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医師が医療過誤で訴えられる事例の記録はないにもかかわらず
- 医師が医療過誤で訴えられる事例の記録はないにもかかわらず、機内で発生した医療上の緊急事態に関しては訴訟が起こされる可能性がある。
- なぜ「動名詞の受動態」についての説明がないのか疑問があるが、名詞を後ろから修飾する「動名詞の受動態」が存在することは確かである。
- また、vignette内の台詞から、名詞の後に置かれた分詞(過去分詞と現在分詞)には意味の違いがあり、文脈に応じて使い分ける必要がある。
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>[質問] 上記の”smoking”の例があるから、名詞を後ろから修飾する「動名詞の受動態」があるのは当然だろうと言われたらそれまでですが、どうして説明がないのでしょうか?それとも、考え方そのものに間違いがあるのでしょうか? ⇒おっしゃるように、これは「動名詞の受動態」ですね。古くは、there's no record of a doctor's being sued for malpracticeと所有格が使われることがあったことからも明白です。 では、どうして説明がないのでしょうか?-いや、説明はあります。例えば、辞書のgerundの項などにはこうあります。 1.動名詞は、動詞の名詞形なので、名詞的な性格と動詞的な性格の両面があります。 2.動名詞の名詞的な性格としては、これが主語・補語・目的語になることや、これに冠詞・形容詞などの修飾語がつくこと、等が挙げられます。 3.動名詞の動詞的な性格としては、以下のことが挙げられます。 (1) 目的語や副詞的修飾語句をとる。 Getting a job in a large city is very difficult.「大都市で仕事を得るのはとても困難だ」。 Thank you for coming over so soon. 「こんなに早くおいでくださってありがとう」。 (2) 完了形(having + pp)をつくる。 He admitted having done it. 「彼がそれをしたことを認めた」。 (3) 受身の形(being + pp)をとる。 I'm used to being laughed at.「私は人に笑われることには慣れている」。 ということで、record of a doctor being sued for malpracticeのbeing sued は、間違いなく動名詞の受身形です。 >a passenger seated just across the aisle from me >The man sitting next to him >これらは、どちらも名詞の後に置かれた分詞(過去分詞と現在分詞)で「座っている」の意味でしょうが、前者は”意識を失っている男”なので、過去分詞を用い「座らされている」で、後者は、”意識のある男”だから自動詞sitを用いているのでしょうか? ⇒失礼ながら、一部解釈違いがあるように思います。「前者は”意識を失っている男”なので、過去分詞を用い…」のところです。(この人が座った時点ではまだ意識を失ってはいません!)。このような用法の過去分詞は通常、「~した・された」というような「完了(状態)や結果」示します。つまり、passenger seated ~は、「~に座っていた乗客」ということで、「完了した状態」または「結果」を表わしているわけですね。 一般に、分詞が修飾語句や補語として用いられる場合、現在分詞は「継続・進行」を、過去分詞は「完了・結果」をそれぞれ表わします。「知覚動詞+目的格補語」の例ですと対比的に把握しやすいと重いますので、それを見てみましょう。 SVC文型の、「知覚動詞+目的格補語(=分詞*)」の構造では、 Cが不定詞*の場合: We saw something move.「動くのを見た」(類別**)。 Cが現在分詞の場合: We saw something moving.「動いているのを見た」(進行)。 Cが過去分詞の場合: We saw something moved.「動いたのを見た」(結果)。 をそれぞれ表わします。 (補足) *ご存知のように、分詞とは、「機能を“分”かち持つ“詞(ことば)”」という意味ですね。 不定詞:動詞と名詞の機能を分かち持つ。 現在分詞:動詞と副詞・形容詞の機能を分かち持つ。 過去分詞:動詞と形容詞の機能を分かち持つ。 ということで、「不定詞も分詞の1つ」とみなすことができます。(場合によっては「不定分詞」と呼ぶことがあります。) **この「類別」というのは理解しにくいかも知れませんが、「何かが(燃える、倒れる、落ちる…のでなく)動くのを見た」というように、「一連の共起可能な意味群から“動く”を類別する、すなわち、選び取る」という意味です。不定詞が知覚動詞の目的格補語になる場合はそういう「選択・類別」の機能がある、ということです。 最後はちょっとご質問の範囲を逸脱してしまったかも知れませんが、以上ご回答まで。
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- wind-skywind
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ネクサスというのは昔からある文法用語です。 私が初めて知ったのはもう35年以上前。 単純には SVOC の OC 関係ですが、 SVOC となっていなくても、動詞の後じゃなくても、 名詞+補語的なもの どうしても日本人的には後置修飾的に考えてしまうものです。
お礼
"日本の学校英語教育は、30~40年前まではかなり文法に力が入れられていたのです。(今はそうではない。文部省選定の高等学校の科目から英文法は30、40年前から姿を消している)「ネクサス」という言葉はその頃に(頻繁とは言いませんが)使われていた言葉のようです。" 50年前から姿を消している気がしますが、知らないことの多い世の中だと知りました。 ありがとうございます。
- wind-skywind
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ネイティブ的には分詞と動名詞を区別しませんし、 前から読んでいくという点でも違いはなくなってしまいますが、 日本人としては区別するしかなく、特に分詞を進行形的にとらえてしまうと、 今回のような英語は構造も意味も見誤ることになります。 https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8467773.html The production line efficiency will be reviewed due to a number of malfunctions being reported recently. この英語も今回の質問とよく似ています。 due to 名詞で「~のために、~が理由で」の意味で、 その後に来ている (a number of) malfunctions という名詞が前置詞につながっているというより、 being reported という動名詞が直接つながっていて、動名詞の意味上の主語が置かれている、 結局、 a number of malfunctions are reported recently という文的なものが名詞化して、due to の後に来ています。 動名詞の意味上の主語が本来所有格なのに、単なる名詞になると 目的格、つまり名詞そのままで普通というのも、 こういう文的なものが名詞化というのも、英語で名詞に主格も目的格も違いはなく、単語そのままだからです。 文なら a number of malfunctions は主格だけど、 英語では主格も何もなく、単なる名詞、 だから名詞自体は何も考えることなく、文的なものを名詞化できる、 ただ動詞は動名詞とする。 こういう動名詞の意味上の主語という観点でここで回答する人は少なく、 どうしても、分詞で後ろから名詞を修飾という発想になりがちなのです。
お礼
ありがとうございます。改めて違う視点で見ることが大切と気づかされました。 回答に登場する”due to”は、according toやbesides、instead of”、aside fromなどと一緒に関心のある前置詞句?です。今のところ溜め込んでいるだけですが。
- wind-skywind
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https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9519639.html https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8234696.html https://okwave.jp/qa/q8579402.html https://oshiete.goo.ne.jp/qa/7720682.html https://oshiete.goo.ne.jp/qa/7277052.html こういう名詞+ ing は名詞を分詞で後置修飾、 あるいは動名詞の意味上の主語+動名詞 どちらにも取る余地があります。 日本語の理屈では、前者は後ろから、ということになるので 区別したくなりますが、英語的には同じで、 ネクサスという関係には違いありません。 特に、この ing が受身 being +過去分詞になると、 分詞なら進行形となってしまいます。
お礼
最近のWeb検索の中で、”ネクサス目的語(補文)”という言葉を見つけました。Nexusと言えば、Star Trekの奇妙なenergy ribbonが登場するエピソード以来です。最近の英文法用語でしょうか?
- wind-skywind
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この名詞プラス ing は分詞が名詞にかかるというより、 動名詞の意味上の主語プラス動名詞です。 つまり、of の後に名詞 doctors が直接来るというより、 of ~ing となっていて record of being sued で 訴えられることの記録 この受身の動名詞の前に意味上の主語として doctors があります。 言ってみれば doctors are sued という文的なものの名詞化表現が doctors being sued なのです。
お礼
ご指摘の” record of being sued”は、思ってもみなかった考えでした。そこで意味上の主語である”doctors”が挿入されるなら、昔ならdoctors’だったのでしょうか。ありがとうございます。
- bakansky
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a doctor being sued for malpractice は、ご指摘の 受動態進行形 としてとらえても、問題ないように思われます。a doctor sued for malpractice として 後置修飾 の形でもいいはずですが、a doctor (who was) sued for malpractice の ( ) 内を being で置き換えて、be sued という受身の形と、「訴えられた」 という 状態 にあった a doctor というニュアンスを出しているのではないでしょうか。「訴えられるという羽目に陥った医者」 というニュアンスを出すための being なのではないでしょうか。下記のところのベストアンサーを見てたら、そんな気がしてきました。 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10102608050 また、being を出すことで、sue という動詞がことさらに意味ありげに使われているような印象を与える効果を出しているようにも思われます。 sitting については、2番目の文は進行形に見えますから、「すぐ隣りに座っていた男」 であれば 「すぐ隣り」 のような、身近さを感じます。それが seated という表現になると、自分からは距離が離れている感じというのが伝わってきます。
お礼
早速のご回答をいただきありがとうございます。 回答の中の” a doctor sued for malpractice”を見ていて、これだと過去分詞による修飾だなと思いました。過去分詞は形容詞的に名詞を修飾するので、「訴えられている医者」となって、現在、「訴えを起こされている医者」はいないが、過去にはあったかもしれないと読める気がしてきました。考え過ぎかな? おまけに[ついでながら]まで、回答いただきありがとうございました。単純に、2回同じ言葉を使わないだけかなと思ってました。
お礼
名詞a doctorについているので、形容詞的性格かと思い込んでいました。動詞的性格のgerundの意味上の主語がa doctorで、昔はa doctor’sだったとお聞きして納得できました。 同じような意味かと思っていた”sit”と”be seated”も、それぞれ固有の意味を持っているんですね。2か月前に同じ文章を見て何も思わなかったのが、「何故かな」と思えるようになりました。 それとも、未だその分に非ずといったところでしょうか。ありがとうございました。