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いまだに
さて、ネット上を「今だに」でフレーズ検索すると Q n A サイト等に「『いまだに』に漢字をあてるとすれば、『未だに』とするのは誤りで、『今だに』が正しい」という回答が出てきます。 「未」が誤りということはどうでもよい(というか、余計なので触れないでほしい)のですが、「今」が正しいということについて、「『今となっても(なお)』の意だから『今だに』が正しい」との旨が書かれているのみです。 そりゃ「今となっても(なお)」ならそうだし、そう思えばそうであるのですが、客観的資料を一つも示していません。つまり、「『いまだに』=『今となっても(なお)』のことである」根拠が示されていません(「意味がそうである」ということだけ)。これでは、「意味が同様のものとなる複数のものにたまたま同じ音(いま)が含まれているだけではないか」との指摘を免れません。 お願いします。
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- msMike
- ベストアンサー率20% (364/1804)
》 『未だに』とするのは誤りで、『今だに』が正しい」という回答が 》 出てきます。 文面からすると、貴方が正しいと思い込んでいる『未だに』も、私は正しくないと思っています。「いまだに」は「未に」と書くべきと思っています。 なぜなら、「未」の訓読みは「まだ」「いまだ」「ひつじ」だからです。
- Biolinguist
- ベストアンサー率69% (354/513)
「いまだに」を「今だに」と書く典拠があればいいのですね? では、『日本国語大辞典』(小学館)から引用しましょう。 (用例は一部省略します) いま‐だに 【今─・未─】 解説・用例 【一】(今)〔連語〕 (名詞「いま」に助詞「だに」の付いたもの) (1)せめて今なりと。 *源氏物語〔1001~14頃〕夕顔「つきせず隔て給へるつらさに、あらはさじと思ひつるものを、今だに名のりし給へ。いとむくつけし」 (2)今でさえ。今でも。今もなお。 *新千載和歌集〔1359〕恋三・一三八四「恋衣へだてしなかをかこつ間に今だに解けぬ夜半の下紐〈源頼之〉」 【二】(未)〔副〕 (副詞「いまだ(未)」に同じ。否定の語を伴っても用い、肯定文でも用いる)今でも。今もなお。まだ。 *金色夜叉〔1897~98〕〈尾崎紅葉〉続・八「今夜の事を忘れるなとお言ひの声も、今だに耳に付いて居るわ」 補注 【二】については、現在では名詞「いま」に助詞「だに」が付いたものというより、副詞「いまだ」に助詞「に」が付いたものという意識が強い。 ちなみに、「未だ」については、こうあります。 いま‐だ 【未】 解説・用例 〔副〕 (名詞「今」に、助詞「だに」の語根と同じ「だ」が付いたもの) (中略) 語誌 「未」字は、平安初期の訓読では「ず」「じ」とだけ訓読されたり(「成実論天長点‐一二」の「大利益有りとは見未(ず)」)、「いまだ」と訓読され、述語に「ず」等を読み添えることもあった(「大唐三蔵玄奘法師表啓平安初期点」の「未た詮序すること有(アラ)ず」など)。その後「未」字を「いまだ」と読み、返ってまた「ず(じ)」と読むといういわゆる再読字としての訓読が生じ、平安後期に定着した。 いかがでしょうか、「未だに」でも「今だに」でも、どちらにしろ、日本語の音に中国の漢字を当てはめただけですので、私としてはどうでもいい話です。 むしろ、和語に漢字を当てるな、という人もいるでしょう。
- PROTECTHIM
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こういうタイプが 『日蝕』 って書いたら 『日食です』 と訂正してくるんよね( ^∀^)
- neutrino_86
- ベストアンサー率24% (46/188)
言葉の由来に正解を求めようとすると、これに限らず色々ありますよね。 日本人として、知っておいて良いウンチク、です。 実際には言葉は文法含め日々変化するものなので、相手を見て使い分ける、分けられる、ぐらいの心構えと知識はあった方が良い、ぐらいでいいでしょう。 「しゃべれる、たべれる、ミニストップ」というCMがTVで流れた時を思い出しました。年寄りは眉をひそめましたが、CMは若者(今のおじさんおばさん)向けの印象深いキャッチを狙ったので、成功したわけです。いまや「ら抜き言葉」は生きた日本語として市民権を得てしまいました。 未だに、も同様で、全くコミュニケーションに支障をきたしませんし、むしろ今だに、の方が不自然になりつつあります。 言葉はコミュニケーションのツールであり時代とともに変化する、という原則と、文化・歴史を紐解くロマン・学問は別の話です。我々は平安時代の言葉遣いで会話してません。が、平安時代の文学への理解を絶やさず残し楽しみたい人も多い、です。