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注射針の剛性規格とは?影響要素を教えてください
- 注射針の剛性規格について教えてください。
- ステンレス材料供給での注射針メーカーの剛性テスト値がNGとの情報があります。何が影響しているのか知りたいです。
- 剛性テストにおける影響要素を教えてください。
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これは客先に確認することをお奨めします。 JIS規格はこれ。図が無いので判りづらいでしょうが、 JIS T3101 注射針 http://kikakurui.com/t3/T3101-1979-01.html 6.4弾性試験 注射針を図 4 のように A を支点として固定し,AB=約25D2(単位mm)になるような B点に荷重を加え,∠BAB1が 12°になるまで曲げて 1分間保った後放し,針管が元の位置に 復するかどうかを肉眼で調べる。 6.5曲げ試験 針管のほぼ中央の点を半径 5 mm の円弧に沿って 90°に曲げ,折れるかどうかを調べる。 12°に曲げたあと復元するかと 90°に曲げて折れないか、軟らかすぎず硬すぎずの両方を試験。 Hvいくらとかの硬さ数値ではないので、メーカーは製品出荷検査ではこの試験が必須でも、材料段階では独自に基準を持ってるはずです。 それが何なのか確認。 NGが硬過ぎるのか柔過ぎるのかの確認。 原因は熱処理が影響して硬さの過不足になってると思います。 JISの試験は器械らしきものなくともできます。 試験方法の絵はここから辿る。 http://www.jisc.go.jp/app/JPS/JPSO0020.html 先端の斜面をワックス固めなどで固定しマイクロビッカースで測れると思います。 客先から基準値を教えてもらえないなら良不良サンプルの比較しかできないけど。
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客先から、「剛性」という言葉で問い合わせがあると想像できますが、 評価試験の実態は、回答(1)、(2)さんのお示しの通りと思います。 JISの評価試験は、弾性限度と靱性を評価・確認する内容のようですね。 このような物性は、引張強度(弾性限度)及び引張強さに強く相関する 「硬さ」によって定量化することが適切と思います。 弾性限度内では、熱処理や加工硬化によって縦弾性係数(ヤング率)は変化 しません。弾性限度を超えて塑性変形を起こしたことを、弾性係数が変化し たように捉えてしまっていると思います。 OKロットと、NGロットの双方について、「硬さ」或いは引張り試験の弾性限度 で比較すれば、差異を把握できるように思います。
お礼
具体的なアドバイス ありがとうございました。
(1)の一部訂正。 硬さは熱処理(焼鈍)ではなく、最後の伸ばし方で決まります。 伸ばす程度を増やすほど強い加工硬化が生じる。 ばね用ステンレス鋼線も同じで鋼製ピアノ線に近い位に硬くなる。 注射針の最大手? 手島精管 ステンレスパイプの製造工程 http://www.teshima.co.jp/pc/contents12.html 造管 → 肉決 → 洗浄 → 焼鈍 → 伸管 試験設備に引張試験機は無く硬度計。 大場機工 http://www.ohbakiko.co.jp/pipe/seimitsu.html 硬度 200HV以下、250HV、300HV、350HV以上など、ご要望に合わせて工程検討致します 硬度幾らでご要望すればよいのか? 残念ながらその知見はありません。
お礼
注射針メーカー名まで具体的でありがとうございます。 最終工程の伸管工程の違いで剛性が違ってくるのでしょうか?
私もJIST3101を閲覧してみましたが、弾性試験は先の岩魚内さんの通りですね この試験で最も影響があるのは断面二次モーメント→π(D^4-d^4)/32/D でしょう。つまり、外径 Dは規格で規定されているようですが、内径dに ついては規定が無い。従って要は肉厚が薄くなっての"NG"の可能性が最も 高く、次に材質変更による縦弾性係数となるが左程変わらないことが多い ので、真っ先に疑うべきは先の内径が以前より大になっていないか疑うべき 曲げ試験については素材の引張強度が問題になるので、硬さにて確認するべき
お礼
早速アドバイス頂きありがとうございます。 パイプ伸管で、外径プラグ・内径プラグを使用するようなので「厚み」が変わる要素は少ないように推測されます。 縦弾性係数の変化要因は何でしょうか?
お礼
早速アドバイス頂きありがとうございます。 弾性試験+曲げ試験=剛性の解釈でしょうか? いずれにしてもアドバイス頂いたように「硬度」の確認をして見ます。