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熱処理についての質問
- 工具鋼 SKS-93 の熱処理で、焼戻し後の硬度をHRC60と指定していましたが、文献によると焼戻し温度180°では硬度がHRC63になるため、設計変更しました。しかし、現場からは硬すぎるという意見が出ていて、焼戻し温度を元に戻すべきか悩んでいます。
- 焼戻し温度を180°で行った際の硬度がHRC63となることが文献から確認されました。しかし、現場では硬すぎるという意見が出ていて、焼戻し温度を元に戻すかどうか迷っています。
- 工具鋼 SKS-93 の熱処理で、焼戻し後の硬度をHRC60と指定していましたが、文献によると焼戻し温度180°では硬度がHRC63になるため、設計変更を行いました。しかし、現場からは硬すぎるという意見もあり、焼戻し温度を元に戻すべきか悩んでいます。
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少し話しを戻します。 工具鋼 SKS-93 の使用内容は記述できますか? 表面の硬度を上げて、内部は靱性を持たせるのであれば、 ? 材質を見直し ? 熱処理方法の見直し 等も考えた方が良いでしょう。 さて、本題の内容ですが、小生は、 工具鋼 SKS-93の焼き入れ焼き戻しは、一般的に HRc63以上と記述しますが、 使用用途によっては、HRc58~63のように記述します。 でも、これは工具鋼 SKS-93以外の材料でも可能な事で、前述の?と?の 検討も重要になってきます。 運用だけなら、HRc58~63でも可です。 焼き入れ焼き戻しして、HRc60程度にした後に、φ200mm外周のみ高周波焼き 入れ(表面硬度はHRc63以上)をするのでしょうか? ロールの2番硬度維持と靭性向上目的での焼き入れ焼き戻し処理ですか? SKS-93で焼戻し後硬度HRc60でも問題はありませんが、高周波焼き入れの やり方と使用目的によっては高周波焼き入れのみの改善ができるのですが。 外周硬度がHRc60程度にするなら、 ? SCM415で、浸炭(深さ0.8mm程度)で焼き入れ焼き戻しHRc58~63 ? SCM435丸H材で、高周波焼き入れHRc50以上 程度の指示でも、靭性と表面硬度確保なら良いと考えますが、 実績が重視されるので、現場の熱処理の詳しい方と貴殿の上司に相談して 高周波焼き入れのみというのも含めて改善をして下さい。
>焼戻し温度180°で硬度がHRC63になっており・・・・・ 焼戻し温度180°は変えられないのですか? 焼戻し温度を規定しなければHRC55~65程度で調整ができます。 もともと製品の要求項目から硬度を決めるべきですが,衝撃要素を気にされ るのであれば,HRC60(以下)に戻した方が賢明でしょう。
お礼
アドバイス有難う御座いました。 資料を見ますと、250°までの焼戻し温度でHRC58まで下げることが出来るようです。 私が見た資料は全て180°でHRC63のものでした。これは代表的数値でその他の焼戻し条件があり、それが問題ないとは安心しました。 もしかしたら、なにか問題があるのではないかと思っていたからです。
お礼
ご回答有難うございます。 部品は、両端軸径Φ80、中央にΦ200で深さ2mmのミゾが60本入れてある ロールです。重さは約100Kgf位です。 Φ200外周のみ高周波焼き入れをしています。 材質はコストの面からSKS-93になりました。本当はSKD-11あたりを使用いたい のですが。 SKS-95で焼戻し後硬度60でもなんら問題ないことが解りました。 有難うございました。 再度の書込み有難うございます。 追記のご質問に対してですが、高周波焼入れ、焼戻しをΦ200の外周のみ を行っています。 靭性を気にしているのは、2mmのミゾに対して出来る歯の部分のカケです。 追記の内容を見ますと、高周波のみというのは正解のようですね。 ただし、先任者の設計なのですが。硬度についてもHRC60指定は先任者です。 勉強にないました。