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Vey iz mirの意味をおしえてください。

Bernard Malamud のThe Fixerという小説を読んでいます。 第一次大戦前のKievを舞台にして、冤罪を負わされる一人のユダヤ人を追う物語なのですが、今やっと半分まで読み進んだところです。 そこで質問なのですが、 この話の中で、冒頭と、真ん中の部分の計二回、主人公のユダヤ人Yakov Bokの口から思わず出てくる、"Vey iz mir"という言葉があります。 これは、いったい何語で、なんと言う意味なのでしょうか? 自分なりに調べてみたのですが、見つけることができませんでした。 何かの慣用句のようなものだとは思うのですが、ご存知の方がいらっしゃいましたら、おしえていただけないでしょうか? 何語かもしれないといったヒントのようなものでもけっこうですので、ご協力をお願いします。

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noname#29108
noname#29108
回答No.3

"Woe is me." "What Women Want" という映画で心理学のドクターが、主人公のメルギブソンが女の気持ちが読めることがわかって驚いてOy vay iz mir! を言っていました。けど必ずしもユダヤ系の人という設定ではないようです。

noname#11434
質問者

お礼

toscairnさん、どうもありがとうございます! おまけに、面白いエピソードまで紹介してくださって‥。vayとveyはyw2さんが説明してくださったように、ヘブライ文字の表記では同じ言葉になるわけですね。疑問が解けて、とてもうれしいです。それだけじゃなく、作品の大事な要素がたくさんそれに絡んでいたこともわかりました。 "Woe is me." ですと、「ああ悲しいかな」と辞書にはあります。僕が予想していた「ああ神様」というのとは、似ているようで、全然イメージが違いました。 悲壮なつぶやきと思っていたのですが、それを通り越してユーモラスな響きもありますものね。主人公のYakov Bokはユダヤ人ではあるけど、敬虔な信者ではなく、自分はfreethinkerだと言っています。愛読書はスピノザ。「ああ神様」より、はるかに言葉としてぴったりなイメージな気がします。ほんとにありがとうございました。 yw2さんに、「イディッシュ語でしょう」と教えていただいてから、私も「テレビドラマに出てくるイディッシュ語」というすばらしいページを見つけましたので、よろしかったらお時間のあるときにご覧になってください。もういちど、ありがとうございました! http://www.asahi-net.or.jp/~VZ4S-KUBC/yid-yiddishtv.html

その他の回答 (2)

noname#7772
noname#7772
回答No.2

No.1ですが。本来イディッシュはヘブライ文字で表記されますので,ラテン文字に直すと,書いた人により種々な表記になります。

noname#11434
質問者

お礼

ユダヤ人はヘブライ文字とともに旅し、流浪の先々の国の言葉を写し取っていたんですね…。ラテン文字に書き下ろすのは、便宜上、ということなので、あまり統一性がないということでしょうか。ありがとうございます。勉強になります。

noname#7772
noname#7772
回答No.1

恐らく,イディッシュでしょう。キエフには多数アシュケナージがおったそうです。彼らの言葉はドイツ語を基礎とした言葉のイディッシュ(Yiddish, Jiddisch)でした。 Vey(?) iz(ist) mir(mir)"()内は該当するであろうドイツ語ですが。どのような場面で出てくる言葉なのでしょうか?状況によって”vey"に当たるドイツ語が分かるかも知れません。

noname#11434
質問者

お礼

ありがとうございます! とても助かります。 基本的な事実を理解していなかったんですね。 闇雲にラテン語の辞書などを調べていたおばかでした。 イディッシュ語ということで、その歴史について解説したページも見つけることができましたので、作品世界の色彩が俄然自分の中で増してきました。本当にありがとうございます。 問題の場面は、まず作品の冒頭部分です。 From the small crossed window of the room above the stable in the brickyard, Yakov Bok saw people in their long overcoats running somewhere early that morning,everybody in the same direction. Vey iz mir,he thought uneasily,something bad has happened. … (レンガ工場にある、馬小屋の屋根裏部屋から、格子のはまった小さな窓越しに、ヤコブ・ボックは、長い外套を着た人々が朝早くからどこかへ走っていくのを見た。誰もが同じ方角に向かって走ってゆく。Vey iz mir、彼は不安に捉えられながら思った。何か、よくないことが起こったにちがいない。…) もう一ヶ所は、小説のちょうど中ほど。獄中に捕らえられたBokを、彼の無実の可能性を認める唯一の人間であるBibikovという捜査官が訪ねてきたときの場面です。 …I will tell you in the strictest confidence what most troubled me is that although the Ministrer of Justice listened courteously and with obvious interest, I left with the unmistakable impression that he expects the evidence to confirm your guilt.' 'Vey iz mir.' (…きみに、私がいちばん頭を痛めていることを極秘で話すが、法務大臣は私の話を丁重にしかも大いに興味を示して聞いてくれたにもかかわらず、彼自身は君を有罪にする証拠が出てくることを期待している。大臣のもとを辞すとき、私にははっきりとそれがわかった。/「 Vey iz mir.」) 「ああ神様」みたいな言葉なんでしょうか… 手がかりを与えていただいたので、また、自分でも調べてみますが、もし、また何かおわかりでしたら、教えていただければ幸いです。いろいろありがとうございました。ほんとに大感謝です。

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