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南洋のタンナ島では、村人の間、あるいは村と村の間で、諍いのある場合、成人男子が出席する特別の公開の集まりで、一日中かかって、話し合う。 こういった集会は、議論参加者がそれぞれの立場を述べて妥協点に到達し、その結果、事実を明らかにするのが目的ではない、という点で、アメリカの問題解決の考えと大きく異なる。 これらは、反対意見を持つものの争いでも戦いでもない。むしろ同じ行き先に向かうすべての人が、一緒に行く旅なのである。 議論に参加したものも、その他の出席者すべても、何が起こったかについて、また問題がどのように解決されるべきか、という点で合意したと公表するのである。 普通、どちらか一方が正しいと決めるのでなく、両方とも何らかの責任がある、というのである。 これらの集まりは、未来永劫に問題を解決することにはならない、しかし少なくとも解決の機会は与える。