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社会主義国で全体主義国はあり得ない?

他のサイトからの引用なのですが、社会主義と全体主義の違いの中で 「全体主義と社会主義は"権威"の置き所が違います。また独裁体制と民主主義はただちに矛盾はしません。社会主義国も概ねは権威を国民に置いた「主権在民」ですので、一党独裁であったり強権政治であっても、民主主義の一形態であるわけです。少なくとも社会主義を名乗るのであれば、国民へのソースの再配分を重視した政策なわけであって、それは歴史上の既存の社会主義では北朝鮮のような例外を除けばその類の形態で、つまり近代国民国家の必須要素である「権威と権力が分化」しているわけです。だから、国民から権威を移植されているのが社会主義の体制ですが、一方の全体主義の体制では、権威は権力が握っています。国民は政府の権威を奉じているわけです。近代において権威と権力が同化している国家を全体主義と呼ぶともいえます。だから「全体主義というのは個人主義の反意語」なんて苦笑もでない無茶苦茶な説明です。(だいたい個人主義国なんて存在するのかよと盛大に論理矛盾しています)」 と言う説明文でした。 つまり、社会主義では権威の向きが基底となる国民から政府へ向いているのに対して、全体主義では政府の権威が国民へ向けられてるのが社会主義国と全体主義国の違いみたいですけど、例え社会主義国の様な権威を国民が持っている主権在民であっても、国民から権威を移植されて政府が権威を持ったら、結局それは全体主義国と呼べないのでしょうか? 特に昔のソ連等は社会主義国ですが全体主義国ではないのでしょうか?

みんなの回答

  • koncha108
  • ベストアンサー率49% (1313/2666)
回答No.4

これは何を議論のポイントにしているのかクリアにしないと比べてることができない概念を対比すると言う意味のない話になりかねないです。そもそも社会主義と言う言葉の定義も論点をはっきりさせないと曖昧で、個人主義に対する社会主義と言う文脈もあれば、資本主義に対する社会主義と言う文脈もあります。近代史的にはマルクス・エンゲルスの共産主義を潮流として、共産党革命が起る前段階に一部の資本家が資本と工場設備を所有し無産階級である労働者から搾取する状況を打破して労働者の権利を主張し資本を共有すると言う思想、運動を言うことが多いと思います。がその流れで出来上がった社会主義国、共産主義国がもともとの思想に忠実で労働者のための社会を実践したかと言うとそんな国は見当たりません。にもかかわらずそれらの国の主張通り社会主義国と定義しているので一般的に言われる社会主義そのものの定義が曖昧なものになっていると思います。更に資本主義国で自由主義のヨーロッパなどでも社会主義を標榜する政党が政権を握って企業の国有化を進めたりと言うことも起きています。記憶にあたらしいのは、共産主義、社会主義を忌み嫌うアメリカで民主社会主義を標榜したバーニー・サンダース氏が2016年の民主党の大統領候補をヒラリー・クリントンと争って接戦を演じたこと。サンダース氏は格差の解消と貧困層の社会的支援を目指していて、資本や富の共有化と言うよりは富の配分の仕方に関しての主張だったと思います。 全体主義は思想的に目指すものと言うよりは政治体制の特徴を表していると行ったほうが良いと思いますが、概ね個々の事情や都合よりも国家や集団全体の利益を優先し一部の階層によって政治権力を握り国民を規制によって管理するような体制のことを言うと思います。社会主義は概ね経済的な視点から発生しているのに対して対して全体主義は政治、行政的な視点で、対立するものでもなく同居することもありうると思います。今の中国は共産主義を標榜しているし実際共産党の一党独裁と言う共産主義の特徴をもっていますが経済的には自由化が進んでいて一方では一部のエリートによる全体主義的な政治体制だと思います。ただ、中国がどれだけ社会主義・共産主義的かと言うと国民の格差是正よりも経済発展を優先していることからして社会主義的とも言えないと思います。一方で全体主義的な国の多くは一部のエリートの権威と利益を確保する方向に走りがちでそうなったら全体主義とも言えません。 今は社会主義が生まれたことに比べていわゆる無産階級、労働者階層が多数派ではないし資本よりも金融が支配する世の中で、資本主義すら大きく変わってきています。しかも国際競争にもさらされて理想はあっても効率の悪い経済モデルが生き残れなくなっています。そう言う意味では社会主義の基本的な考え方は生き残ったとしても社会主義そのものは歴史研究の範疇になっていると思います。一方で中国の様に人民の平等や権利を軽視して国全体として覇権を拡げようとする国がそれなりに成功してしまっているところもあり、それを全体主義と定義するとしたら、対比としては民主主義に対する脅威と言うことになると思います。

soramimiclub
質問者

お礼

回答ありがとうございました!!

回答No.3

ご質問への回答が分かりませんが、王政(王制というだけでなく王政)の社会主義国は、過去に存在していました。 権威、政権が一致する社会主義国は、政権自身が主張すればOKなら、存在します。

soramimiclub
質問者

お礼

回答ありがとうございました!!

回答No.2

Q、特に昔のソ連等は社会主義国ですが全体主義国ではないのでしょうか? A、旧ソ連は、社会主義国家ではなくて単なる一党独裁国家ですよ。 社会主義<>一党独裁 社会主義==自由と民主主義の徹底  そもそも社会主義に一党独裁なんてのはあり得ない。旧ソ連なんて、レーニンの不完全なプロレタリア独裁論を根拠にスターリンが「プロレタリア独裁=一党独裁」と粉飾しただけ。そういう意味では、今の中国も実に怪しげな社会。国民に自由と民主主義とを保証していない中国も社会主義国家にあらずですね。  私見ですが、もっともっと資本主義が発展した未来にこそ、本来の意味での社会主義国家への道が見えてくると思いますよ。「生産関係の高次な発展に見合った社会=社会主義国家」ですからね。一党独裁とか言論統制とかなんてのは、そこにはある筈がない。そこにあるのは、現状より一歩進化した社会経済構成体とそれを運用する自由で民主主義的な社会。ソ連とか現中国とかとは、似ても似つかない自由社会。  まあ、はっきり言って、社会主義国は、主義主張ではなくて科学の発展こそが出現せしめるもの。格差社会云々をも乗り越える科学と生産力の発展の程度次第。そういうもんだと思いますよ。

soramimiclub
質問者

お礼

回答ありがとうございました!!

  • guguguu
  • ベストアンサー率22% (12/54)
回答No.1

その説明文が間違っているだけです。

soramimiclub
質問者

お礼

回答ありがとうございました!!

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