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なぜアメリカ以外の国では軍人は尊敬されないのか
逆に、なぜアメリカでは軍人が尊敬されるのでしょう? フランスでもスペインでも関係者以外の軍人に対する敬意はほぼゼロで、まともに就職できなかった人が行く場所みたいですね。インドネシアやタイでも傷痍軍人い経緯が払われるだけで多数派の健康そうな軍人は尊敬されていません。 なぜアメリカでは軍人が尊敬されるのでしょう?何か人為的にそうなるシステムを作ったのですか?
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- eroero4649
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概ね欧米諸国では軍人には一定以上の敬意ははらわれます。なぜなら、多くの国々は独立戦争を経て自分たちの国を建国しているので、軍隊の力がなければ自分たちの国を持つこともできなかったからです。アメリカがその典型ですね。自分たちの国を作るため、市民たちが自ら蜂起してイギリス軍と戦い、長く苦しい戦いの末に独立を勝ち取ることができました。その動きが大西洋を渡ってヨーロッパに伝わり、フランス革命が起きることに大きく影響しました。「新大陸では人民の国が作られた。我々もそれに続こう」となったのです。 ただ、軍人と一言でひっくるめても、士官と兵士ではお育ちがだいぶ違います。兵士は中世の昔から他に真面目に働くことができないような連中がやる仕事だったのです。だから16世紀の軍隊では、士官は右手に鞭を持ち、左手に銃を持つといわれました。いうことをきかない兵士は鞭で叩き、それでもいうことをきかないやつは左手の銃で殺してしまうのです。鞭も銃も敵に対して使うものではなく、いうことをきかなかったりビビッて逃げようとする兵士を出さないためのものでした。 その流れもあって、フランスの外人部隊や各国の特殊部隊には貧乏で就職先が見つからない人たちが流れ込むというのはありました。質問者さんがいうのは、そういう出自のことだと思います。 アジアでは、中国や日本も含めてなんとなくスポーツマンより勉強ができる人のほうが偉いという共通する価値観がありますね。中国では三国志の昔から「文官(軍師)>武官(武将)」というヒエラルキーでした。諸葛孔明が作戦を立てて、関羽や張飛はそれを命じられるままにやるだけです。日本でも昔から武官は立場が低く、雑に扱われました。その武官(武士)に対する不当な差別への反発(公家は武士に助けてもらわないと治安が維持できないのに、公家のほうが偉い)が源平時代を経て武家政権の発足に繋がるのですね。
- ithi
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uchusenkan さん、おはようございます。 アメリカ人が治安情勢の良くない国に行って、地元の警察、軍隊が信用ないとしたら、頼るべきはアメリカ軍ですからね。
- SPS700
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- catpow
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アメリカがイギリスから独立できたのは、すぐれたライフル銃と狙撃術を持っていたからだという話があります。 ですから、アメリカはいろいろな問題があっても、「銃社会」であり、武力・軍事力を重視しているってことだと思います。 さらに、米国で人気のTVドラマのNCISを見ていると、定期的に現役軍人や退役軍人をたたえる感動的なストーリが放映されています。 逆に日本では、旧日本軍の良い面をTVで流すことができませんし、自衛隊についても、災害救助隊レベルのことしか流されていません。 質問者さんが思うように、人為的にそうなるシステムを作っているというか、「軍人は大切であり、尊敬に値する」という価値観の教育を続けているからでしょうね。 ただ、米国のTVドラマの中でも、「尊敬される職業だから軍人を選んだ」ではなくて、「お金が無いけど学校に行けるから、年金がもらえるから」って理由で志願したのであり、好きで軍人になったわけではないってストーリもあった気がします。 また、戦場から帰った軍人が落ちぶれた生活していたり、まわりから邪魔に見られているようなストーリもあったと思うので、米国も、無批判に「軍人万歳!」ってわけでもない気がします。