• 締切済み

資本主義とは

無知な高校生なので教えて下さい。 アメリカでのウォール街のデモで、1%の超富裕層と99%の貧困層の戦いだとありました。 現に、貧富の差は開き、年収数百億のごく一部人間と、お金がなく病院にも行けず亡くなる方もいるんですよね。自殺者も多いし。 例えば、市場でのお金が100だとして、それを10人で競争して奪い合い中、一人が99を獲得して、 残りの9人が1を得る系図かと理解してます。 それは理想的な社会体制なのかと感じました。 資本主義は崩壊しだしているのではないかと感じました。 アメリカは資本主義の先進国で、冷戦時代は社会主義の旧ソ連と、何百発の核ミサイルを向け合い、 社会主義の広がりを、断固として阻止してきたと勉強しました。 社会主義=間違った考え方(悪)  資本主義=正しい考え方(正義) だと。 資本主義は市場を拡大し、経済を発展させるには必要だと思いますし、間違ってもいないとおもいます。 しかし、社会主義でも、「資本主義は社会主義社会への過程」と位置づけていると理解しています。 そこで質問です。 1 ここまで成熟した資本主義は今度どうなるのでしょうか? 2 社会主義的要素を入れるべきなのでしょうか? 3 社会主義は殺し合い止める程、悪い考え方なのでしょうか? 4 マルクスの考えは、何十年も前の理論ですよね。現在の経済学者は新しい考えを発表できないのでしょうか?やはり今の資本主義で利益を独占している権力者にそんな考えが出ないようにされているのでしょうか? 5 日本も今後、アメリカを追随してそんな社会になってしまうのでしょうか? 教えて下さい。

みんなの回答

  • HANANOKEIJ
  • ベストアンサー率32% (578/1805)
回答No.5

資本主義社会しか、体験していない人が、資本主義は、本当に正しいのだろうか?と疑問に思った、 そういう質問だと理解しました。 マルクスの考えは、古いといえば、古いですね。資本主義社会が、まだ続いているという意味では、 マルクスの考えは、まだ有効である、というか、新鮮でしょう。 資本主義社会の中で、その未来社会を実現するために活動する政党があります。 日本では、日本共産党です。 ホームページを読んでみてください。 http://www.jcp.or.jp/ http://www.jcp.or.jp/kk_kyousitu/ 古典教室と綱領教室、この講座で、五つの質問の答えが、みつかるとよいのですが。 「共産」の名前の由来ですが、コミューンとか、共同体のようなものですね。 古代社会と未来社会は、徹底的な民主主義が実現します。 日本の歴史のなかにも、コミューンのような自治を実現した例は、たくさんあります。 岩手県沢内村は、昭和のまさにコミューンでした。

  • TANUHACHI
  • ベストアンサー率31% (791/2549)
回答No.4

 こんばんは夜分遅くに失礼させていただきます。 幾つかの質問の前提として「例えば、市場でのお金が100だとして、それを10人で競争して奪い合い中、一人が99を獲得して、残りの9人が1を得る系図かと理解してます」とありますが、これは“Winner takes it all.”と呼ばれる典型的な「アメリカンスタイル」の手法であることを話させていただきます。  さて御質問にある「資本主義」と「社会主義」の問題ですが、端的な話をすれば地球上そして歴史上において厳密な意味での「資本主義」「社会主義」は存在していません。この「厳密」の意味はその理論的骨格を作ったアダム・スミスやサミュエルソンあるいはマルクスが構築した「モデル(型)」はあくまでも彼らが理論構築を行うための、いわば「厳密に温度湿度などの環境管理された実験室内部」でのみ成り立つ性質のモノであり、そのままで実際に適用することは不可能であるとの意味です。  必ずしもアメリカが資本主義の代表格であるとは限りません。資本主義にも様々な形態があります。例えば、ヨーロッパのイギリスやフランスそしてドイツやオランダ、北欧にもアメリカとは異なる「資本主義」の形があります。日本の形一つをとってみてもアメリカとは違う点が様々あることにお気づきでしょう。アメリカには医療システムとしての「国民皆保険制度」がありません。現在の日本がモデルとしたのはイギリスに代表される「揺り駕篭から墓場まで」の社会保障制度です。  一方のアメリカにはこうしたシステムがありません。アメリカの価値観として「自己実現のための自己責任」が基本的スタンスだからです。両者の違いは「社会と国民の関係をどうとらえるか」により派生します。結論的にいえば「共助」と呼ばれるヨーロッパや日本のスタイルと「自助」に力点をおくアメリカの形に分かれます。そこにあるのは前述の“Winner takes it all”の考え方であり、勝者が全てを手に入れるとの考え方です。  これに対しヨーロッパや日本は経済システムとして資本主義を採り入れていますが、社会保障制度などの点で「社会民主主義」と呼ばれる手法も採用しています。  こうした点を踏まえて質問に答えるならば (1)(このままでいけば現状の)「資本主義は自らを食い尽くす」(経済学者レスター・サローの言葉です)。また社会学者であり歴史家のジョバンニ・アリギは資本主義の諸段階を著書『長い20世紀』の中で幾つかに区分し、現在のパックス・アメリカーナに代表されるアメリカ型資本主義が主流のままではやがては資本主義そのものが衰退に向かってしまうと結論づけてもいます(彼は“国境を越えてマネー資本主義が溢れ出す”との表現をしています)。 (2)資本主義と社会主義は必ずしも対立する概念ではありません。実際にフランスやドイツは社会民主主義と呼ばれる社会保障のシステムを採用しています。二項対立でものごとを理解する事はさして意味のあるスタイルではありません。道元と良寛のどちらが偉いか?と質問することと同じです。比較のしようがありません(前提が異なるから)。 (3)厳密な意味での「社会主義」は歴史上一度として地球の上には登場していません(マルクス的な意味で)また「悪い考え方」と仰っている背景には日本人に対する明治時代以来の「社会主義に関する悪いイメージ(社会のあり方に批判的である)」が刷り込み一種のマインド・コントロールとして潜在的にあることもあるでしょう。それは殊に60年代後半以後に見られる「教育に対する政治や財界からの介入」が背景にあります。 (4)マルクスの考え方そのもの、あるいはケインズの経済論そのものを現実の形にすることは不可能と言わざるを得ない。なぜなら彼らの「理論」はあくまでも「実験室の中で作られた純粋モデル」であり、それとそっくりの形を現実に求めることは現実を顧みないドグマティズムと批判されても仕方ない。 (5)一つの可能性としてありえます(嘗ての小泉・竹中コンビによる歪んだカイカクがそれです。彼らは無責任な「自己責任論」を展開しただけで、具体的な社会のあり方を提起できずに政治の舞台から去りました)

  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.3

> 例えば、市場でのお金が100だとして、それを10人で競争して奪い合い中、一人が99を獲得して、残りの9人が1を得る系図かと理解してます。 これは資本主義ではありませんし、社会主義にはこのようなことが起こらないという保証もありません。例えば北朝鮮は社会主義国家ですが、上記の例とほぼ同じことが現実に起きています。 資本主義と社会主義(経済体制という意味では共産主義)の違いは、まず生産手段を誰が持っているのか、という点です。資本主義では社会の構成員全員がなにがしかの形で持つことができます。例えば企業の株を買えば、企業の一部を所有することができます。 もう一つの違いは作られたものをどうやって分配するかという点です。資本主義では基本的には市場を通じて分配されますが、社会主義では国家が総取りした上で分配します。 社会主義国家では働いても働かなくても給料がほとんど変わらないため、経済は停滞しがちです。また、分配する人が常に公平であるとは限らない(というよりも大抵は不公平)なので、官僚や軍などの非常に強い国家になります。実際に、かつて存在した全ての社会主義国家は、一様に官僚・警察機構の強い抑圧的な国家で、官僚や社会党に近い人とそれ以外の人の格差は激しく、経済的に停滞した国家になっていました。 ロシアは政治体制も民主主義国家になりましたが、中国は政治体制は社会主義(共産党独裁)のまま、いずれも資本主義経済に移行した後、現在の形で発展しています。 1 ここまで成熟した資本主義は今度どうなるのでしょうか? わからない、というのが答えでしょう。 一つは、社会主義的要素の入った修正資本主義となっていく、という形でしょう。おそらく、マルクスの最初に考えた方向性とはこの方向性だろうと思います(マルクス自身は武力革命が必要だと思っていたようですが)。 2 社会主義的要素を入れるべきなのでしょうか? 既に入っています。 例えば生活保護など、各種社会保障は社会主義的要素を入れた制度です。 3 社会主義は殺し合い止める程、悪い考え方なのでしょうか? 政治体制や経済体制ではなく、要はアメリカとソ連のどちらの傘下に入るかという話なので、社会主義を止めるためにアメリカが戦争していたわけではありません。 もっとも、社会主義という政治体制は共産党独裁と同義で、思想その他の自由もない国家になることがほとんどなので、自由主義に比べて良いとは思いません。 4 マルクスの考えは、何十年も前の理論ですよね。現在の経済学者は新しい考えを発表できないのでしょうか?やはり今の資本主義で利益を独占している権力者にそんな考えが出ないようにされているのでしょうか? マルクスはざっと150年ほど前の人です。いわゆるマルクス経済学の祖ですが、彼の後にもマルクス経済学の著名学者は多数います。日本人では例えば宇野弘蔵氏が有名です。 一方で近代経済学の祖はアダムスミスで200年ほど前の人です。 限界革命と呼ばれる経済思想上の転換が起こったのが130年ほど前です。ミクロ経済学がこの段階で成立したと思って良いでしょう。マクロ経済学の祖・ケインズは80年くらい前の人です。ミクロ・マクロを統合したといわれるのがサミュエルソンですが、この人はまだ生きています。 その他にも、マネタリズムや厚生経済学の発展等、相当色々な考え方が生まれています。 ただし、社会的な経済体制としては、ざっくりと言えば、生産手段は誰がもつか(個人か社会か)という点と、どうやって分配するのか(市場で個人の取引がするのか政府などが配給するのか)という点の二つしかないため、極論を言うと ・生産手段も分配も国家が行う=社会主義 ・生産も分配も個人が行う=資本主義 ・生産は個人が、分配は一部国家が行う=修正資本主義 という類型から外に出るということは難しかろうと思います。 5 日本も今後、アメリカを追随してそんな社会になってしまうのでしょうか? どういう社会にするかは極論を言えば日本人が決めるわけですが、具体的には政府が枠組みを決めて具体化していきます。 問題は、現在の民主党にはその具体的なゴールが存在しないか、したとしても隠されており、どうも碌なものではないという点です。

  • tanuki4u
  • ベストアンサー率33% (2764/8360)
回答No.2

アメリカとロシアが対峙したのは、経済体制が違うからではなく、どっちが世界の親分になるかの話。 アレクシ・ド・トクヴィル というフランス人がいます。 かれは、「次の世紀には、アメリカとロシアが覇権を争う」と予言しています。 1805-1859年に生きた人です。ロシアが共産主義になって・・・なんていう前提は全くありません。 1 ここまで成熟した資本主義は今度どうなるのでしょうか? さぁ わかりません 2 社会主義的要素を入れるべきなのでしょうか? 現代の資本主義は、修正資本主義であり、マルクスの分析した資本主義とはベツモノ 3 社会主義は殺し合い止める程、悪い考え方なのでしょうか? 社会主義と言うか、上からの中央管理では管理しきれないのが経済の実情ではないかと。 資本主義の修正として、社会主義、国家社会主義(ナチズムとか)、ルーズベルトのニューディールのような施策や、高福祉国家とかありますが、「正しい方法がある」として上からやったのはだいたい失敗している。 4 マルクスの考えは、何十年も前の理論ですよね。現在の経済学者は新しい考えを発表できないのでしょうか?やはり今の資本主義で利益を独占している権力者にそんな考えが出ないようにされているのでしょうか? 日本にいると、経済の考え方はアメリカ一辺倒になりますが、欧州の資本主義は、相当に違う。 ドイツなどは経営に労働組合が介入したりしています。 5 日本も今後、アメリカを追随してそんな社会になってしまうのでしょうか? さぁ わかりません

  • gungnir7
  • ベストアンサー率43% (1124/2579)
回答No.1

資本主義は社会主義に還元されるという考えで良いですよ。 富の蓄積が貧富の差を拡大することは何度も歴史が証明済みですし。 資本主義も例外ではなく、使わずに貯め込んで、子孫に残す。 そのような発想ではいずれ行き詰まることは予見されていました。 まさしく今の世界もそうであり、日本もそうです。 高級を取った人達が老齢になり、あまり消費しなくなった。 その結果、非正規や氷河期世代が生まれました。 >日本も今後、アメリカを追随してそんな社会になってしまうのでしょうか 米国は資本主義本位から脱却を試みています。 日本は公務員の給与を減らしたいが、官僚組織が利権ばかり追求します。 お互いに自分の国だけでは変えられないジレンマがあります。 TPPはそのジレンマを解消する試みと受け取ってもらっても結構です。 日米だけでなく貧しい国も成長に取り込んで、共生していくことでしょう。 これを民主的な社会主義といいます。

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