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アメリカ映画・ドラマ・小説に描かれるユダヤ系アメリカ人の魅力と差別、生活・文化について
- アメリカ映画・ドラマ・小説に描かれるユダヤ系アメリカ人は、少し一般社会からずれた魅力的な人物として描かれることが多いです。
- しかし、これだけで一般化することはできず、ユダヤ人の人格形成やアメリカにおける差別にはさまざまな要素が関わっています。
- また、戦争もの以外でアメリカにおけるユダヤ人の生活や文化が描かれている作品も存在します。
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ユダヤ人が製作することの多いアメリカ映画、ユダヤ人はごまんと出てきますが、その生活や社会まで描いている作品は意外と少ないんですよね。以下、「ああ、ユダヤ人だな」と意識できるような、アメリカが舞台、もしくはユダヤ系アメリカ人が主人公の映画を挙げてみました。 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」 20世紀初頭、ニューヨークのユダヤ人移民の生活が描写されています。 ギャングものではありますが、新天地でアウトサイダーとしてたくましく生きていく少年たちの姿と、街の中を普通に歩くウルトラオーソドックスの服装のユダヤ人たちの日常生活が垣間見られる映画でした。 「プロデューサーズ」 ニューヨークの演劇界を皮肉ったコメディミュージカル。ヒトラーを崇拝するドイツ人一人を除き、登場人物が全部ユダヤ人です。ユダヤ人がエンターテイメント界を牛耳っていて、出資するのもユダヤ人。ユダヤ人を怒らせるような演目を上映して舞台をコケさせ、浮いた制作費をふところへ入れてしまおうと、悪賢いプロデューサーがヒトラーを賞賛するようなテーマのミュージカルを企画する、というストーリーです。 「夏休みのレモネード」 カトリックの少年が、異教徒を改宗させれば天国へ行ける、という兄の言葉に従いユダヤ教会に通いはじめ、ユダヤ人の少年と仲良くなっていくというストーリーです。 「イン・ハー・シューズ」 わかりづらいですが、登場人物が皆ユダヤ系です。マイアミのユダヤ人は裕福な老人が多く、主人公たちの祖母もマイアミの非常に設備の整った老人ホームに入居しています。中盤では、キリスト教にユダヤ教徒を改宗させるという新興宗教に目覚めた女性が登場し、その家族をやきもきさせます。主人公の彼氏もユダヤ人で、当然ユダヤ式の結婚式も描かれます。 「僕の大事なコレクション」 ユダヤ系アメリカ人の青年が、自分のルーツを探るためウクライナを旅して回るコメディです。 「刑事エデン/追跡者」 ニューヨークのユダヤ人街で起きた事件を捜査する女性刑事の物語。ウルトラオーソドックスの宝石商が多く住むエリアに馴染めず、思うように捜査が進まない様子が描かれています。 「ミート・ザ・ペアレンツ」 厳格なキリスト教の女性側の家族と、極めて自由奔放で性に寛容なユダヤ人の男性側の家族のちぐはぐなやり取りが描かれています。新郎vs新婦の親、という切り口の他に、ユダヤvs非ユダヤという切り口がある作品です。 「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」 苗字からわかるように、ユダヤ人一家を描く作品です。 「僕たちのアナ・バナナ」 ユダヤ教のラビとカトリック神父の主人公二人が、同じ女性に恋をします。しかし、ラビはユダヤ教徒としか結婚できず、カトリック神父はそもそも結婚できない。。というラブコメディ。 「リバティ・ハイツ」 1950年代のボルチモア、「黒人・ユダヤ人お断り」という看板が堂々と掲げられていた時代に、ユダヤ人の男子高校生が黒人の女子高校生に恋をするストーリーです。 「バグジー」 実在のユダヤ人ギャング、バグジー・シーゲルが、ラスベガスの繁華街の基礎となったホテルを建設し、富豪へとのし上がっていく様子を描く作品です。 「ジャズ・シンガー」 1927年の映画なので、当時のナマのユダヤ人社会が見られます。正統ユダヤ礼拝も見られます。 「アニー・ホール」 ユダヤ人監督ウッディ・アレン、ほぼ毎回ユダヤ人を前面に出しますが、アニー・ホールは映画単体としてもおすすめします。 「青春の輝き」 1955年、ニューイングランドの名門校に転校してきた男子生徒が、スポーツで学校の英雄になりますが、ユダヤ人であることがバレていじめを受けるストーリーです。 ご参考になりましたら幸いです。
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- meguro_no_
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2001年アメリカ映画(日本未公開) アーサー・ミラー原作 映画『フォーカス』 数か月前放送されてた。 ちょっと違う観点かも知れませんが、第二次世界大戦下のアメリカ本土でユダヤ人と間違えられた男の話です。ユダヤ人の存在を垣間見ることが出来るような気がします。
お礼
ご回答ありがとうございます!! 『フォーカス』、私も夜中に起きて、途中から観た気がします(^_^;) あれはなぜ黒い眼鏡をかけただけで間違われるのかよく分からなかったです。 それに奥さんの女性も金髪でしたよね…うーん。 もう一度最初からじっくり観てみようかと思います。 ありがとうございました!!
- ribisi
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エリア・カザン監督の『紳士協定』(1947)反ユダヤ思想に反発する主人公の話です。 偏見と迫害を知るには基本といえる教科書的な一本です。まずはここからスタートしてはいかがでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。お礼が遅くなってしまって申し訳ありません! 『紳士協定』、なかなか面白そうですね! いまツタヤで借りてきました♪ 古い映画は食わず嫌いであまり観てこなかったのですが、これからは少しずつチャレンジしてみたいと思います。ありがとうございました!
「しあわせ色のルビー」(1998) 「ブリジット・ジョーンズの日記」の大ヒットで日本でもトップスターの仲間入りを果たしたレニー・ゼルウィガーが1998年に主演したドラマ。ニューヨークにおいて伝統的な生活様式を守るユダヤ人コミュニティに暮らすひとりの女性の自立を描く。監督は「タイタンズを忘れない」のボアズ・イェーキン。 ソニアは、伝統的な厳しい戒律に則った生活を守り続けるユダヤ人コミュニティに生まれ育った。それは、決して少なくないアメリカのユダヤ人社会にあってもいまや希な生活様式だ。信仰心に厚い男性と結婚し、かわいい男の子ももうけて、幸せに見えるソニアであったが、少しずつ自分の置かれた境遇に対する疑問が芽生え始める ウディ・アレンの映画も参考になると思います ウディ・アレン 生まれ育ったニューヨークの文化や暮らし、人々のメンタリティをテーマにすることが多い、しかもそこに住むユダヤ人のそれを主題とする。ユダヤ人であることの差別とそこから来るコンプレックスや、自己意識などを織り込んだコメディを得意とする。(ウィキぺディアより) 戦時中のユダヤ人家庭が描かれている映画 「ラジオ・ディズ」(1987) 第二次世界大戦が勃発したばかりの、クィーンズ区のロッカウェイ。世俗的な現実よりも、ファンタジックな生き方により強く惹かれているある一家。映画は、ラジオを媒体とした、この家族の愉快で愛にあふれた日々をスケッチしてゆく。大半のアメリカ人にとって、テレビが居間に入って来るずっと以前の、ラジオが家族の団欒の中心であった頃の古き良きアメリカへの郷愁を、コミカルに、また軽いタッチで描いた作品。本作でウディ・アレン本人は出演していないが、彼の自伝的要素が濃い作品に仕上がっている。
お礼
お礼が遅くなってしまって申し訳ありません! 『幸せ色のルビー』も『ラジオ・デイズ』も観てみたいのですが、近所のレンタルショップには置いていませんでした(>_<)なので、東京に行った時に探してみようと思います。 本当にありがとうございました!
こんにちは。 質問の趣旨にあうかどうか分かりませんが、アメリカのユダヤ人で浮かんだ映画が二つ。 「ウェディングシンガー」 ラブストーリーで、結婚式の司会をする男性と、式場のウェイトレスとの話なのですが、その映画の中で、ユダヤ教の成人式(バール・ミツバ ユダヤ教は13歳で成人)のパーティが開かれ、13歳の男の子たちが祝福されている。 その司会を主人公がするというシーンがあります。 「ドライビング MISS デイジー」 ユダヤ人で元教師のがんこな高齢の女性と、彼女の運転手として雇われた黒人の男性との友情を描いた作品。 一般社会とちょっとずれていて情緒不安定・・・というのはこの映画にはあてはまるかも。
お礼
tainao7さん、夜分遅くにご回答ありがとうございます! 明日ツタヤに行って探して見ます。ユダヤ教の成人式…興味深いです! 『ドライビング MISS デイジー』は内容もほのぼのしていて良さそうですね♪ ありがとうございました!
補足
すみません、『ゴーストワールド』の主人公はドーンではなく、イーニドでした;
お礼
たくさんの作品をご推薦いただき、ありがとうございます!! どれも面白そうで、とても興味深いです。時間はかかりそうですが、一つずつ観ていきたいと思います。 『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』は浪人生のころ、『イン・ハー・シューズ』は大学生のころに、劇場で観た記憶がありますが、全くユダヤ人だとはわかりませんでした。 また、インターネットのとあるサイトでは、『アダムスファミリー』や『ホテル・ニューハンプシャー』もユダヤ人の家庭のお話だとされていたのですが、これらもどこかでユダヤ人家庭だとわかるものなのでしょうか? 今まで色々と映画は観てきたつもりですが、同じものを観るにしても、時代や背景に関する知識があると、より深く映画を楽しむことができますよね。もっと勉強したいと思います♪ ありがとうございました!!