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「一週間」が理解出来る年齢

子供が言語を発達させていく過程で、「一週間」 という概念を理解できるようになるのは何歳ぐらいですか? 確かなところを知りたいのでそういったことが掲載されている資料をご教示いただければ、大変助かります。大学等の紀要ももちろん含みます。 子供を育てた経験がないので分かりませんが、「一週間」は「1日」よりは遅く習得される語であることは疑いの余地がないでしょう。しかし「一月」とか「一年」と比べた時には、 「一週間」の方が難しいような気もするし、逆のような気もします。 ちなみに、伊藤克敏 著『こどものことば』(1990年)によれば、「おととい」や「あさって」は3~4歳児でもまだ 混乱し、「しあさって」となると6歳でも認識できる子は少数とのことです。

専門家の回答 ( 2 )

回答No.4

こんにちは。 メールをいただきましてありがとうございました。追加の回答をさせていただきます。 1週間の概念の理解には、教育方法が大きく関わってきます。最も早かったケースでは、以下のような教育を行いました。 1週間のカレンダーを円形にして、次の日になればマグネットを1つ進ませる。子どもが好きなことがある曜日に、子どもの好きなキャラクターをつけておく。曜日の漢字は覚えられていないので、色分けで曜日を感覚で意識させる。好きなキャラクターから好きなキャラクターに1周してくることを一週間として教える。1周するのに7つ進むことを教える。”あした”、”きのう”は、マグネットを1つもどしたり、進めたりで教える。 位置関係は、”いっしゅう(かん)”、”あした”、”きのう”だけに限定する。曜日については、”げつ””かあ””すい””もく””きん””どう””にち””のひらがなを、色分けした曜日欄に入れておく。 1週間についての特別な教育をしなければ、その概念が理解できるのは、平均的には4歳の終わりから5歳の始めぐらいでした。ただし、このことは家庭用カレンダーをいつも意識させているか等の環境によっても変わってくると思われます。

松代 信人(@sainou) プロフィール

◆注力分野:知能改善、普通学級へ進路開発 幼児の知能改善、発達障がいの早期予防、知的・発達障がい・学習障害の治療教育 ◆対応分野 学習能力開発、進路開発、受験うつ、ネット依存 メンタル支援(脅...

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回答No.3

こんにちは。 私の手元にありますのも、伊藤克敏 著『こどものことば』です。 私の経験からすると、一週間の概念が理解できていた年齢は、最も早くて、 2歳8ヶ月、次が3歳2ヶ月、3歳7ヶ月、・・・・・。最も遅かったのが7歳10ヶ月です。(発達障害の有無の区別無しです)。 ご参考になれば幸いです。

purpurarizo
質問者

お礼

松代先生、ご丁寧に、大変ありがとうございました。 早い子供だと、3歳以前に「一週間」の概念獲得に至る場合もある、という事実は非常に驚きでした。 大変多くの子どもの発達を見ておいでだと思いますので、もしよろしければ重ねてお伺いしたいのですが、平均的な場合でだいたい何歳前後ということは、おっしゃっていただけるでしょうか。 質問文にもありますように、あくまで「理解」出来る時期ですので、「一週間」という語を子ども自身が発話するようになる年齢は直接には問題としておりません。 ご多忙と存じますが、お時間割いていただけるようでしたら、よろしくお願い申し上げます。

松代 信人(@sainou) プロフィール

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