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張りと板厚減少の関係について
- 自動車用プレス金型に携わる者が、外板パネルの剛性を調べるために板厚減少率を測定している。パネルが伸びて薄くなるほど強くなるのか、また大きな曲率の外板面を伸ばすことができるのか疑問。
- 自動車メーカーの方からは、パネル剛性は板厚と製品形状にのみ左右されると言われたことを覚えている。しかし、キャラクターラインのような小さなR部を除いた場合、板厚が減少するほど剛性が高くなるのか不明。
- 外板パネルは洗車やワックス掛け時に凹まない強さが必要であり、プレス金型の製作時には剛性を考慮。ドロー型で材料を引っ張ることができれば永久ひずみを防げる可能性がある。
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>パネルはその分強くなっている 一般に、梁の場合であればEIが大きいほど剛性が大きいという。 つまり、曲げモーメントに対しての変形量(たわみ)が少ない。 一方、板は"曲げこわさ"(剛性)と呼ばれる Et^3/12/(1-ν^2) が同じような意味を持つことに成ります。 ここら辺の、全体としての剛性か板のみの剛性なのか或いは強度を いうなら応力のことを指しているのかを混在していて解り難くして いるというか、貴殿が混乱なさっているだけのように思えます。
「パネル剛性は素材の板厚と製品形状にのみ左右される」 →正しいと思います。 「パネルが伸びて薄くなっていれば、パネルはその分強くなっている」 →加工硬化によって、材料の硬度が上がり、引張強さがアップすることを 指していると思います。ただし、加工硬化硬化しても、材料のヤング率は 変化しないので、板厚が減少した分、弾性変形域内の剛性は低下する筈です。 「外板面が凍結出来るほど伸ばせるのか?」 凍結の意味が分かりません。補足下さるようにお願いします。 “張り”という言葉が意味することが、“剛性”つまりは、部材にかかる力 に対する変形の大きさという意味に合致しているかを検討してみる必要が ありそうに思います。 “張り”という言葉が、マクロのパネル部材にかかる力に対する変形の大き さという意味であれば、先に記した通りでいいと思いますが、 “張り”という言葉が、もっと部分的な変形に対する耐性を表しているならば もう少々踏み込んだ解釈が必要になりそうです。 “張り”という言葉が材料力学的なな剛性とは異なる概念を含むのであれば、 その内容を解き明かす必要がありそうに思います。 張りとは、材料力学的な用語を用いてどのように表現すればよいのでしょう か?
お礼
ご回答ありがとうございます。 「張り」という言葉は、我々がよく使っている言葉でして、パネルの強度を指す時に使っています。 絞る前の材料(0.6~0.8mm程度の平板の軟材)は簡単にペコペコと変形しますが、 ドロー型で絞られたパネルは、指で押す程度では変形しなくなります。 この変わった様子を、「張りがある」と言い、逆にあまり変わらなかった場合は、「張りがない」と表現しています。 すみませんが、私は材料力学に疎いもので、適切かハッキリとは分かりませんが、 たぶん「加工硬化」が「張り」。 「凍結」は「永久ひずみ」だと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 言葉が不適切?不足?しており、ご迷惑をお掛け致しましてすみません。 拙い言葉ですが、質問の補足をさせて頂きました。 宜しくお願い致します。