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温度が高いと静電気防止になるのか?
ある危険物取扱者の問題集に、静電気の蓄積を防止するには、温度を上げた方がよい、と解説してあったのですが、その根拠がよくわかりません。どのような理由で、温度が高い方が静電気の蓄積を防止できるのでしょうか?
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温度とは気温でしょうか。そうだとして、気温だけではないでしょうね。なお、もし摩擦する物質の温度ということでしたら、私ではちょっと分かりません。予めお詫びして、ご了解をお願いいたします。 冬に静電気が起きやすいのはご存知だと思います。これは、気温が低いと湿度が低くなりやすく、湿度が低いと経験的に知られている範囲では静電気が起きやすいのです。 湿度は当然、水蒸気であり、物体に触れて(いったんミクロの結露を経て)離れるときに電荷を奪います。湿度が高いと水蒸気が多く、物体は静電気を奪われやすくなり、湿度が低いと物体に静電気が溜まりやすくなります。 気温を上げておくのは湿度を上げることにつながり、湿度が上がれば静電気が起きにくくなるということになります。 P.S. 上記は空気中の水蒸気密度である絶対湿度で説明していますが、気温により決まる飽和水蒸気圧を100%とした場合の、実際の水蒸気を示す相対湿度だと、少し違った面があります。 気温が下がれば相対湿度も下がることが多いのですが、絶対湿度を一定にできた場合、気温が下がると飽和水蒸気圧が下がり、相対湿度としては上がってきます。このときも静電気は起きにくくなります。 実際には気温が下がると絶対湿度だけでなく相対湿度も下がりやすいのですが、何らかの特殊性がある条件下では、絶対湿度があまり下がらないことあります。つまり、気温を下げたほうが静電気が起きにくいという逆の現象も起き得ますので、注意が必要となります。
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温度を上げれば湿度も上がります。 湿度が上がれば静電気は小さな内に放電されます。
お礼
やはり、そうですか。ありがとうございました。
- hg3
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単純に「温」と「湿」の見間違いでは。
お礼
では、なかったんですが…
お礼
なるほど。そのような例外もあるんですね。しかし、原則的には、気温が低い方が起こりやすいというのは、根拠があったんですね。そうですか。これで、理解することができました。ありがとうございました。