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単為発生について
新聞で単為発生についての記事を見ました。卵子が受精することなく細胞分裂し、成長するということがあるなんて初めて聞き、驚きました。しかし、は虫類や鳥類、魚類では見られる現象なんですね。初めて知りました。ヒトへの影響はどうなんでしょう?単為発生の問題点、将来への展望や課題は?さらに、単為発生についての皆さんの意見も聞かせてください。
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- japonicus
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産業に結びつくと、単為発生は非常に有用です。 魚類の場合では単為発生で生まれた子供は母親のクローンになります(当然、全部メス)。このため、成長の良い個体とか、肉質の良い個体だけを選択的に生産できるようになります。また、一般的にメスはオスよりも成長が良いですし、卵も取れますのでメスの商品価値が高い傾向にあります。こうした事から、例えば養殖業などでは単為発生がとても役に立ちます。 今回、哺乳類でもメスだけから子供が作れる事が明らかになりましたが、例えばこれを畜産業などに応用するのは非現実的だと思います。肉質の良い血統を大量に育てたいならば体細胞クローンを作る方が簡単ですから。
- JF1Msf
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学会でご本人がおしゃべりしているのを、何気なく聞いたことがありますが、単為発生とは言ったものの、本当にそう呼んでいいかは疑問です。別々な個体の卵をくっつけて発生させたわけですよ。しかも遺伝子改変マウスを使っています。あの実験によって彼らは、刷り込みを受ける遺伝子が、哺乳類の単為発生を阻止している可能性を示したかったわけで、他の動物に見られる単為発生を哺乳類にも導入しようなんてたくらんでやったわけではありません。むしろ、確かに哺乳類では単為発生は起こらないんだ!という実験なんです。
参考URLによりますと、人間では無理らしいですよ。 無理っつーか、読む限りでは「人間でやっても意味がない」という程度のものらしいですが。 そういや、いつだったかこの記事を見つけた彼女が、鬼の首でもとったような顔で「もう男は必要ないのよ! おほほほ!」とか言って大騒ぎしてましたよ(笑) しかし、今回のマウスでの単為発生は、2つの卵子のうち片方を「精子に近い状態」に改造して行ったもので、厳密にいえば、オスとメスの遺伝子を掛け合わせて作ったものだと言っていいと思います。 将来的には同性愛者同士の子供を作るのに利用されたりしそうですけど、そう急いで研究する価値のある問題ではなさそうな気がしますね。
お礼
ありがとうごさいました。とても分かりやすく、参考になりました。