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製品単価の計算法
- 製品の単価を計算する方法について教えてください。
- プレス製品の単価を算出する方法を教えてください。
- 製品の価格を算定するための手法についてご教示ください。
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プレス屋さんの単価の計算方法は先に他の先生方がおっしゃられていますので、ここまで分かれば一番ウェートがある金型費が問題なると思いますので少しだけお話します。 金型費ははっきり言って会社それぞれ金額が違います。 その理由のほとんどは金型を見積もる際、初めに見えない(なかなか計算できない)費用が多いためです。 そのため適当に(どんぶり)見積もる会社の少なくないです。 (ほとんどどんぶりといっても言い過ぎではないです。) この会社の見積もりは15万なのにあちらの見積もりは30万というのはざらにあります。 要するにプレス製品の単価を出す場合、決まった金型屋に見積もりを出さないと到底算出できるわけが無いということになります。 そのことを頭の隅にでも置いて単価を出すことをお勧めします。 参考になれば幸いです。 いくら同じような感じの部品でも金型を作る上での費用計算式はありません。 理由は ?鉄板の材質、厚みで金型部品、金型の材質が左右されるため (金型屋としては製品の重さは問題にしません。あくまでも製品の大きさ、材質、厚みで考えます。) ?形状が複雑であるのとそうではないものとでは手間が違うため ?その金型会社に設備がどの程度あるか つまり、金型費には計算式などはなく、金型屋の社長が自分の感覚で見積もりをしていることになります。 余談になりますが、このように金型屋が見積もりをしてきたため、値段に根拠がなく、この不景気にも後押しされ、現在の金型費は15年前に比べて1/2にも1/3にもなっています。 これが今現在の状況です。 単価の出し方は御社の過去の実績よりはじき出すことが一番正確だと思います。(あえて言うならば、過去2年前までの金型費用より20%~30%増で考えればある程度うまくいくのではないでしょうか。)
一般的に製品単価は材料費+プレス加工費+洗浄/メッキ費+検査費+梱包費+利益を合計したものです。 <費用は時間当たりの出来高÷(人件費+機械の設備償却費)で求まります。> お客さんによっては金型費を製品個数(製作数)で割ってこの合計に合算するところもあります。 大事なポイントは利益です。他の方も書かれていましたが会社の根幹ですので余り変動させない(削らない)事が大事だと思います。妥当なところでは5~10%程度でしょうね。 あと、金型の消耗工具費(パンチ,ダイの交換費用)を上手く金型費の中に織り込むことを忘れないようにした方が良いでしょう。 お客さんによっては消耗工具費を見てくれないお客さんもありますので最初から金型費の中に織り込んでおくほうがbetterでしょうね。 最近、海外のお客さんと取引していますが金型代を分割払いしてくれますね。設計開始時1/3,着工時1/,完成時(初品サンプルOK時)1/3払ってくれますね。 金型製作時のリスク低減の為にも申し入れしてみたら如何でしょうか。 設備償却費用の算出方法ですが、うちの会社では次の式を使用しています。 取得金額÷(耐用年数×見積稼働率×年間稼動日)ですね。 計算例) 設備代1000万 耐用年数 10年(ネットで耐用年数と打つと出てきますよ) ちなみにココはべんりですね→http://www.tabisland.ne.jp/index.htm 見積稼働率 70%(どのぐらい動かすのかで決めたら良いと思います) 年間稼動日 220日×8時間か16時間か24時間(勤務シフトにより変動) 10,000,000÷(10×0.7×220×8)=811.688となります。 この811.688が1時間あたりの設備償却代となりますよ。 ちなみにうちの会社ではお客さんの商品の続き具合+他社製品生産時に使用することを前提に長めに設定してますよ。 参考になりましたでしょうか??
お礼
さっそく有難うございました。 なにぶん素人なのでもう少し質問させてください 設備償却費はどんな計算になるのですか。 ほんとにさっそく有難うございました。 難しいですね。でも計算式があるとわかりやすいです。 また教えて下さい。
通常、プレス加工品の単価計算を行なう場合は以下のコストに分解して単価計算を行なうほうがいいかと思います。(会社によって算出方法が大きく違うと思いますが・・・・) 1. 金型費 2. 加工費 3. 管理費 4. 機械・設備費 5. 利益 金型費は実際に金型部品手配から設計、組み立て、調整に掛かるコストです。 加工費は、プレス加工工程全体(例:材料受け入れ→加工→洗浄→検査→出荷)までにかかるコストを算出します。 管理費・設備費・利益は会社と製品の難易度によりますが、二つを合わせて全体の5-25%程度ではないかと思います。(管理費が提示必要な場合は個々を低くして工程及び金型費にその技術を分の金額を上乗せしたほうがいいと思いますが・・・・)設備も新たに導入の場合と、既存設備を使う場合とが有りますので、その辺のコストを入れるかどうかは営業と経営者判断になるのではないのでしょうか。 通常プレス加工の場合、金型費はイニシャルコストとして、初回の請求のみにすすことが多いですが、金型の償却を製品単価で依頼される場合は、金型費を全生産数量で割り部品単価に上乗せして見積もりをすることが必要でしょうね。
お礼
有難うございました。 もう一つ質問させてください 加工費の計算として解りやすい計算式のようなものはあるんでしょうか? 難しいことは分からないので式があればと思いますが。 よろしくお願い致します。
お礼
有難うございました。 大まかなことは分かりますが、まだ一個の製品単価の出し方が分かりません 決まった計算式があればなーと思っています。 有難うございました。 何度も、すみませんでした。 大変参考になりました。