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前置詞句は補語になってはならないのでしょうか
私は以前、東大の英文科出身の方から、 「”前置詞+前置詞の目的語”という前置詞句は形容詞句もしくは副詞句として働く。但し、形容詞句となった場合は名詞を修飾する働きはあるが文の要素である補語(c)となることはできない。」 と習いました。 その後、知人から 「 He is in Japan. や He is from Japan.のような文は、前置詞句は補語でも副詞句でもどちらでも解釈できる」 との話を聞きました。 私も人のことは言えないのですが、この知人はTOEICでスコア600も取れないほど英語が出来ないので、どうしても東大の英文科出身の方の言葉が正しいのではないかと考えております。 しかし現在、英語が出来ないなりにその後も長年英語を勉強し続けた結果、知人の言うように前置詞句は補語としても働くと考えたほうが気分的にスッキリすると感じるようなことがかなりあります。とはいえ、私にとっては権威とも思える東大の英文科出身の方の言葉が常に頭をよぎり、前置詞句を補語と解釈するのは誤りであるのではないかと不安になります。 「前置詞句は補語になってはならない」というルールは間違いないのでしょうか。前置詞句が補語になるという説がある場合、可能でしたら権威には権威ということで、前置詞句が補語になる場合のことを説明した本を読めば安心できますので、そのような本をご存知でしたらあわせて教えていただきたいと思います。
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実は,同じような質問はたびたびあり,私も何度か回答しています。「前置詞 補語」などで,このカテ内で検索すればいくつか見つかると思います。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2041237.html ここでも述べていますが,He is in Japan. の場合,He is だけでは文意が通らず,in Japan というのは文に不可欠であり,修飾語というよりも,補語と考えてもいいのではないでしょうか。 ただ,辞書をよく引いている人なら気がつくと思いますが,自動詞のなかには,修飾語が不可欠なものがあり,「不可欠」=補語,とは言い切れないという反論はあると思います。 形容詞と副詞の線引きは難しく,同形のものもあれば,形容詞 high に対して,副詞 high, highly のように2つの副詞があったりします。 また,be 動詞の補語になる副詞というのもあるのです。The flowers are out.「花が咲いている」,He is in.「彼は在宅している」,School is over.「学校が終わった」などがそうなのですが,辞書によってはこの out, in, over は形容詞に扱われています。 「形容詞」「副詞」「補語」の定義や,be 動詞の扱いによって,意見は異なると思います。
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- lukelivestrong
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以下は英文法大全からのコピペです。 (2) 形容詞句 形容詞に準じた働きをし、後から名詞を修飾する連体的用法と、主語または目的語に対して補語の働きをする叙述的用法の2つがあります。これには「前置詞+(代)名詞」や不定詞、現在分詞、過去分詞を中心としたものが多く含まれます。 Bring me the newspaper on the table. (テーブルの上の新聞を持ってきておくれ) I have no friends to talk with. (私には語る友がいない) Foreign tourists visiting Japan increase in number year by year. (日本を訪れる外国の旅行者は年毎に増える) Many cars made in Japan can be seen in the United States. (アメリカでは日本製の車が多く見られる) I found the door broken open. (私はドアがこじ開けられているのがわかった) つまり、前置詞句も形容詞句の働きをする場合があるということで、補語の働きをする場合があるということです。 これ実は、私も wind さんに以前御教授いただいたことで、調べてみて初めて知ったことです。
お礼
非常に参考になりました。どうもありがとうございます。
- wind-sky-wind
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前置詞句でも of importance や,in good health のような語句は形容詞と同じように,状態を表しますので,補語と考えるのが普通です。 in Japan のような場所を表す前置詞句の場合は,副詞句であると考える人が多いと思いますが,in Japan で「日本にいて」という存在を表し,be 動詞は「~である」という意味にとれば,in Japan を補語と考えることも可能です。 from Japan や against ~「~に反対で」のような場合はその中間になるでしょう。in Japan を補語にとる立場であれば,問題なく補語と考えることになります。 私も,生徒に文型を教えるとき,副詞や前置詞句は,M としてはじけ,と説明します。 最初はそれでいいと思います。しかし,in Japan は微妙ですが,of importance, in good health, さらに at home(「在宅して」でなく,「くつろいで」の場合ですが)などは補語と考えてよいでしょう。
お礼
>私も,生徒に文型を教えるとき,副詞や前置詞句は,M としてはじ >け,と説明します。 >最初はそれでいいと思います。 そうですね、確かに最初のうちは複数の解釈を説明するよりもひとつの解釈のみを教えておいたほうが混乱しなくていいと思います。 実際に私も前置詞句をMとしてはじくというルールで全く問題なく英文を読むことが出来ました。 私に英語を教えてくれた東大英文科出身の方もおそらくwind-sky-wind様と同じように考えて、単純なルールを教えてくれたのかもしれません。
お礼
> 実は,同じような質問はたびたびあり,私も何度か回答しています。「前置詞 補語」などで,このカテ内で検索すればいくつか見つかると思います。 申し訳ありません、ログをしっかりと検索しておくべきでした。 私の質問の内容は唯一の学説があるわけではなく、前置詞や補語の定義により意見が分かれる内容なのですね。 非常に参考になりました。どうもありがとうございます。