- 締切済み
ELMAX硬度が得られない?
- ELMAXの熱処理について教えてください。
- 6月下旬ぐらいから、指定硬度が得られない場合があります。
- 熱処理業者からは焼き入れ温度を上げる必要がありますが、材料の劣化等は大丈夫でしょうか?
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
他の回答者さんの回答にもある様に、焼入れ硬度は、炭素含有量に 比例します。 そして、その炭素含有量は、炭素当量(相当炭素量)%でも表し 炭素当量(%)= C+Mn/6+Si/24+Ni/40+Cr/5+Mo/4+V/14 の算出式で、炭素量換算します。<少し、古いDataかもしれません> ミルシートで規定外の物質があれば、硬度は多少変化します。 前述の式は、溶接割れの判断基準にも適応され、0.44%以上は 溶接割れの危険があり、部材の予熱等の処置が必要です。 一度、ミルシート項目と、炭素当量物質の確認をしてみて下さい。
“従来の条件で熱処理を行っても…”とありますが、 ※ 燃料代等の高騰で、焼入れ温度は変更ないが、時間を変更した ※ 焼き戻し温度又は、時間を変更した ※ 冷却時間等の冷却方法 等は、ありませんか?再度、調査下さい。 又、材料(成分)の変更はないが、技術の進歩で、材料規格に入っているが 成分を低限域で管理できるようになった。 <製鋼の内部管理規格が変わった> 等々はありませんか? 確認下さい。 何れにしろ、小生の経験では、HRc58~63と5ポイント差を採用してきました HRc56~61での管理基準変更は、NGなのでしょうね。
レアメタルの含有成分に問題が出ているのではないでしょうか? 分析装置が直近に無いのであれば日本に送付し、行った方が早いかと思われますが? 成分の量など中々判別するのは難しい面もありますが意外に問題が早く判別可能かと思われます。 SUS440cに近い高合金ですので1080℃近辺であれば58HRcは 出るのが普通ですが。カントバックにても簡単に成分の分析が可能です。 1180℃は少し慎重にされる方がとおもわれます。(型の変形はどうでしょうか?) 1080℃処理後、一度CO2にてサブゼロ処理を実施、硬度が上がれば 冷却形態の再検討も必要となります。(現状の金属組織を調査するのもあり) 残留オーステナイトは多く析出しておりませんか?
お礼
rock1様 早速のご回答ありがとうございました。 当方初心者レベルでわかりかねる部分もありますが、日本へ送っての成分分析は本社に連絡し、出来るところを聞いてもらおうと思います。 おっしゃる通り、今までは1080度ぐらいで焼入れし、硬度も入っていたのです。焼き入れ業者とメーカーの条件の差異は、主に焼きなましが「低温(業者)」か、「高温(メーカー)」か、という点にあるようなのですが、それで硬度にして5度も違いがでるものなのでしょうか?
お礼
後の先、アフターユー様 ご回答ありがとうございました。 実はご指摘いただいた点が、当社も一番知りたい点で、材料メーカー(代理店)及び熱処理業者を呼んで、3者会議をしたのですが、いずれも熱処理時間の変更や、焼き戻し温度の変更、及び材料管理規格の変更について否定の回答でした。 おっしゃる通り「材料規格に入っているが、内部管理規格が変わっていませんか」という質問をしたのですが、「絶対ありえない」という回答でした。熱処理業者の方は、最初に問題提起してきたので、変更はありえない(もし自社の条件変更による問題であれば、こちらには連絡しない)だろうと思っています。 硬度56ではダメのようです。57以上あればまあなんとかつかえるのではないかと思っていますが…長期的な影響は、当社は金型パーツ加工業なので、なんともいえないと思います。自社で使う部品の加工であれば、十分に検証できるのですが。 取り急ぎ御礼まで NAPPY