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皇子を「おうじ」と読む時と「みこ」と読む時と
例えば、私が見た範疇ですが、 中大兄皇子は「なかのおおえのおうじ」 大海人皇子は「おおあまのみこ」 厩戸皇子は「うまやどのみこ」だったり「うまやどのおうじ」だったり 昔の書物にルビがついているわけもなく、当時どのように発音していたかは想像するしかないので仕方がないのかもしれませんが、覚えるこちら側としたら、覚えにくくてやっかいです。 歴史学的に、人物名の読み方の法則などあったりするのでしょうか?
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「中大兄」と言うのは、同母兄弟の二番目の兄を示す言葉であり、天智天皇の諱(実名)では有りません。 (諱(実名)は葛城(かづらき/かつらぎ)) なお「大海人」は、天武天皇の諱であるとされています。 この辺が、使い分けの基準でないかと私は推察します。 (まあ学会などで昔から使われていた慣習と言うのが一番なんでしょうが…。) また、なぜ同母兄弟の二番目の兄である事(皇位継承権第2位)が後世に強調して伝わっているのか(別に珍しい事でもないのに…。)、同母兄である漢皇子(大海人皇子=漢皇子と言う説もある)はどうなったのかなど定説が無いだけに考え出すと色々と面白くなります。
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- あずき なな(@azuki-7)
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おうじ とは後世の読み方だそうです 当時は「みこ」です 天皇は「みかど」と呼ばれていて みかどの子なので「みこ」と呼ばれるようになったようです 皇太子は「日継皇子」(ひつぎのみこ)と呼ばれていたので やはり「みこ」が正しいのではと思います ちなみに女性の皇族は一貫して姫皇子「ひめみこ」ですね 「ひめおうじ」とは呼んでなかったわけですから
お礼
「ひめみこ」はありますが、たしかに「ひめおうじ」はないですね。「おうじ」の方が新しいのですね。 回答ありがとうございました。
- chie65536(@chie65535)
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以下の回答は「当方の個人的な見解」です。 なので「情報ソース」を求めないで下さい。情報ソースなど存在しませんから。 >歴史学的に、人物名の読み方の法則などあったりするのでしょうか? 法則はありません。 「おうじ(おうし)」と発音した場合は「おおきみ(天皇)の子」を意味します。王位継承権第1位の「天皇の跡継ぎ」の意味が大きいです。 「みこ」と発音した場合は「貴族(天皇も含む)の子」を意味します。天皇じゃない貴族の子や、王位継承権が低い天皇の子に使います。 で、中大兄皇子と大海人皇子の場合は、中大兄皇子は先帝が存命中に「政治権力を掌握した」ので「天皇の子」である「おうじ」を名乗り、弟の大海人皇子には「おうじ」を使わせず、格下の「みこ」を使わせたのだろうと推測されます。 厩戸皇子の場合は、王位継承権が低く天皇になってないので「みこ」との表記がされましたが、天皇を中心とした中央集権国家体制の確立を図り政治の実権を握ったので「実質的な権力者」になったので、格上の「おうじ」との表記も使われたと思います。 このように「当時の政治背景」や「本人の立場」によって異なってきたので、覚え難いですが「1つ1つ覚えるしかない」です。
お礼
歴史背景が関わってくるということですか・・・。 回答ありがとうございました。
- D-Gabacho
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「おうじ」と読むか「みこ」と読むかは、個々の歴史学者の好みの問題で、歴史学の世界では、どちらの読みも通用していますから、読み方を気にする必要はありません。どちらでもお好きなほうで覚えてください。
お礼
好きなほうでいいんですね。 回答ありがとうございました。
お礼
慣習と言われてしまうと・・・という感じはありますが。でも、そういうところも含め歴史の面白さが感じられるのであれば、良しとしようかなという気になります。 回答ありがとうございました。