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江戸時代が10進法だった理由
起源はどこですか 何が理由で江戸時代の和算が10進法だったのか教えてください
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- staratras
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古代から日本では数の数え方が十進法だったからです。 この日本における数の数え方に関しては、縄文時代から江戸時代の和算、さらには明治以降の西洋数学の受容までを扱った「『数』の日本史」(伊達宗行著 日本経済新聞社)という書籍があります。 同書には、縄文時代の遺跡の建築物などの計測から縄文時代には十二進法が使われていた形跡があるのではないかという興味深い指摘があります。 ただ著者も、「縄文時代に十二進法があったかもしれないが、最終的に残ったのはしっかりした十進法であった」と述べています。「しっかりした」というのは例えば英語には、12までは独自の単語があるのに13からは「○○teen」という独自ではない単語になることなど十二進法の名残りがありますが、日本語にはそのような痕跡がないことなどを指しています。 日本語の数の数え方には、「ひとつ、ふたつ、みっつ、…とお、とおあまりひとつ、…」という古来のやまとことばと、「いち、に、さん、…じゅう、じゅういち、…」の中国語起源の言葉の2種類があり、古代から現代まで両方使われていますが、そのどちらも十進法です。
起源は中国とされています。 漢字表記が中国に由来することが基になっています。 十進法というのは加算していくのには便利ですが分割する場合には12進法の方が使いやすいという性質があります 基本的に12は3でも2でも割れます。 江戸時代の計算機は算盤ですが、算盤は十進法が基準となって作られています。 算盤で割り算計算をするのには、ある程度の手法が必要です。 結果として和算は十進法が使われていました。 江戸時代も貨幣は分割の考え方でした。 1両の四分の一が1分、1分の四分の一が1朱です。 このため江戸時代の当初は1両が銭4000文でした。 1朱は銭250文でした。 この換算は相場でしたので、幕末には1両が銭6000文前後でした。 金貨である1分金などを日常的に使うのは江戸を中心とした中部、関東、東北でした。 関西以西は大阪を中心にして銀貨が使われ、銀の重さが基準でした。 重さは十進法です。 升などの容積も十進法です。 長さは1間が6尺つまり12の半分の6が使われています。 土地を分割したり布地を裁断するなど分割して使うケースが多かったためでしょう。 暦が十二進法の考え方で作られています。 月の満ち欠けを基にした陰暦で太陽の運行の周期と照らし合わせると30日前後が月の1周期ですので、1年がほぼ12当分になります。 農業は太陽の運行つまり季節に依存しますので、月日を表示する暦の他に二十四節気などというものが使われていました。 春夏秋冬すなわち四等分が基準です。 いずれも12進法の考え方です。 時間は日時計が基になっていて1時間は60分と360度を60等分した形となっています。 12×5=60ですから時間は十二進法ということになります。 江戸時代までの時間表記には暦の十二支を当てはめていましたので結果として十二進法の考え方です。 英語の数詞も11、12は特定の名詞がつかわれますが、以降の数字は十進法の考え方です。 フィート(長さ)、ポンド(重さ)なども十二進法です。 アメリカの工業規格であるASTMもフィート、ポンドを使っていますので、日本のJISとの換算は相当に面倒です 国際規格ISOはJIS同様に十進法のメートル、グラムが使われています。 江戸時代は通貨が二種類あったということです。 小判と銭が共通の通貨でした。 重さは十進法ですので、大阪と江戸の間での交換がやたらに煩雑でした。 寺子屋でも読み書き算盤と商売には欠かせない計算を教えていました。 なにせ、通貨が二種類あって交換は相場ですから計算能力なしでは、喰っていけません。 まぁ~和算の問題に時間やお金がからむと算盤頼りでは、恐ろしく面倒だったでしょう。 和算のレベルが高いのも、この辺が理由でしょう。 現在でも角度や時間が入ると計算が面倒です。
- 雪中庵(@psytex)
- ベストアンサー率21% (1064/5003)
人間の手の指が5本だから、10進法が数えやすいという 事でしょうけど、加減乗除の加減ならそれでいいけど、 乗除には割りやすい12進法の方が便利なんですよね、 計算する場合にはスッキリする。 日本人が扱うのはマスで量る米だから加減で済み、西洋人は 遊牧で牛の頭数をカウントする=演算するから12進法が 便利だった、とかいう話かな?
- SPS700
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十進法は下記のように日本語が最初に書き残されている八世紀から、既に使われています。ですから、それを踏襲したものだと思われます。 手の指が10本というのは、2進法、5進法、12進法、20進法などに比べて、10進法が世界で圧倒的に多いのと無関係ではないとおもわれます、 http://www.sf.airnet.ne.jp/ts/language/number/ancient_japanesej.html