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時期によって漢字が変わる?

生け花教室に通っています。 漢字についてなのでこのカテにしました。 先生が 「薄」と「芒」ではニュアンスが違う。 かれすすきなら後者を使う。 それに尾花も… 「萱」と「茅」でも違う。 「蕾」「蔀」「莟」でも違う。 と仰っていました。 漢和辞典を引いても違いがよくわかりません。 URLなど、ご存知のかたはいらっしゃいませんか? よろしくお願いします。

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  • ベストアンサー
  • tennnou
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回答No.1

こんにちわ。 いわゆる漢和辞典では詳細は判らないと思います。URLでも、いけばな教室などの専門をあたらないと解説は見つからないと考えられます。 むしろ文字語源辞典の類のほうが早いかもしれません。とりあえず私の手元にある『中国産』のもので調べて、以下に記してみましたがどうでしょうか。 -------------- a:「薄」:草木が密集している処。物体の薄いこと。ふわっとしている物。冷淡。味が薄い。土地が瘠せている。軽微。貧弱、貧相。 b:「芒」:植物などの細い先端。刀剣などのきっさき。光芒。植物名で日本の「ススキ」と同種のもの。 a:は感覚的に薄っすらとしたなにか物悲しいというか日本人的感覚からきた植物名の「ススキ」(私見)。「尾花」はこちらから来ているのでは?。 b:は具体的に植物名として確立している「ススキ」。文字から見るといかにも「枯れススキ」の風情ですね。 -------- a:「萱」:植物名で日本の「ワスレグサ(ホンカンゾウ-本萱草)」で、ワスレナグサ(ヤブカンゾウ-藪萱草)は近縁種。母親または母親の居所するところ。 「萱」の中国古代の元元の字は、言偏に爰で一字、意味は忘れる。そこから「ワスレグサ」という文字の意味が発生し現代に引き継がれました。 日本製の辞典にも「萱草-かんぞう」と書いて「ワスレグサ」(ヤブカンゾウ-藪萱草の別称)とありますね。 b:「茅」:茅草(かやくさ)。チガヤ(イネ科の多年生植物)。茅の家。牛の尾で装飾した旗竿に翻る旗。 a:は植物のユリ科のカンゾウ-萱草の類の総称として。漢方薬のマメ科の「甘草」とは違うので要注意。 b:は具体的に植物名としてのイネ科の「カヤ」「チガヤ」のこと。 -------- a:「蕾」:まだ開かない花。「◇蕾」という熟語と同意義で「つぼみ」のこと。 b:「蔀」← は「◇」の字ですね。「◇」は草冠に倍で一字:花のつぼみの意。 c:「莟」:この文字は日本人が発明した字(国字)ではないでしょうか?。中国古代辞典や原典には見当たりませんでした。日本製の国語辞典には「つぼみ」の意で出ています(汗)。 a:は学術的に具体的に、花のつぼみ。 b:中国古代の倍の来源は背です。その意は「~に反する」というのが有ります。そこから「まだ花になっていない」から「つぼみ」となったんでしょうか?(未確認)。 c:日本人的ものの哀れから来る抽象的な「つぼみ」では?。草冠で花に含まれる物、すなわちツボミ。← ← 苦しい解釈ですね^/^。 以上、中国語の文献だけで判明したものです。 いけばなの先生が微妙に違うと仰ったのは以上の謂れなどに影響されているのではないでしょうか。ご参考にしてもらえるととっても嬉しいです(^^♪。tenn.

noname#13352
質問者

お礼

お礼が遅くなり申し訳ありません。 ご丁寧な説明、ありがとうございます。 先生はインスピレーションでお話されているような感があって、それを「調べてみて」なんて気軽に仰って、みんなにも「○○さんが調べてきてくれるから」なんて軽く仰って… 参考になりました。もうすこしあきらめずに調べてみます。ありがとうございました。

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