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国産旅客機MRJはなぜ売れない?
タイトルのままなんですが、現在開発中の国産旅客機であるMRJはなぜ売れないのでしょうか? 私は飛行機好きなので、低燃費なエンジンやコンピューターが最適化した機体形状など、 使われている最新技術にかなり興味があるのですが、まだANAにしか売れていないのです。 世界の航空会社はMRJに興味がないのでしょうか?あってもなぜ買わないのでしょう? 旅客機の需要など、経済学の方面でMRJを見るとどんな物なのか興味が湧きました。 ARJやSSJ、CRJなども交えて、よろしくお願いしますm(_ _)m
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私は飛行機に関してはまったくの素人なので経営面から 自分の考えでしかお答えできません。 1、航空会社の経営体力の低下 航空会社は燃料費の上昇に苦しんでいたが 世界経済の拡大とともにそれなりに 経営してこれた。 しかし、2007年夏にサブプライムローン問題が発端となり 世界経済は一気に不況に陥る。 それにも関わらず、燃料費は高騰を続けた。 航空会社は業績が落ち込み、燃費の良い機体を欲しがっても 買う資金を融資してくれる銀行はないでしょうね。 付け加えるなら、円高となっているのでさらに外国の航空会社は 買いづらくなっています。 2、発注しても納入が5年後 WikipediaでANAが昨年3月27日に発注したとありますが、 納入されるのが5年後の2013年。それにまだ「開発中」という のでは、航空会社は「あわてて動かなくても良い」と 判断したのだと思います。
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航空機製造というのはサポートを売る商売だからです。 トラックなどもそうですが、いくら安くても国内にサービス拠点のないものは売れません。MRJもはじめての販売のため、そのサポート能力に疑問符がついて、各社様子見をしている状況なのだと思います。 いい機体を作れば売れるという問題じゃないということは、YS11関係の本を読むとよくわかるとおもいますよ。
お礼
飛行機好きとして、YS-11での出来事は多少知っているのですが……。 今回のMRJはサーブの協力を借りて、サポートの高さを引き出しているようですが、なかなか難しいんですね。 ありがとうございます
- phj
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CRJ-ボンバルディアが生産するリージョナルジェット、現在販売中 SSJ-スホーイが主に生産、2009年に初号機を納入予定 ARJ-中航商用飛機有限公司(AVICI)が2007年に生産開始、2008年初飛行 上記のライバルから見て、三菱のMRJはまだ形もなく、モックアップを展示するだけです。 そのため、今注文を出しても、本当に性能が目論見どうりにでるのか?海外で使用したときのバックアップ体制はどのようになるのか?など分からないことばかりです。 これでは、日本の顧客(政府の後押しも、直接対話できる環境もある)ならともかく、海外の顧客がすぐに契約してくれるものではありません。 形式認定がとれるぐらいになれば、エンジンなどの部品供給の体制や機体の性能が見えてくるでしょうから、その頃になると契約する事例がでてくると思います。
お礼
なる程、確かに初飛行はまだまだ先ですしね。 そんな中でもMRJを作ろうとしてるのですから、三菱の決断の硬さはすごいですね! ありがとうございます。
お礼
こんな回答を待っていました。 前の方も仰っていましたが、航空会社はMRJの様子を見ながら買おうとしているのですね。 サブプライムローンの影響も、今後大きくなりそうです。 ありがとうございました!