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食べ物の遺伝子はそんなに影響を受けるものなの?
世間ではやたらと遺伝子組み換えの食品を気にしているようですが、食べ物の遺伝子ってそんなに影響を受ける物なのでしょうか? 別に食べた後、自分の遺伝子に組み込むわけではないですよね? そんなことができたら交配なんて必要ないし、食べた物で遺伝子が変わるんだから近親相姦で奇形児が生まれることもないでしょうし。 人がほぼ同じ遺伝子を持ってると言うことは、食事など外部からの影響で遺伝子が変わることはなく、だとすれば遺伝子組み換えされた食べ物を食べても平気ということにはならないんでしょうか? 遺伝子なんて仰々しく言ったところで、食べ物としてみればただのタンパク質ですよね? 胃液で分解されて遺伝子の形すら保てないのではないでしょうか? 遺伝子をいじって培養した臓器を移植するというなら分かりますが、分解されて再構築される食べ物で何をそんなに過敏になってるのかが分かりません。
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- ketsuro8da
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遺伝子組み換え技術は一時農業や産業を革新する夢の未来技術と期待され研究されましたが、現在ではすっかり下火になってしまい、一般的にはほとんど行われていません。その理由は現在の技術では遺伝子組み換えの結果何ができるか判らないからです。 具体例としては日本のある巨大化学メーカーが筑波大の教授の研究に基づいてアミノ酸(確かトリプトファンでした)を遺伝子を組み換えた大腸菌を使って安価に大量生産して米国に輸出したところ、多数の人が死亡して巨額の賠償金を支払う羽目になりました。原因としては確かにアミノ酸ができたのですが、そのアミノ酸の重合体ができていて混じってしまっていたことが判りました。この重合体が有毒だったわけです。 つまり当時は分子が2つくっついた重合体が遺伝子組み換えによってできるとは予想できなかったこと、さらに重合体が含まれていることを簡単に調べることが難しかったことが原因です。 この事件以後遺伝子組み換え技術は産業的には急速に廃れてしまいました。
- nijjin
- ベストアンサー率27% (4815/17786)
遺伝子が人体や環境に与える影響ではなく 遺伝子を組みかえられた事による生物的な変化・発生する化学物質が問題になります。 仮に、遺伝子組み換えをした米から人間では消化できない化学物質ができそれが原因で腹痛や下痢がおこるようになったとなればどうでしょうか? もし、それが腹痛や下痢ではなく生命に係わるような化学物質を作り出してしまうとしたら安全とはいえません。 また、環境においてもそれにより作り出された化学物質が害虫とされる昆虫に突然変異をおこさせ自然界に大打撃を与えるような個体になってしまったらどうでしょうか? そして、突然変異が人間でもおこったらどうなるか? まだ、世代交代が少なく長期的な摂取・栽培も無いのが現状で 将来、どんな問題が出るか分からないというところがあります。 そのため危険だと言われています。
- kagakusuki
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組み替えられた作物中の遺伝子そのものが、人体に吸収されて悪影響を及ぼす事はありえない事だと考えて構いません。 その作物を食べた際に、腸内の細菌などがその作物の遺伝子を吸収し、その吸収した遺伝子を人の腸の細胞に注入する事を心配する人間も中にはいますが、もしその様な事がありえたとしても、別に腸内細菌が遺伝子組み換え作物であるか否かを区別して遺伝子を移し替えている訳ではないのですから、遺伝子組み換え作物ではない作物を食べた場合においても生じるリスクは全く同じであり、この点に関しては遺伝子組み換え作物が既存の作物と比べて危険だとする理由にはなりません。 遺伝子組み換え作物にも色々あり、収穫量を増やす目的で遺伝子を組み替えたものもあれば、早く成長するようにしたもの、寒い所でも育つようにしたもの、栄養価を高めたもの、などもあります。 そういった中には、害虫に食べられ難くするためにその作物自体が体内で農薬成分を作り出すようにしたものもあり、その類の作物が作り出す農薬成分は人体に対する毒性が少ないものになる様に、組み替える遺伝子を吟味した上で実用化しているものとは思われますが、毒性が少ないからと言って必ずしも全く無害であるとは限らない訳です。 この様に遺伝子組み換え作物の中には、食べると害になる恐れがあるのではないかと考えられるものもあるにはあるのです。 しかしその様な害のある恐れがないとは言えない様な遺伝子組み換え作物は、遺伝子組み換え作物の一部に過ぎず、全ての遺伝子組み換え作物が危険だという訳ではありません。 その様な詳細を知らない人間の中には、「一部には『害のある恐れがないとは言えない様な遺伝子組み換え作物』が存在する」という情報を知って、「遺伝子組み換え作物は全て危険なものなのだ」と勘違いをして騒ぎ立てているのです。 そして、その様に騒ぎ立てている人間がいるところを見た、何も知らない人間が 「その様な騒ぎになっているという事は遺伝子組み換え作物は危険なものなのだ」 と思い込んでしまい、誤解や勘違いが更に広がって行った結果、世間ではやたらと遺伝子組み換えの食品を気にする様になってしまったという訳なのです。 作物を販売する側も、客の中に遺伝子組み換え作物を危険視する人間がいる事により、遺伝子組み換え作物ではないものを売った方が売れ行きが良くなるため、遺伝子組み換え作物ではない事を謳った商品を売る様になってしまった訳です。 遺伝子組み換え作物の中には確かに人体に対して有害ではないとは言い切れないようなものも一部にはあります。 しかしそれはあくまで一部に過ぎず、遺伝子組み換え作物の中には人体には何の悪影響もないないものの方が多いという事や、中には栄養価を高めたものなどの様に人体にとって有益なものすらあるというのに、そういった事を知らない人間が十把一絡げにして「遺伝子組み換え作物であればどんなものも危険である」と誤った認識を持っているだけなのです。
- 雪中庵(@psytex)
- ベストアンサー率21% (1064/5003)
遺伝子組み換え作物が問題となったのは、遺伝子組み 換え作物を農地で栽培する事で、その遺伝子操作され た作物の花粉が飛散して、他の農地で栽培されている 同種の作物に伝わり、コントロールされていない状態 で拡散してしまうからです。 そこには、幾つかの不確定要因があります。 まず、「遺伝子組み換え」というのは、制限酵素という 遺伝子の特定の配列の所を切断して潜り込む、ウイルス 由来の酵素に導入したい遺伝子をつけて放り込み、組み 込むのですが、「うまく組み込まれた」という確認は、 結果として導入した遺伝子が作り出す物質を確認する だけなのです。 そこには、「それ以外の所にも制限酵素の配列と同じ 配列を持った部分があり、潜り込んで破壊された部分が あるかも知れない(その確認は、短期の(標準的な環境 での)試験栽培によってしか行われていない)」「潜り 込んだ制限酵素が再び飛び出して、元のウイルスさながら 伝染する可能性がある(実際、他の作物への水平伝播の 例も報告されている)」といった可能性に対して、企業 利益を優先し、「疑わしきは排除する」という一般的な 食品基準のルールが無視されている。 (試験農場外で、勝手に遺伝子組み換えが起き始めれば、 そこで不測の変異が起きても排除できない) また遺伝子組み換えによって、害虫を寄せ付けない成分を 作らせて殺虫剤を不要にしているが、その成分が人類に 無害かどうか、成人による短期の実験しかなされていない (それまでケミカルな害しか知られておらず、それを元に 安全基準値を定めていたダイオキシンが、実は環境ホルモン としてごく微量でも有害である事が分かって、禁止になった という例もある)。 通常の遺伝子なら、胃で消化されるかも知れませんが、 ご存知の通り、ウイルスは粘膜接触で感染する(胃の前の 口腔内で)し、ケミカルな毒性が胃液で消えるなら毒薬は 存在しません。
- cwdecoder
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遺伝子が人体に影響するのではなく、その遺伝子が作り出す毒素などが影響する可能性はあります。 例えば、他の雑草の影響を受けないようにシアナミドなどを作り出すようにプログラムされた植物の場合、人体に影響を与える可能性があるってことです。実際の検証には長期かつ多数のサンプルが必要で、結局わからないのが現実です。
- tzd78886
- ベストアンサー率15% (2590/17104)
はっきり言って、「わからない」としか言いようがないのです。なぜなら、遺伝子組み換え食品というのが登場したのは人類の歴史上ごく最近であり、動物実験するにしても人間と同じ症状を表すとは限りませんから、現状では「世界中の人を使って実験している」のと同じようなものだからです。長年食品として食べられているものでも実際には発がん性が有ったり健康に良くないことが判明したものも珍しくありません。生鮮野菜が年間を通して入手できる今、わざわざ塩に漬けた食品を口にするのは健康に悪いことはすべての学者が共通して発言していることです。こういうことを心配するのであれば、まず確実に健康に悪いものを口にしないことから始めるべきだと私は思います。
- Dr_Hyper
- ベストアンサー率41% (2483/6032)
そうですね。騒ぎすぎでは?と疑問を投げかける研究者もいれば,人類滅亡の危機を自ら作っているという論調の研究者もいます。 大丈夫でしょう。という研究者はあなたと似た意見です。 遺伝子組み換えをしたところで,殆どが分解されるわけですから,農薬などが残らないようにして食べれば大丈夫です。といって販売し,反対派が100%大丈夫なんですか? といわれれば,殆ど問題ありません。と応えもめるというのがずーーーーとつづいています。 一方なぜ組み換え作物が気になるかと言えば,もともと地球上に無かった物を食べている。 と言えばイメージしやすいですか? 殆どが薬剤耐性や劣悪な状態でも生育できような工夫をしているのですが,今現在でも,人が,この遺伝子はこんな役割をしています。と思っている物が10年後に,実はこんな役割も,こんな仕事もしていました。と分かることが多くあります。逆に言えばそうゆうものこそセンセーショナルな論文になるわけです。iPS細胞だって,ほんの10年前には,そんなのあり得ない。と言われていたことですからね。 つまり,人は良いことをしてくれると思って導入した遺伝子が,実は人の体にはいってペプチドまで分解されたときに,たまたま人に悪影響を及ぼすようなホルモンのような役割をして胃壁とか血液とか血管の内側などにものすごく悪さをする可能性は,正直だれにもわからないのです。 そしてこわいのは,それを食べてすぐみんな死んでしまえばすぐに発売停止になりますが,10年20年と影響がなく,がんやその他の病気になるとか,自分の孫の世代で子供がうまれなくなるなどのことがおきたらどうするの?という心配事があるということです。 吸収されるまで短くなったアミノ酸の配列がたまたま性ホルモンの分泌に影響をあたえるために,不妊になりやすいといったことがマウスでは再現できなければ,それを食べて妊娠しにくい人はもっとしにくくなってしまった。でもだれもそれに気が付かない。なんてこともあり得ない話ではありません。それを心配する人は少なからずいて,でも具体的にこんな風にたとえ話をすれば,そんな根拠もないこといってどうするの?と言われるのでこんな感じで誰も説明しないのです。まあ言えて,アレルギーの原因になるかもしれない。程度です。 今後人類は増加していけば確実に食糧難はやってくるでしょうし, かといってある世代にむけて時限爆弾になるような作物を作っても良いのか?と言われれば疑問です。 あなたがエイリアンを食べ続けて,孫の体に影響が出た。といわれたことを想像すればすこしはわかりやすいでしょうか?
- M_Sato
- ベストアンサー率54% (550/1003)
> 世間ではやたらと遺伝子組み換えの食品を気にしているようですが、食べ物の遺伝子ってそんなに影響を受ける物なのでしょうか? あなたがマグロの刺身を食べても、あなたがマグロの遺伝子の影響を受けることはありません。あなたがマグロになってしまうことは決してありません。 たとえばタンパク質は消化器系でアミノ酸に分解されてから体内に吸収され、必要な成分は体を構築する材料になります。遺伝子を直接からだの再構築に使うわけではありません。
遺伝子組み換えが作物の味がおいしくなることや栄養が豊富になることを目的としているのではなく、作物を食べた虫が死ぬので農薬の使用量を減らせることを目的としているからです。
遺伝子組み合え食品は 農薬に強い作物が作り出されるというメリットがあります、 ただし、遺伝子組み換え食品の割合が非常に高い米国では遺伝子組み換え食品の出現と共にガン、白血病、アレルギー、自閉症などの慢性疾患が急増しています。
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