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トルストイ主義
トルストイの理想とする社会運動や、 トルストイ主義は現在でも通用するものですか?
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>トルストイの理想とする社会運動や、 >トルストイ主義は現在でも通用するものですか? ⇒あまりよく分かりませんが、以下のとおりお答えします。 基本的には、あるいは原理的には、現代でも通用すると思います。 爵位や地主としての特権を放棄する姿勢には、ほとんど普遍的と言えるまでの平等・博愛の精神が感じられ、少なくとも部分的には、例えば太宰治なども共感していたに違いありません。それよりもっと明らかなことは、農村や自然に対するこの上ない愛着には、国木田独歩や徳富蘆花らをはじめ多くの人に影響を与えたそうですね。さらに、トルストイは人間愛や道徳的自己完成の重要性を説いていますが、これこそまさに現代において大きな意義を持つこと疑いありません。 ドストエフスキーもまた、「神がなくなればすべてのことは許される」と言いました。神がなくなれば、世は悪魔(無法者)の跋扈する地帯、奸計・略奪・無秩序・混沌などの横行する世界になるだろう、ということでしょう。神がなくなるなら、その神もろとも、「当該行為を裁定すべき方法、すなわち規範も消滅する」からである、と考えられます。 なお、「神」というとき、トルストイもドストエフスキーもキリスト教の神を想定していますが、キリスト教徒でない我としては、哲学(的理念)でも倫理(観)でもいいし、あるいは個人的な判断で仏教でも神道でもいいのかも知れません。というのも、この場合の神とは「規範とすべきもの」の象徴ですから、必ずしも彼らの言う(キリスト教の)神に縛られる必要はないと思うからです。要は、「範として想定できるものを内に抱き、それとの対話を通して(つまり、弁証法的に)人間愛や道徳的自己完成を目指す」よりほかに方法はない、ということではないでしょうか。 ともあれ、この人間学的原理は、「心の寒い」現代にあっては、ますます意義深いものとして受け止めるべきものであろうことを信じて疑い得ません。
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- edogawaai
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トルストイは、貴族の生まれで 自身では豊かな生活をしながら 農奴達の開放を望みました トルストイ主義が成功する とは思いません キリストは、その様な人には 自分と一緒に来なさい と、言いましたが 悲しく去った と聖書に書いて有ります
お礼
トルストイは自分の思想と生活が 一致していないことに かなり悩んでいたみたいです。 最後も、それが原因で家出しましたし。 ありがとうございます。
お礼
ありがとうございます。