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哲学と地理学の関係性について。
皆様はどうお考えでしょうか。 「哲学と地理学は学問の母」と言う言い回しがありますが、哲学と地理学、どちらが早く学問として成立した学問なのか。また、なぜ哲学と言う "なぜを追い求め探求する" 学問と、地理学と言う "地を究める" 学問が "母" つまり、あらゆる他学問へと裾野を拡げる結果になったのか。 教えて下さい。
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- ALFa8C
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自然科学~理数系が最初からあった学問…哲学では?~それを人間が数値や文字に表現 … 人文や社会学は人間の文化…文明でできた学問。
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10004/12513)
>なぜ哲学と言う "なぜを追い求め探求する" 学問と、地理学と言う "地を究める" 学問が "母" つまり、あらゆる他学問へと裾野を拡げる結果になったのか。 ⇒以下のように考えます。 (1)最初に哲学の体系的分類を試みたアリストテレス(BC4世紀)は、自然学を第2哲学として哲学のうちに位置づけた。したがって彼は、哲学の祖はといえるかもしれないが、自然科学の祖とはいえないだろう。 (2)これに対し、ヒッパルコス(BC2世紀)やプトレマイオス(AD2世紀)は、まさに「自然そのものをありのままに」研究した。特に、地理学や天文学("Almagest")で有名なプトレマイオスは、ある意味、自然科学の祖といえるかもしれない。 (3)地理学は、自然の地理的計測、すなわち、土地などの測量から発達した。したがって、それが学として体系づけられるのは、エジプトやメソポタミアなどの農地で何千年もの間延々と実践されてきたことの結果である。 (4)哲学は思弁の学であり、地理学は実測や実践の学であった。だから、中世のLiberal arts「自由7学科」なども、この系列化に由来する。すなわち、哲学由来:文法、修辞、弁論、(音楽)。地理学由来:数学、幾何、天文。 (5)上述のとおり、地理学は農業との関係で発達した。それゆえ、例えば、geometry(幾何学)は、「geo(土地)+metreo(測量)」の合成語である。これほど見事に両者を結びつける証しはない。 (6)ちなみに、天文学は、一部には農事歴との関係で発展してきたといえるし、数学も一部には耕作地の面積計算、収穫量やそれにかかる税金の算出などと密接に関連して発達面があるといえる。 以上から、 諸学問のうち、人文科学の元になったのが哲学であり、自然科学の元になったのが(おもに)地理学であった、ということに納得できるのではないでしょうか。 なお、前後が逆になりましたが、 >「哲学と地理学は学問の母」と言う言い回しがありますが、哲学と地理学、どちらが早く学問として成立した学問なのか。 については、一口で答えるのが難しいです。 (1)学問的体系という意味では、冒頭で見たように、哲学の方が早く成立したように思います。 (2)逆に、学問として体系づけられてはいないまでも、実践や応用という意味では地理学の方がはるかに早い時期から成立(というより存在)していた、といえるように思います。 以上、ご回答まで。
- okboy1
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大学院で哲学やってたものです。本当に学術意味の学の世界で、「哲学と地理学は学問の母」という言う言い回し?を聞いたことありません。 「哲学は前提を問う」みたいな話だったら聞いたことありますが。 そして、ここの質問は前提すでに。。。ということになりますかと。