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最もアナーキズムに近い思想
すべての権威や権力を認めないアナーキズムは、極左思想の究極系だと思っています。 しかし、実際の社会においてアナーキズムが実現する可能性は極めて低いと思います。 もし、最もアナーキズムに最も近い思想(あるいはもっと単純に、ものの考え方)があるとしたら、それは拝金主義ではないでしょうか。 カネ以外に大事なものは何もない、という人がいたら、最もアナーキズムに近い生き方だと思います。いかがでしょうか。
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- photoslipper
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いやいや、整理するのは良いですけど、一般認識というのがありますので・・・ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%A6%E7%BF%BC wikiを完全に信頼しろとは言いませんが、指標になり得る資料が集められているのは確かです。 現在は、左翼は自由主義と捉えられることは少ないかと思いますよ。むしろ逆です。 左翼は、右翼の定義より、それなりに明確に定義、定着されています。 「革新」「改革」「変化」などですが、左翼という言葉が使われ始めた当時「共産主義」と言うモノは世界の何処にもなく、有るのは王政と「かつて存在していた」民主制などと言う政治体系で、非常に珍しく、しかも、社会のあり方を根底から覆さないと実現できない思想だったんです。 そういう社会を根底から変えようと考える人のことを、人呼んで左翼。です。 当時は、「王政」に敵対する共産主義者、自由主義者、共に左翼と認識されたこともあるかも知れませんが・・・ ここからの論理は多分に論拠が曖昧ですが・・・ 現在は・・・フランスからはじまり、アメリカなどの自由主義・・・ですかね?というような社会がはじまり、その自由主義?社会が、共産主義社会と敵対したわけです。ソ連ですね。 共産主義に「敵対」したのがアメリカなどの自由主義。 アメリカでは赤狩りと言われ、共産主義者の魔女狩りを行いました。 アメリカでは、変化を望まない右翼が自由民主主義、左翼がソ連、そういう認識だったんじゃないでしょうか? それが日本にも浸透、定着したのでは? 左翼!、右翼!等と相手に向かって叫びたい人もいっぱいいるでしょう。そういう言葉って浸透しますよね。 まあこの辺の私の妄想は置いておいて、まずは基本的な資料を当たるのも良いのでは? マルクスも良いですけど・・・ 自由主義が左翼と言われていた時代の認識と、現在の共産主義=左翼という認識が、時代がずれて混ざっていませんか? ただし、繰り返しになりますが、ご質問の「拝金主義を究極に推し進めれば、アナーキズムに繋がるのではないか」という論理には賛同します。
- photoslipper
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いや、極左思考の究極系はあくまで共産主義でしょう。 共産主義を究極に推し進めると、最終的には政府という存在が無くなった状態になるという、理想社会的な形態があることに着目して、「極左は政府を不要とする思想」などと極論を言う人が居ますが、政府がない状態は共産主義の思想の目的ではなく、有る共産主義社会においての結果でしかないモノだと思われるんですよね。 共産主義思想(つまり、財産を共有する考え方)すべてが、無政府主義を目指すものではありません。 アナーキズムは、どちらかというと、結果でそうなる思想ではなく、その無政府状態(無秩序ではない)を形成するための思想と言えそうですから、結果として「ある共産主義の一形態」同様政府がない状態が出来上がるので、「政府がないという状態は同様」だが、その他の政治システムが「有る無政府になる共産主義の一形態」=「アナーキズムにより無政府状態になった政治体制」とは言えないと思うんです。 無政府状態というのは同じでも、共産主義の思想で推し進めた社会と、アナーキズムで推し進めた社会では、社会構造が同じになる事は考えられないですよね。 で、質問者様の気づきに言及すると、拝金主義を究極に推し進めていくと、「アナーキズム」の無政府状態が形成されるというのは、正しい考え方だと私も思います。 ですが、(1)「極左=完全な人類の財産共有=共産主義」であるとするなら、今回質問者様が気付かれた「究極の拝金主義=アナーキズム」これに(1)「極左=完全なる・・・」がイコールで結ばれるとは思えません。 なわけで、究極の拝金主義=極左は違和感があるんですね。 そもそも政府の存在が「左」と言うことにお気づきでしょうか? 政府は、共産主義に近づくほど、システムが煩雑になり大きな政府になり、資本主義や自由主義に近づくほど、小さな政府になる傾向があります。 人間社会での「政府」の役割は、「財産の再配分」がメインなんですね。それって何かって言ったら、「財産の共有+公共への還元」、つまり税金という形で財産を共有し、みんなのため、公的なモノに還元する。コレが役割なんです。 コレなんだっけ? 財産を共有してみんなに戻す。あれ? 共産主義じゃん。そういう話になるんですね。 そういうわけで、逆の「右」=「政府を支持する」というのも、厳密には当てはまらないんですね。政府を支持している人が右翼かと言えば、そうとも言えないんです。 マイナンバーを思い出してください。アレは、「財産の共有をより公平平等厳密にする」共産主義的なシステムです。今回自民党をなんでもかんでも支持している人が、エセ右翼と言われるゆえんですね。 マイナンバーなど、税の取り立て「強化」部分は極左政治に通じる政策なんです。 彼らが右翼や保守と呼称されるのは非常に違和感がありますよね。共産主義体制まっただ中の政策だからです。 左と、右の考え方が、必ずしも対局・反対、対立軸に存在する思想ではなく、別の思想だと言うことに着目すれば、今回の話は分かりやすくなるかと思います。
お礼
ご回答いただきましてありがとうございます。 いくつかの点で、私と解釈が異なるようでした。 >政府がない状態は共産主義の思想の目的ではなく、有る共産主義社会においての結果でしかないモノ そうでしょうか?マルクスは、抑圧機関としての国家が死滅した社会の建設を目指していた(というか予見した)のではないですか? その意味で、財産・生産手段の共有化はむしろ手段であり、目的は国家の消滅だったと思います。 >アナーキズムは、どちらかというと、結果でそうなる思想ではなく、その無政府状態(無秩序ではない)を形成するための思想と言えそう この点は同意します。 >「極左=完全な人類の財産共有=共産主義」であるとするなら そもそも、イデオロギーとしての"左翼"や"右翼"は厳密に定義するのが難しいと思いますが、もし強引に定義するならば、下記のようになると思います。 "左翼"とは"自由主義、抑圧からの解放"を重視 = 王権・宗教勢力・富農や財閥の経済秩序・軍閥等の抑圧機関の破壊 "右翼"とは"秩序の維持や高貴なものへの服従"を重視 = 王権・神・富農や財閥・軍閥等の秩序の支持 上記のように整理すると、ほとんどの右翼・左翼を分かりやすく整理できると思います。 >究極の拝金主義=極左は違和感があるんですね。 当初の質問分にあるとおり、拝金主義と極左がイコールで結ばれることはないと思っています。 なぜならば、極左的イデオロギーに基づく社会って、そもそも社会秩序が成り立たないと思うからです。 そこで、拝金主義ならばどうか?と思った次第です。 >そもそも政府の存在が「左」と言うことにお気づきでしょうか? それは、左翼=私有財産の存在を認めないもの、という前提があってのことですよね? 前記のとおり、左翼とは抑圧機関の破壊と解放を目指すものだと思っています。 財産の共有化に関しては、共産主義の目的ではなく、手段だと思います。 >逆の「右」=「政府を支持する」というのも、厳密には当てはまらないんですね。政府を支持している人が右翼かと言えば、そうとも言えないんです。 これは同意します。昔、革新的右翼というのもいましたしね。日本の右翼でも、皇室を敬愛したり民族主義は称揚するが、政府は敵視する、ということはよくありますね。 >マイナンバーを思い出してください。アレは、「財産の共有をより公平平等厳密にする」共産主義的なシステムです。今回自民党をなんでもかんでも支持している人が、エセ右翼と言われるゆえんですね。 マイナンバーなど、税の取り立て「強化」部分は極左政治に通じる政策なんです。 面白いものを持ち出しましたね。 私はあれは、どちらかといえば左翼だと思います。 理由はマイナンバー制度が個人主義的であるからです。 たとえばマイナンバーは、戸籍制度を前提としていません。 戸籍制度は、人間を家族という単位で管理する発想に基づくもので、父権的な思想がそもそもあります。 しかし、税金の取り立てがシステマチックになるという意味では、どちらかといえば右翼的かな?と思います。 税の取り立て自体が個人の抑圧、という意味がないでもないので。
- Mokuzo100nenn
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三菱商事やマイクロソフトなどの拝金主義も集金のメカニズムを組織化・巨大化したために、ガバナンスが必要となり、アナーキズムでは成立しなくなってしまいましぶkた。 仏教がアナーキズムだと思います。 仏教教団ではなく、仏教そのものです。 仏教教団は集金のメカニズムを組織化・巨大化したために、アナーキズムでは無くなりました。
お礼
すいません、ご回答頂いたのによく意味がわかりませんでした。 追加で回答頂ければ幸いです。 >三菱商事やマイクロソフトなどの拝金主義 彼らは拝金主義者だったのですか? >仏教がアナーキズムだと思います。仏教教団ではなく、仏教そのものです。 確かに、原始仏教は、仏陀がそうであったように、すごく個人主義な部分があったと思います。 出家して修行するということは、世俗的な栄達や幸福に価値がないと考えることですからね。 仏陀は家族を捨て、国家による庇護も捨て、瞑想生活に走りましたからね。 仏教が出てくるとは思いませんでした。 これは恐れ入りました。
- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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補足: 鼓腹撃壌っていうエピソードがあります。 帝が町を歩いていた。 老人が十分に食事をして腹をさする(鼓腹)。 更に、壌を投げて遊ぶ。 帝王などはいらぬわいと満足の声。 おぅここまで統治がいきわたってきた。 統治が統治でなく、完全に無用の感んになったか。 と帝王は満足。権力や暴力が無用となった理想的な支配。
お礼
その話は昔、本で読んだことがあります。 メシくって遊ぶだけで満足、ということですね。 しかし、その老人が、金がつきて飯を食うこともできなくなったらどうでしょう。働きたくないけど金をよこせ、飯を食わせろと言って暴れたら? この瞬間、理想の支配が崩れると思いませんか? やはり金が必要です。 そして金儲けの自由をすべてに優先させる社会こそ、究極のアナーキスト社会に近づいた社会だと思います。
- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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国家権力、統治という事の否定でしょう。 組織や法規の否定。 理想国家論でしょうね。 中国にも古代の伝説の舜や堯の統治とか。
お礼
wikiに書かれている認識ですが下記のようにあります。 ・左翼(さよく、英:left-wing, leftist, the Left)または左派(さは)は、政治においては通常、「より平等な社会を目指すための社会変革を支持する層」を指すとされる"とあります またそのあと、 ・自由主義や資本主義はフランス革命当初は「左翼」だが、社会主義勢力の拡大後は「右翼」と呼ばれる場合が多い。 ともあります。 wikiが前提にしているのは、日本の今日における状況ということになり、一応、歴史的には自由主義も左翼であった、という保留もされています。 さらに、次のようにも書かれており、右翼や左翼はその時々の状況で恣意的に使われうるということも書かれています。 ・また「左翼」や「右翼」という用語はレッテル貼りに使われる場合も多い。 上記まで、すべて私の認識と一致しています。 しかし私としては、左翼は昔と今で全く違うものではなく、共通する思考(自由主義)を根底に持った存在だと考えています。 なお、現在日本の状況からみても、経済的格差を解消することで、日本人はより自由になれる、という論法が成り立つはずです。ワーキングプアの状態では自由はないですからね。抑圧を取り除きより自由な社会を作るために、「手段として」経済格差を解消する、というのは今なお有効な論理です。 >自由主義が左翼と言われていた時代の認識と、現在の共産主義=左翼という認識が、時代がずれて混ざっていませんか? 混ざっているのではなく、時代を超えて共通する思考の傾向を見つけて整理したのです。 端的にいうと左翼は解放、右翼は服従が思考の根幹、というより癖。 思考の遊びのつもりで質問したのですが、思わず真面目な話になってしまいました。