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電磁開閉器の配線についての質問
- 電磁開閉器の配線に関する質問について説明します。
- 電磁開閉器の配線には「S相とR相」の組み合わせがよく使われますが、他の組み合わせは邪道ではありません。
- 電磁開閉器の配線には順番に意味があり、入れ替えると不都合が起きる可能性があります。
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回答(1) (1)質問1に対する回答です。 慣例です。 操作回路の電源はR相とS相に接続されています。 これは、電気設備技術基準により、電源変圧器の二次側の中性線 (Y結線)、または中性線無い変圧器(Δ結線)の場合は一端を接地する ことになっています。 電源電圧がAC200Vの場合、Δ結線の変圧器が一般的に使用されており 多くの設備ではS相を接地することになっています。 なお、S相を接地しなさいと言う制限はありません。慣例でそのよう になっています。 これに関連して安全のためだろうと思いますが、操作回路の電源はR相 とS相から取り、電磁開閉器のコイルやランプ、ソレノイド等の1端を S相に接続しています。これも慣例です。 T相とS相 或いは R相とT相でも問題ないでしょう。 ただし、先輩の方々から、なぜ、T相とS相 或いは R相とT相にしたのか? と質問が出て、回答を求めるられる事態になる可能性があります。 この場合、うまい回答を考えておく必要があります。 うまい回答ができませんと、追加修正を命じられることもあります。 回答(2) R相⇔ONボタンSW⇔"OFF"SW⇔電磁接触器コイル⇔サーマル"リレーの b接点"⇔S相 >各種SWや電磁接触器コイル、サーマルリレーのb接点の順番を入れ替 >えると不都合が起きる可能性はありますか? この場合の接続する機器の順序を変えても動作には支障がありません。 ただし、機器の順序を変えますと配線が複雑になる場合があります。 種々の検討して、最短距離で回路チェックも容易となるように努める 必要があります。 (悪い例) R相⇔ONボタンSW⇔電磁接触器コイル⇔サーマルリレーの b接点⇔OFFSW⇔S相 としますと、 ONボタンSWとOFFSWは盤表面に設けますので、盤内部のサーマル リレーのb接点から盤表面のOFFSWの一端に接続します。 OFFSWの反対の一端から盤内部のS相に接続することになり、複雑な 配線作業となります。 上記の通り、操作回路作成の時から、配線作業や保守点検する人の ことも考慮し、最短距離で回路チェックも容易、加えて安全のこと も考慮することを期待します。
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- lumiheart
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>(1)質問1 その通り、単なる慣例です 優先的にR-S相を使用します プラント盤等の大型盤では R-S相 S-T相 R-T相 と3種類の制御電源を作るのは珍しくありません 制御電源容量が比較的小さいならR-S相とS-T相のみの場合もあります ただ、S-T相とR-T相のみでR-S相を使わないパターンは見た事ありません 必ずしも禁止してる訳でもない また、日本国内のみでなく北米やEC諸国の盤でもほぼ同様です >(2)質問2 >各種SWや電磁接触器コイル、サーマルの順番を入れ替えると不都合が起きる可能性はありますか? 動作的には不都合は有りません ただ、モータや電磁弁回路が数十回路あるようなプラントで No1モータは ONボタンSW ⇔リセットSW ⇔ 電磁接触器 の順 No2モータは リセットSW ⇔ONボタンSW ⇔ 電磁接触器 の順 だったとしたら 普通の保全課長は怒る バッカモーーン、直ぐに作り直せ ただ単にメンテ上の問題 故障時のスイッチ交換や定期更新 それらの作業時に接続ミスとかし易い為 (多くの会社では故障しなくとも何年か使用後に交換する)
お礼
経験を踏まえて説明していただきありがとうございます。 慣例というものも、ほかの人に見せる(設計・メンテナンス)という点では重要なんですね
お礼
非常にわかりやすく説明していただきありがございます。 過去の慣例=ほかの人でも理解ができる という流れなんですね。