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世界史におけるアメリカ史の扱い
300年もないですし、今からアメリカ史を専門に勉強したいって人がいても「大体今いるアメリカ史の学者が見つけてるんじゃないの?」と思います そこで質問なのですが アメリカ史を勉強した方の意見が聞きたい(魅力とか)のと、アメリカ史を専門に勉強して未来はあるのか聞きたいです ネイティブアメリカンの生活とか文化と言い出したら考古学とか民俗学(?)の世界だと思うのですが
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現代の民主主義システムを語る上においてアメリカ合衆国という存在を抜きにすることはできません。 民主主義と社会主義の成立はフランス革命があったからこそですが、そのフランス革命はアメリカ独立宣言が火種となりました。 だからアメリカ合衆国の成立とその歴史を研究するのは、民主主義や資本主義を研究する上で参考になるでしょうね。 >アメリカ史を専門に勉強して未来はあるのか これってどういうことですか。日本の大学で研究者の地位が手に入るかとかそういうことですか。何かを勉強してそれをどう生かすかはその人次第であり、専攻して勉強すればそれだけで食っていけるなんてほど学問の世界も甘くはないですよ。アメリカ史を専門に勉強するなら、英語に堪能なのは必須でしょうしね。
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- ichikawa2017
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>大体今いるアメリカ史の学者が見つけてるんじゃないの? 歴史学というのは史実(起きた事実)を時系列に並べるだけのものではありません。 殆どの史実はお互いに原因でもあり結果でもあるという関係にあります。 同じ原因(史実)でも時代や国や民族が異なると違った結果になります。 これにはその時代の国や民族の価値観が大きく影響します。 これ等を全て明らかにして初めて一つの史実を解釈したり評価することができます。 ある史実を評価するにはそれに関わる事柄はこれで充分と考えるか否かは研究者次第です。 結果として今までアメリカ史を研究してきた人々それぞれの解釈や評価があるということです。 歴史学は文献などの文字史料を基にして研究する学問ですが文字史料があってもどのような意図や意向で書いたのかということが書き残されていないことが多々あります。 この意図や意向を明らかにするのも歴史学者の重要な研究です。 つまり、先人が何人ようとどれだけ文献や文字史料が残っているかが分かっていても一向に差支えがないということです。 >アメリカ史を勉強した方の意見が聞きたい(魅力とか) 日本の明治維新はペリー来航から西郷を首領とする西南戦争終結までの期間とされていますが、なぜアメリカがペリーを日本へ派遣したのかを理解する必要があります。 ぺりーはアメリカの捕鯨船の補給基地を手にいれるために来航したと言われますがそれだけであるなら日米和親条約など必用がないということになります。 これを説明するには、当時アメリカがどのような状況だったのかヨーロッパとの関係はどうだったのかという説明が必要になります。 更にその後の日米による戦争はなぜ起きたのかを知るためにはアメリカ史が欠かせません。 >アメリカ史を専門に勉強して未来はあるのか聞きたいです。 社会学や経済学は自然科学と違って実験ができません。 代わりに歴史から学んで将来を予測する以外に方法がありません。 従来アメリカが最も影響力が強い国家でしたが最近陰りが出始めています。 ローマ帝国がなぜ滅んだのかという歴史的なテーマがありますが現実に日々動いているアメリカを理解する方が早道です。 この為にはアメリカ史は欠かせません。 ローマは一日にしてならずと言われるように一国の国民や民族の価値観は一朝一夕にして出来上がるものではありません。 つまり今後の世界情勢を予測するには最も影響力が大きいアメリカの価値観を理解する必要がありますのでアメリカ史を学ぶ必要があります。 現在及び将来を予測できるようになるというのが歴史を学ぶことによって得られる最大の副次効果です。 今後数年の動きが世界史的な歴史の転換期になると考えられます。 歴史の転換期に立ち会うというのはメッタにできることではありません。 それを実感するにはアメリカ史の知識が不可欠です。 蛇足 学問と勉強の違いを学ばれることをお勧めします。 参考 学問と勉強の違い - 雪見、月見、花見。 http://snowymoon.hateblo.jp/entry/2013/01/16/222743 図を使って分かり易く解説しています。 「学問って何?」という疑問にズバリ回答!-高校と大学の決定的な学び ... http://share-study.net/what_is_academic_study/