- 締切済み
核爆弾
核爆弾(の内どれでも構いません)の構造はどうなってるんですか。 そういうのが載ってる本があったら教えてください。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
みんなの回答
- YUZURU
- ベストアンサー率25% (37/146)
原爆の構造は他の方がお答えになっているので、水爆に関して知っていることをお答えします。中心部に水素を置き、周りに原子爆弾を均等な間隔で配置します。この原子爆弾をいっせいに爆発させると、圧力が中心にあつまり、水素が核融合を起こします。この核融合の際に発生するエネルギーで、破壊力を増幅する訳です。たくさんの原爆を同時に爆発させますので、放射能も威力も広島や長崎で使われたものとは、比較にならないくらい強いものになります。恐ろしい兵器です。旧ソ連に配備されていた超大型のものだと、1つのICBMに3発の水爆が多弾頭で搭載されており、岐阜県の辺りに落ちると、嘘か本当か日本海と太平洋が繋がってしまうそうです。もっとも、3発は途中で分離するので、たとえば、大阪と名古屋と東京を同時に破壊するわけです。あっ、構造を知りたかったのでしたね、失礼しました。
- otsuge
- ベストアンサー率15% (43/278)
広島型と呼ばれているのが、ウラニウム235の高濃縮(多分50%より上くらいですが、半導体のような9が6個も並ぶような純度は必要ないはず)燃料を、理論臨界量の半分ずつに分けて、長い筒の両端に配置。さらにその両端に配置した火薬に点火することで、二つの塊をぶつけて、瞬間的に臨界状態を作り出します。この構造から、ガン・バレル型とも呼ばれます。ちなみに、天然ウランに占める235同位体の割合は1%に足りず、商用発電所用はこれを5%程度に濃縮したものを使います。この使用済み燃料から取り出すことができるのが、プルトニウム239という、自然には存在しない超ウラン元素です。 軍事用原子炉と呼ばれるものは、電力などの経済性よりも、このプルトニウムを取り出すことを主目的にします。次に長崎型と呼ばれるものは、プルトニウムを何十個の塊で爆弾の殻状に配置し、これをやはり多数の火薬を微妙な時間差で点火、爆弾の中心一点に圧縮して臨界状態を作り出します。少しあやふやになりますが、この方法で理論上の臨界量より少ない核燃料でも、核分裂を起こすことができ、兵器としての柔軟性が広島型よりも増える可能性を持っていました。その代わり、火薬の点火タイミングなど、複雑な要素が増えるため、アメリカはこの長崎型のみ事前に爆発実験を行ないました。ウラニウムと爆縮、プルトニウムとガン・バレルの組み合わせがあったかどうかは、私にはわかりません。 爆縮の構造は、先般機密解除になって、NHKのテレビにも出ました。
- yen
- ベストアンサー率27% (10/37)
核爆弾は原子爆弾(核分裂爆弾)と水素爆弾(核融合爆弾)に分けられますが、前者の最も簡単な構造についてはルーディ・ラッカー作のSF小説「セックススフィア」(早川文庫)の中に出てきます。つまり高濃縮ウランの固まり2つをぶつけるだけ。それ以外でも原爆の構造図などは一般の書物やCD-ROMの中にいくらでも載っています。例えばマイクロソフトのエンカルタ97にも載っていました。私が今まで見た中で最も分かりやすかった書物は30年ほど前、小学生だった頃に学校の図書館で見た「原子力の驚異」という本でした。今では手に入らないでしょうけど。水爆については構造図は殆ど見たことは有りません。唯一、15年程前に雑誌「丸」で核兵器の特集をした時に載っていました。
- kenji-osak
- ベストアンサー率3% (1/28)
詳細構造図はもちろん市販の本には載ってませんが、講談社ブルーバックスの 「原子爆弾(その理論と歴史)」(山田克哉著、ISBN4-06-257128-5) に基本的な構造と作り方が書いてあります。 ほんとに詳細に知りたかったら、アメリカのアングラ系のサイトにでもいったら 書いてあると思いますが。
簡単な構造であれば、HDH世界大百科事典に載っていました。