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近親交配で、どこまで子孫を残せるのか?
漫画の設定などで、「血の力」を守るため近親婚しか許されない家系というのがあったりします。 だいたいそういう家系は何百年と続く由緒ある家だったりします。 ただ、近親交配は遺伝子異常が起こりやすくて、奇形児が生まれる確率が高くなりますよね? 実際、近親交配のみとした場合、その家系はどれくらい続けることができるのでしょうか? 最後は奇形児しか生まれなくなったりしないのでしょうか? なんだか3代目当たりで、もうまともな人間が生まれてこないような気もするんですが。
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これは親になる遺伝子しだいです。親になる遺伝子にある病気にかかりやすいというようなものがあれば代を重ねるごとにその性質が強く出ますので問題が大きくなるでしょう。逆に問題点がない、またはほとんど見当たらない遺伝子同士を親とすればかなりの代を重ねても問題は起こらないでしょう。 したがって親となる遺伝子しだいなのです。完璧な遺伝子同士の交配であれば何代重ねても問題は起きません。当然ながら進化もしません。その生物はそれが完成形でありそのままの形態で外的な要因で遺伝に問題が起きない限り永遠に続くことも理論的にはありえます。 まぁ、飽くまで仮定の話で実際には起こりえませんけどね。
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- Oubli
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ヒトを含めて多くの動物では父親からの遺伝子と母親からの遺伝子を一対で持っています。 近親交配を続けると対遺伝子が同じになり、場合によっては劣勢の表現型になる可能性があります。奇形になるとは限りませんが、生存について不利になる可能性はあります。 もっとも、哺乳類等の多くが近親交配を避けてきたのは、種として遺伝子があまりにも均一になってしまい。環境変化や感染症で全滅することを避けるためだったと思われます(あるいはそうやってきた種だけが生存したとも言えます)。
- ify620
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古代エジプトでは、近親婚は当たり前で兄弟でも結婚していたようです。 天皇家も近親婚は普通でした。 特に異父間の兄弟ではより高い頻度であったようです。 神聖な家系は結局ご自身の家系になるのです。 戦前は日本でも近親婚は普通であり、従妹同士が避けられるようになったのは最近のことです。 法律でも3親等内と直系は禁じていますが、4親等の従妹は許されています。 世間では、父娘間の子が生まれたり、兄弟間の子が生まれたりしています。噂がたっても騒ぎ立てたりしません。 ジュウシマツや鶏・豚では何代も交配することは普通でした。 家畜の多くは、たどれば数頭の種牛種馬にたどり着くと言われます。 隔離されtある地区では数家族が少なくとも明治期から婚姻を内部でしていたと市っていました。口外することはタブーです。 3代目当たりでまともな人間が生まれないというのは、なんとも言えません。普通の子も生まれます。 確かに、アレッ?という子はいます。 英国かどこかで多指症の一族が紹介されたことがあります。 また、双子の多い村が紹介されてことがあります。 近親婚で、発生率が高くなったと推測します。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E6%8C%87%E7%97%87 これを特徴とするか奇形とするかで見方は違うと思います。 最後は最後ですので、十分あり得ますが、近親交配で絶えた人たちの記録は耳にもしません。
- indoken2
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先ず第一に、 近親交配をしたからと言って、 その家系の遺伝子が変化したり、 劣悪化するわけではありません。 (たまたま偶然に、ということを除外してです) 似た遺伝子の中で交配すると、 劣悪な組み合わせが発現する率が高くなる、 というだけです。 だから、十分多い数の子供を産んで、 劣悪な組み合わせになった場合には淘汰する、 という前提であれば、 何も問題なく系統を維持し続けることができるはずです。 子供の数が少ない場合には、 たまたま不具合な子供が生まれた段階で 系統が絶える危険性が大きくなりますがね。 人間でなく犬や猫の品種の例を考えれば、 似た遺伝子の交配を続けても、 系統を維持できることは、すぐにわかることと存じます。