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「柔らかい」と「軟らかい」の使い分け
「柔軟」といったりしますが、「柔らかい」と「軟らかい」の使い分けを具体的に教えて下さい。広辞苑等では、漢字の使い分けがされておらず、『やわらかい【柔らかい・軟らかい】』という載り方をしているのです。恐らく、語源(?)が同じだからだと思いますが…。
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国語辞典では、形容詞「やわい」は柔い、形容動詞「やわら」は柔ら、他動詞「やわす」は和す、そして形容動詞「やわらか」や形容詞「やわらかい」になると、この柔・和に「軟」も加わって来ます。 漢和辞典では、柔は曲げても折れないしなやかさやあり、一方、軟の本字は、そもそも車偏に柔から来た転音の旁になっていて、車の輪がゆるんでやわらかくなるの意とされています。ものやわらかさの柔と、芯がとれたやわらかさの軟。 用字用語辞典では、「剛」の対語が柔で、「硬」の対語は軟となっています。 昭和23年の旧音訓表では「柔」だけがやわらかいという訓で、昭和47年の改訂の際に「軟」にも「やわらか/やわらかい」の訓が掲げられた経緯があるようです。 以上のような角度からすれば、やわい、やわらか、やわらかいには原則として「柔」を充て、特に「硬」に対しての「芯がない」とか「ぐにゃりとした」「手応えがない」の意味においては「軟」の方がより相応しい場合もあるかも知れません。 要は、通常は「柔らかい」「やわらかい」を使い、明らかに「硬」と対称する場合に「柔らかい」も、そして動詞としては「和らぐ/和らげる」を意識してみるということではいかがでしょうか。
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- misago
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No.1の方が回答されているように、私も「軟らかい」は水分のあるものに対して用い、それ以外には「柔らかい」を用いるのだと思います。 「軟らかいごはん」とは言うけれど「柔らかいごはん」では粉っぽそうだし、「柔らかい羽」ならいいけれど「軟らかい羽」では湿っていてとても飛べそうにありません。 「人当たりが柔らかい」も「軟らかい」ではなんだかべたべたしそうですものね(^_^;)
補足
返信ありがとうございます。 簡単に言えば、「フワフワ」と「グニャグニャ」の違いでしょうか?
- imocoro
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「軟らかい」は物の質感などを表すのではないでしょうか? 柔らかい しなやか・穏やか「身のこなしが柔らかい」 軟らかい 手ごたえがない・軟質「食材を軟らかく煮る」 私が使用しているワードでは変換時に上記のような説明が出ます。 参考までに。
- nitto3
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柔らかいは固体に対して使いますね、 身体全体が柔らかい、木が柔らかい、布が柔らかいなど。 軟らかいは液体、ゲル状態に対して使います、 筋肉が軟らかい、豆腐が軟らかいなど。
お礼
詳細な御回答をして頂きありがとうございました。