- 締切済み
カットオフλsについて
- JIS2001で新たなカットオフ「λs」が導入された背景とその意味について解説します。
- カットオフ「λs」はノイズをカットするためのフィルターとして機能するが、完全なノイズ除去はできないことについて説明します。
- JIS規格では、カットオフ値「λc」に基づいてカットオフ「λs」を設定する指針が示されています。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
結論から申し上げると、違います。 長い波長を取り除いたら、粗さやうねりは限りなく0になってしまいます。 λsは2.5umより短い波長成分を取り除く役割を果たし、元々触針の歪みや触針の違いを取り除く役割などを果たしています。 回答(1)さんが記載されているように、λsフィルタはガウシアンフィルタを用いるため、仮に2.5umの波長があっても50%しか取り除きません。 またλsフィルタが入っていても、プレス機や加工機の横、あるいは2F以上のフロアに置いてある粗さ測定機はノイズが入るため、注意が必要です(これで何度泣かされたか…) *2.5umを超える長い波長成分はカットされる →2.5umを下回る短波長成分はカットされるが、全てでは無い。 (理論的な内容はJIS-B0632に譲ります) *λsフィルタが入っていると言っても完全に除去出来るわけではない →ご指摘の通りです 回答(1)、回答(2)さんと同じく、JIS規格を読んでも理解が困難なので、メーカー資料を探して読むのが一番わかりやすいと思います。
考え方は合っています。 説明は、解り難いと思うので、URL資料を確認してみてください。 やはり、東京精密(accretech)さん資料が解り易いと思います。 10年以上前に、業務提携交渉をした際でも、明確なビジョンを示していましたから。 (ウエハのマイクロ・ラフネンス測定等でも) その他の資料も確認し、多角的な確認をしてみてください。
http://www.accretech.jp/pdf/measuring/sfexplain_1.pdf 灰色とピンクの図 知っておられたら、オーディオのイコライザ、電気の周波数で考える方が楽なんですけど、、、λsとは波長λの小さい側=周波数の高い側に設定する。 なので周波数が高い細かなギザギザ(ノイズ)をカットする基準点。 しかし、図でわかるように『振幅伝達率』は50%が基準。それより低い領域も幾分か減衰し、高い側でも幾分かは通過してくる。 λcは逆で粗さ曲線からうねりを取り除く基準点。これもカーブが寝ているのでスパッと切れない。 結論は合ってます。 測定環境というより、ワークの見栄えでは随分と違うものを同じに測ってしまうことが起きます。ナマの粗さ曲線の両側が違っていても、フィルターをかけると同じに見えてしまうから。