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古代オリエントでの農作物の用途について
栽培していたと言われる小麦・大麦・豆類・オリーブ・ナツメヤシの具体的な用途について知りたいです。小麦はパンかなと思うのですが。大麦は何ですかね。豆は煮て食べたのでしょうか。オリーブも食べたのですかね。オリーブオイルを燃料として使ったのでしょうか。ナツメヤシはデザートですか。イメージが湧きません。
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大麦と小麦の違いは大麦は小麦のように粘り気がありません。 現在のパンにように柔らかいパンが作れません。 粉を水で練って焼いただけの無発酵のものであれば作れます。 インド料理のレストランなどで出てくるナンをイメージして下さい。 現在でも中近東ではこの無発酵パンは一般に食べられています。 古代オリエントでは初期は粉を水で溶いたお粥状のものを食べやがてそれがナンのように焼かれるようになったと考えられています。 粥状のものとしては蕎麦がきをイメージして下さい。 小麦粉を麺状にする技法は中国が発祥とされ東へ伝播したものがうどんです。 西へ伝播したものがスパゲッティーです。 古代オリエントの豆は現在の日本でいうエンドウ豆です。 現在のエンドウ豆と大差ない調理がされていたと考えられています。 豆の種類は違いますが、開拓時代のアメリカのカウボーイも豆と肉を煮込んだものを食べていました。 現在も缶詰などで販売されています。 オリーブは、そのままでも食べられますが多くは油として使っていたとされています。 日本では従来はオリーブオイルは余り使われませんでしたが、オリエントでは唯一と言って良いほど重要な食用油でした。 現在もオリーブオイルを調味料として使うレジビが沢山あります。 日本の椿油と同じように整髪にも使われていました。 聖書などでも油を注がれた人という表現が頻繁に出てきます。 灯火用の灯油としては使われていたでしょうけれども燃料として使うのは無理があります。 燃料としては、現在でも砂漠地帯では乾燥した駱駝などの家畜の糞が使われています。 ナツメヤシはデザートではなく食事用の食材として使われいました。 プルーンのように干したナツメヤシをご覧になられたことはありませんか 最近の日本でも若い女性の間でダイエット食品として朝食に登場しているようです。 ナツメヤシは乾燥地帯で入手できる貴重な炭水化物源(エネルギー源)でした。 蛇足 古代食などでイメージがわき難いのは、主食、副食という考え方があるためでしょう。 主食、副食という考え方はご飯を中心にした和食特有の考え方です。 フルコースの洋食ではパンはほんの添え物です。 中華料理でも白いご飯は最後の脇役です。 麺類も沢山の食材が入っていて自己完結しています。 ラーメンは日本で生まれた日本特有の麺料理です。 イタリア料理でもパスタ(スパゲッティー)は前菜です。 聖書などで貧しい人がパンを食べているのはあくまでもパン以外に食べる物がないほど貧しいという状態の表現です。 日本の縄文時代には栗などの堅果(けんか)類が大量に食べられていました。 現在もとち餅として郷土料理として残っています。 米は味もよく栄養価に富んでいることから米食のみでも日常の体力が維持できました。 このことが日本人の主食という概念を生み出しました。 ご飯なしの生活というのは考えにくいかとは思いますが、むしろそちらの方が古今東西通常の状態だったとお考えください。
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- jkpawapuro
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そんな深く考えなくても現代と大差ないと思いますが・・・ 小麦・大麦 基本パンでしょうし、粥にしたり粉にしてスイトンみたいにして食べることもあったでしょう。 豆 焼くか煮るでは?オリーブ油もあり香辛料も手に入るでしょうから焼く料理もあったと思います。 オリーブ パンにつけたのではないでしょうか? ナツメヤシ 食べたことないですか?生のままでももりもり食べれますし結構カロリーがあるので主食にもなります。ドライフルーツとしても食べれるので保存も効きます。デザートに主食にお菓子がわりに保存食にと乾燥地方では非常に便利な食べ物です。
お礼
ありがとうございます。
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