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要件定義が釈然としない状況での業務改善システム化について
ある事業所で、日常的な事務業務を効率化するという話があったのですが、実際のオペレーターがその日常業務に困っているわけではない…という状況なんです。 それで、改善点のポイントをはっきりさせようと聞いてみたのですが、現状、問題なくこなしている訳ですから、システム化の動機として物凄く弱いんです。 データの流れを調べてみた所、テーブル構造になりにくいものばかりで、特にデータの加工集計をする必要もなく。 システム化で今上がっている改善点は達成できても、代わりに不便な所が出てきて、トータルにはマイナスになりそうな気がします。 しかし、ユーザはシステムの素人なので、現状の便利な部分は便利なまま、改善点分、便利が上乗せされると思い込んでいます。 「トータルではマイナスになる」部分をちゃんと説明しなければ納得できないと思うのですが、どうやって情報をまとめればいいのか… それとも、多少強引にでもシステム化の方向で進んでいって、後はできるだけプログラミング等でユーザの要望を満たしていくべきなのか… 私としては、VBでPGをやってたくらいで、ユーザとの折衝、システム設計は初めての経験です。 何かアドバイス、経験談等あれば、よろしくお願いします。
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>企業が業務効率化といった時、それは経営者の視点の話です。オペレータの為では決してありません。… なるほど、そういう視点もあるのですね。実際に使うユーザの使い勝手を最優先に考えていました。確かに視野が狭かったように思います。 >誰の視点での、メリットとデメリットを分析した結果ですか?… この点は感覚的なものでした。これを各立場ごとに計量的に表す必要があるとは思うのですが…。いかんせんその手法の知識がなく、途方に暮れています。 >…真の要件があると経営者が判断すれば、それは「トータルでマイナス」ではない、という事です。 以前話をした中では、システム化することによって納期管理のようなものをしたいとのことでした。 しかし、運用を刷新するような大掛かりな話ではないので、今保持している情報に少し付け加える程のことしかできず、本当にそれが重要な要件(要望)なのか?という疑問があります。 >何故、何件程度の処理が増える事が予測されるのかについても、一応知っておきたいですね。 これは事業所の統合という理由があるので、何件くらい増えるのか、今後MAXでどれくらいになりそうかもある程度ははっきりしています。 一件の作業に関わるデータは多いですが、扱う作業件数自体は結構少ないんです。 今もそんなに手間は掛からず、Excelシートをコピーする方法で問題なく運用されているので、それ以上劇的に短くするのは困難だと判断しています。せいぜい時間が同じくらいになるようにする程度になりそうです。 「自動化によって、データのコピーミスをなくす」「納期管理をできるようにする」というオプションはあるにしろ、最大の関心事であろう「一件に掛かる時間の軽減」が非常に難しい。これ以上ないくらい満たされていますから。 これを犠牲にしてまで、オプションである要件を満たすためにシステム化…というのは本来の定義から外れているように思うし、そうまでして望まれていることだという事が向こうからイマイチ伝わってこないんです。 >一番必要性を感じるのは、経営者(もしくはキーパーソン)とのコミュニケーションだと感じますが、いかがでしょうか。 確かにそうですね。もっと話し合う場を作ってもらおうと思います。アドバイスありがとうございました。