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酸・塩基反応
酸の反応として、 強酸(例HCl)+弱酸の塩(CaCO3)→強酸の塩(CaCl2)+弱酸(H2CO3=H2O+CO2) になりますよね。 で、質問なんですが、塩基でも同じことができるのかどうかなんです。 強塩基(例NaOH)+弱塩基でできた塩(MgCO3)→強塩基でできた塩(Na2CO3)+弱塩基(Mg(OH)2)が起こるのでしょうか? 炭酸塩でなくて硫酸塩では、 2NaOH+MgSO4→Na2SO4+Mg(OH)2の反応が起こるのでしょうか?また、この反応はNaOHが塩基、MgSO4が弱酸として働く酸塩基反応(中和反応)と解釈していいのでしょうか? 頭の中でぐちゃぐちゃになってしまい、混乱しています。 よろしくお願いします。
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- ensof
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私は受験生で格別深い知識をもってるわけではないのですが、同じようなことを最近考えたので、自分なりの考察を書かせていただきます。 >塩基でも同じことができるのかどうかなんです。 弱塩基の遊離反応といえるものに、有名なものが確かにあります! ⇒アニリン塩酸塩+NaCl→アニリン+HCl+H2O ここで、塩基とは何かについて考えてみたのですが、 とりあえず高校の教科書に出てくる塩基は大きく分けて2つ。 1.NH3、アニリン 2.金属の水酸化物塩(Mg(OH)2など) 1に関しては、水素イオン(プロトン)を受け取るので、ブレンステッドの定義でいう塩基と胸を張っていえますが、 2に関しては、水酸化物イオンOH-が塩基の役割を果たすのであって、例えばMg(OH)2がどの程度塩基としての力を持っているのかは、電離度がそのまま影響してるのではないかと思います(だから、アルカリ金属が強塩基と分類されている) >2NaOH+MgSO4→Na2SO4+Mg(OH)2の反応が起こるのでしょうか? そうすると、件のMgSO4は、確かに弱塩基でできた塩で、確かにMg(OH)2の白沈殿が生じると思いますが、別にMgSO4がプロトンを出すわけではないので、僕はこれを中和反応とは呼びたくないですね(==;) また、たぶんこの反応は平衡状態になるんじゃないかと。 何か、不合理・誤っている点がありましたら、どうか御指摘よろしくお願いします。 あくまで、参考にしていただけたらと思います。
- 38endoh
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> 質問なんですが、塩基でも同じことができるのかどうかなんです。 確かにそんな傾向はありそうですが,一概には言えないでしょう。 塩基の場合は発泡ではなく沈殿生成反応になると思いますが,沈殿生成におけるカチオンとアニオンの相性は,塩基性だけでなく求核性なども重要になります(詳しくは HSAB 則について調べて下さい)。塩基性だけでは議論できません。 化学便覧(丸善)には溶解度積の一覧表がありますので,一度,成り立つ範囲などを調べてみては如何でしょう?