ベトナムで核爆弾はなぜ使われなかった

質問

撃つなら撃ってみろと本心から言ってる士気の高い軍団はしょせんは威力の大きい爆弾に過ぎない原爆では崩せないのですか？
臆病者の民間人以外に通じない道具だと広島以降の幾多の戦場で分かったから実験だしかやらないのですか
陣地でバチコーイと待ち構える敵には無意味だから軍隊相手に使う国が０なのですか？

回答No.6

mm058114 · ベストアンサー

簡潔に、

全面戦争になり第3次世界大戦に発展する懸念があったからです。
ソ連、中国、北鮮も実質敵陣営で、資本主義と共産主義国の代理戦争であったから。

もし、使うのであれば戦術核になると思います。
広島、長崎は、戦略核です。
ちなみに現代では、技術進歩により戦術核と戦略核の区分は必要なくなり、単に核と呼ばれています。

また、ベトナムのジャングルと地下に篭った敵に、核の効果がどの程度あるのか疑問視されました。
その為まずお試しで、枯葉剤を使いました。
枯葉剤でジャングルが除去できたら、核を使うことも考えていたようです。
実際、核は準備され爆撃機もスタンバイしていました。

ただ、戦争でなく地域紛争で、戦時でなく平時なので、
大統領の裁量だけの核の使用は、議会の承認は得られなかったでしょう。
もし使用していれば、アメリカの正義、世界の警察は、かなり苦しいお題目で各国に受け入れられたか疑問です。

お礼

ありがとう

回答No.5

kitsunetoneko

ベトナム戦争でも，ダックフック作戦など，実行されませんでしたが，アメリカ軍による，北ベトナム軍や，支援する中国（中華人民共和国）などを狙った，核爆弾による攻撃は，実際，計画され，核爆弾を積んだ爆撃機や，給油機などが，多数準備されるなど，核爆弾を使った攻撃を行う予定は，あったようで，１３回ほど，アメリカ側が，北ベトナム政府側に，核兵器を使うという威嚇や，脅しは，行ったようですが，北ベトナム政府側は，アメリカの奴隷になるよりは，死ぬことを選ぶ，核兵器には，屈しないと，脅しなどに，屈しなかった為，あくまで，民族自決を目指す，北ベトナム政府側には，効を奏しなかったようですし，当時は，太平洋戦争末期の，日本の広島で被爆し，被爆二世に当たる，次男を，幼くして白血病で亡くされた，被爆者の名越操さんなどが，世界原水爆禁止大会などで，核兵器禁止や，東南アジアに関する発言などをされたり，核兵器に関する議論などが，盛んだったようで，実際，北ベトナム政府のように，核兵器を使用しても，屈しない姿勢のところに，アメリカ側が，核兵器を使用しても，当時は，既に，中国や，旧ソ連も，核兵器を持っている為，アメリカ側も，被害が，出るかもしれませんし，朝鮮戦争のみならず，キューバ危機などでも，核兵器を使用せず，核戦争を，回避して来たアメリカ側が，ベトナム戦争時に，地理的にも，ジャングルや，地下などに潜んでいる，北ベトナム政府軍側の兵士に，核兵器を使用することは，あまり，効率的では，なかったようです..日本の，広島や長崎の原爆投下に関しては，確かに，アメリカ側の，開発した原爆の威力に関する，人体実験のような意味合いもあったと思いますし，日本を完全に制圧する，ダウンフォール作戦（オレンジ作戦；オレンジ＝日本）という計画も，あったようなので，ポツダム宣言を，黙殺した，日本側にも，要因があったとも思われます..

お礼

ありがとう

回答No.4

FEX2053

アメリカ核爆弾を日本に使ったのは、攻撃するためではなく
ましてや「戦争を終わらせるため」ではありません。あれは
第一義的に単なる「実験」です。

さらに言えば、あれは「日本を攻撃するため」に使ったもの
ではなく、「ソビエトに"オレはこんなの持ってるぞ"」と
デモンストレーションするのが、第二の目的です。

なので、そういう「新型爆弾の実験」「敵陣営に対する
デモンストレーション」という状況でないと、核爆弾なんて
世界中からいろいろ言われるであろう、めんどくさい爆弾は
使いませんよ。

アメリカ自身も、実際使ってみたら結果が凄すぎて、国内
からもいろいろ言われちゃったので、その後はどうにも
使いにくくなったようですし（朝鮮戦争やキューバ危機で
使える場面合ったのに使わなかったですから）。

今の北朝鮮は「新型爆弾の実験」「敵陣営に対するデモン
ストレーション」として核爆弾を使いかねませんが・・・。

お礼

ありがとう

回答No.3

shpfive

仮にアメリカがベトナム戦争で核兵器を使用した場合、逆に北ベトナム軍が中国、ソ連から核兵器の提供を受け、ベトナムで軍事行動を行っている米軍、あるいはその同盟軍に対してゲリラ的に使用する可能性は否定できません。

そして、その後の他の紛争でソ連、中国などの社会主義陣営が、アメリカの同盟国に対して核兵器を使用する可能性も高くなるでしょう。

例えば朝鮮戦争が再開した場合、北朝鮮が韓国に対して核兵器を使うハードルも下がります。

何よりもアメリカにとってベトナム戦争は「割にあわない戦争」となっており、リスクをおかしてまで「ベトナム戦争で勝利を得る」までの熱意はなかったんです。

アメリカは朝鮮戦争では原爆を使用する直前までいきましたが、結果的に使用しなかったのは「ソ連との全面対決」を回避するというのが大きな動機の一つとなっていました。

ベトナム戦争にも同じことが言えると思います。

お礼

ありがとう

回答No.2

あずき なな（@azuki-7）

目的が違うからです
日本に原爆を落としたのは単なる恨みからって要素が大きかった
(アメリカにしてみれば太平洋の島々を奪われてジャップと見下してた黒人と同等の民族にしてやられたわけですから　憎しみは相当だったようで　それが原爆を使った要因のひとつでもあります)

しかしベトナムは違います
アメリカは別にベトナム侵略の意図があったわけでもないし
原爆よりリスクが少なくて確実に相手にダメージを与える枯葉剤とか
新型の爆弾を開発してましたし

お礼

ありがとう

回答No.1

eroero4649

ベトナム戦争では、アメリカ軍は軍事的に敗北したわけではありません。「アメリカの敗北を決定づけた」といわれる1968年のテト攻勢も、軍事的には北ベトナム側の敗北といえます。
しかし、テト攻勢によってアメリカは政治的に敗北してしまいました。国際社会はもちろん、アメリカ国内でも「これ以上この泥沼の戦争を続ける意味があるのか」と厭戦気分が蔓延してしまったのです。

もしベトナム戦争でアメリカ軍が核兵器を使ったら、北ベトナムの後ろ盾であるソ連と中国がここぞとばかりにアメリカを非難したでしょうし、当時はヨーロッパでも日本でも社会主義運動は盛んだったので彼らも同調してアメリカを非難したでしょうから、アメリカが失う政治的威信というのはとんでもないものになったと思います。

お礼

ありがとう