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MRJ のエンジンは国産化できないのでしょうか

戦後初の国産ジェット旅客機であるMRJのエンジンはアメリカのメーカーのものだそうです。 国産機として喜んでいますが、いささか物足りなく感じます。日本でも作れないことはないと思いますが、何が問題なのでしょうか。H2Aロケットエンジンは確か純国産だと思いますが、それより技術的にむづかしいのでしょうか。それとも、やはりアメリカが政治的に抑えているのでしょうか。

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  • hamazo2004
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回答No.3

ごく簡単に説明すると、飛行機のエンジンは自動車と同等、トラブルの起きやすい重要な保安部品ですが、日本国内だけで飛ぶのならともかく、海外市場への輸出を前提としている場合、国産エンジンにこだわると海外におけるメインテナンスやアフターサービスの問題があります。その点、長年の歴史のある海外の航空機エンジンメーカーにはまだまだ追いつきません。コストの問題もあります。もし仮にコストや技術を度外視して国産化にだけこだわると、それはそれで航空宇宙分野という国の分野はともかく、一般企業の市場の自由性に対して軋轢を生みます。もちろん個人的には純国産で頑張ってもらいたいものです。

kohichiro
質問者

お礼

>飛行機のエンジンは自動車と同等、トラブルの起きやすい重要な保安部品ですが、日本国内だけで飛ぶのならともかく、海外市場への輸出を前提としている場合、国産エンジンにこだわると海外におけるメインテナンスやアフターサービスの問題があります。その点、長年の歴史のある海外の航空機エンジンメーカーにはまだまだ追いつきません。コストの問題もあります そうなんですね。外国の飛行場でメンテをするときに、国産ではサービスに限界があるのですね。たしかに既に寡占のメーカーがあれば、限られた市場では割り込むのは困難なのですね。 >コストや技術を度外視して国産化にだけこだわると、それはそれで航空宇宙分野という国の分野はともかく、一般企業の市場の自由性に対して軋轢を生みます なるほど、まともに競争していくにはまだまだ難しい分野なのですね。自動車エンジンのようなわけにはいかないということが良く分かりました。 ありがとうございました。

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  • dragon-man
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回答No.2

軍用機と民間の旅客機は性格が違うのです。軍用機であれば、市場で売る必要がないのでコスト度外視の開発が可能です。どんなエンジンでも載せられます。実際の国産次世代戦闘機は国産のエンジン搭載を前提に開発が進められています。民間旅客機はどこの国も純国産はありません。いろいろな国で製造された実績のある部品を使って組み立てられています。ボーイングやエアバスもそうです。コストと信頼性の実績があるのでリーズナブルな価格設定が出来ます。そうでないと高くなりすぎて売れません。純国産のエンジンは研究開発費を含め、莫大な予算が必要です。開発コストを販売価格で回収しなければならない民間機には使えません。いずれそういう研究開発で実績をあげた技術で、コストの安い民間機エンジンも作れるようになるでしょう。航空機の出発点は例外なく軍事技術です。

kohichiro
質問者

お礼

>民間旅客機はどこの国も純国産はありません。いろいろな国で製造された実績のある部品を使って組み立てられています。ボーイングやエアバスもそうです。コストと信頼性の実績があるのでリーズナブルな価格設定が出来ます。そうでないと高くなりすぎて売れません。 そうなんですね。やはりコストと信頼性で国産は外国には負けているのですね。よくわかりました。ありがとうございました。

  • goncici
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回答No.1

エンジンはパーツの中で一番故障しちゃ駄目なものです。 なので実績あるメーカーを選んだのだと思います。 H2Aのエンジンは完全にワンオフですよ。 量産実績や整備体制がいわばゼロです。 MRJの量産が進めば日本ジェットエンジンといった メーカーが生産するかも知れないって位でしょうね。

kohichiro
質問者

お礼

量産するMRJと年間数機のH2Aとは考え方が違うのですね。なるほどよくわかりました。ありがとうございました。