。「SVC説者」に言わせると、《この不整合が1つの問題である》ということでしょう。 さらに、「格構造論」の観点から見ると、Kittens are pretty. のprettyが補語(主格補語)であるなら、The cat is on the table. のon the tableも立派な補語(状況補語)である。同じ補語でありながら、この扱い方(主要素と修飾語句!)は落差が大きすぎる。せめて「異種」くらいの関係性を持たせて扱うべきである。それというのも、「○○がある・いる」と言う場合の所格「~に(ある・いる)」は、「動詞の不完全性を補う語句として十分に文の主要素として設定される意味・必要性がある」、と言えるからである。 以上が「SVC説者」の論拠(と考えられること)です。まとめれば、「存在や往来の動詞に対する所格的意味合いの語句を文の主要素と認めれば、より正確な文型説が成立する」というのが「SVC説者」の代弁ということになるでしょう。(「存在や往来の動詞」のみですから、例えば、冒頭のThe cat sleeps on the table.などの場合は従来どおりSVという解釈のままでいいことになります。)ただし、そのためには、「前置詞句は文の主要素にはならない」という規則に「例外を設定する」ことと、「文型数をもっと(「10文型」以上に)増やすことが必要となるでしょう。(不一) 以上、暫定的なご回答まで。(不明点や疑問点などありましたら、またコメントなさってください。折り返し、お答えするつもりです。)

CK2021P
質問者

お礼

完全動詞という言葉も初めて聞きました 細かい分類の言葉がたくさんでてきますね見え方がどんどん変わります。 諸説あることがわかっただけでも頭の中が整理できてありがたいです。 Toeicの問題集の解説等は間違いを恐れてか解説が簡素化されすぎて細かな違いに気づけ無い事ばかりです。

その他の回答 (1)

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.1

1。学校や予備校では文の要素にはならないと教えられていたと思うのですがなんでそのように間違った教え方をしていたのでしょうか。  五文型の文の要素は、S、V、O、Cの四つです。Mは前置詞句は入ります。 2。私は今まで前置詞句は文の要素にはならず、M修飾語句で副詞的役割だという認識でした  Mは、五文型の分類では蚊帳の外ですから、そう言う見方も可能です。Mというコウモリを毛物に入れるか鳥に入れるかというだけの話です。 3。まあ今から未来にかけて、数限りない数の文をたった五つに分けるのは、必要だと思う人でもごく初歩の段階にだけ役立つと思います。

CK2021P
質問者

お礼

ありがとうございます 前置詞句はMになるんですね 分類の仕方をどうするかで違ってくるということですね 強引に5つに分けてる側面があるんですね

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