> なぜ日本の天皇は自分のことをチンと名乗ったのか?
古代中国を統一した「秦」の「始皇帝」が、「『朕』は、天子だけが使えるものする」と定めたのでした(広辞苑)。
それが日本にも導入されたので、「東の天子」と自称した「天皇」としても、「朕」を使うことに成りました。
ちなみに、「王」様は天子ではないので、「寡人」と謙遜して自称していました。
なので、天皇が「寡人は・・・ 」と発言したら、「自分は皇帝より下の位だ」と認めたことになってしまいますからね、対等であるためには「朕」でなければならないのでした。
> 自分と対等の位を犬の王に与えたってことですよね。
中国産の犬を交配して、犬の「狆」が作り出されたしたのは「江戸時代」。天皇には、そんなことに関わる力も、お金もない時代の話。
天皇は、皇居で見物するためにいろんな動物に「位」を与えましたが、犬には与えていません。
位をもらった動物も、おおかたは忘れられてしまいましたが、天皇が「位」を与えた件で有名で、こん日まで位が残るのは、「五位鷺」です。
分かり易く略すと、醍醐天皇が、酔いを覚ますために庭園を散歩中、珍しい鳥を見て話をしようとしたら、その鳥が「私は無位無冠。陛下にお会いしてお言葉を賜る資格がありません」と言って飛び立とうとしたので、「五位」に叙して天皇と会えるようにした、というような話なのです。
ちなみに、「五位」未満の位の動物(人を含む)は天皇に会えません。江戸時代、10万石程度までの大名のほとんどは「従五位下」。老中クラスで「従四位下」。天皇と対等の位など、とんでもない話。
皇居の掃除などをしていると陛下が通りかかってお言葉を賜りますが、あれは面談ではなく、「ご会釈」といいます。
お礼
有難う御座いました 犬の王は江戸時代の話じゃないですよ じゃあ犬の王とされた犬はチンじゃなかった気がしてきました