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マイナンバー制度について
こんにちは。 来年1月より施行されます「マイナンバー制度」についてお問い合わせします。 会社からマイナンバーの提出を促された場合、 会社のマイナンバーの管理方法などを問い合わせる権利が社員にはあるのでしょうか。
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マイナンバーの扱いは会社ごとに違うわけではなく、統一したやり方になります。 ですから管理方法は本でも買って読むしかありません。 会社に訊く必要があるのは個人情報の扱いです。 マイナンバーを含めた個人情報といえばよろしいか。 勘違いがあると思うのは、マイナンバー自体を個人情報だとみなす考え方です。 データには、情報であるものと単なるラベルであるものと2種類があります。 マイナンバーは個人ごとの唯一番号です。これはラベルです。 意味は何もありません。 簡単のため、銀行の口座番号を考えてください。 この番号は意味がありません。 この番号を使っている口座の持ち主の名前があると多少は違いますが、それでも1円のお金も盗むことができません。 通帳があってハンコがないとダメですね。あるいは、キャッシュカードと暗証番号が無ければ何もできません。 ここまでの情報があってはじめて全財産がパクられます。 この話をきっちり組み立てますね。 番号というのは、ラベルです。 それに名前とか、住所がつながって初めて情報になります。 情報になると、活用が可能になり、悪用も可能になるのです。 ラベルからリンクされたデータです。 この人の経歴だとか勤務先の名前、銀行の口座番号、医療機関のカルテ番号、といろいろリンクデータがありえます。 これはどういうつながりかというと、 マイナンバー=名前=住所=保険番号=年金番号=病院の患者番号 というようなタテに繋がるようなリンクではありません。 マイナンバーというデータを得られたとして、それを頼りにその人間の名前だとか財産情報がずらずら引き出すことができるならえらいことです。 そういうことを心配する弁護士が訴訟を起こしているのです。 つながりはこうです。 マイナンバー=名前 マイナンバー=保険番号 マイナンバー=年金番号 マイナンバー=患者番号 というように、個々の情報にむけてラベルからひとつひとつがリンクを張る構造になるのです。 ですから、万が一にその関係をこじあけようとした場合でも、マイナンバー=患者番号、までの粒度しかわからないと言うことになります。 この人間の財産をパクろうとした場合、この方式でいくつものリンク構造を調べまくる必要があります。 忍び込んだら、げた箱や冷蔵庫やタンスの引き出し、金魚鉢からタバコ入れまでいちいち鍵がかかっている家だったということになるのです。 そうでなければ、勤務先にプライベートなことがみんな丸見えになりますからとんでもありません。 単純にいえば、病院なら自分の患者の管理情報があります。そしてその管理番号とマイナンバーを紐づけて、データは自分で保持するだけです。 病院は病気のことしかわかりません。 病院以外は病気のことはわかりません。 しかし、許可された監査機関たとえば厚生労働省がマイナンバーだけを握って調べようとすれば、全部が即開示できることになります。 このマイナンバー登録をすると、現在おくすり手帳だとかでないと連携が付かない医療機関の医薬品管理が統一できます。 また、大震災などのとき、誰がいまいないか、が分かることになります。 役所がいま確認できた人間のマイナンバーを並べ、住民票と突き合せればいいだけです。 家も全部倒壊しても、何の薬が必要かがわかりますし通帳がなくてもマイナンバーで銀行に問い合わせられれば財産を保持することも可能になります。 この伝で考えてください。 会社にわかることは、従来人事管理に必要だったことのみです。 それをマイナンバーに紐づけるという書類を書くだけのことであって、会社はマイナンバーを使って自分が管理していない個人情報を調べることはできません。 だから、会社に問い合わせられるのは、個人情報の扱い方だけです。