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コンクリートの耐久性
お世話になります。 耐久性の高いコンクリート構造物を造るにあたり、阻害要因のひとつ『中性化』を取上げた場合の生コンクリート工場での注意点はどんな事になるのでしょうか? ※対策も知りたいですが、それはできるだけ自分で勉強してみます
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コンクリートに使われている材料のうち、骨材は基準どおりの材料なら、中性化の速度に影響しません。 コンクリートのセメントの部分は、現在使われているものは、1種類のシリカ化合物しかありませんので、これ自体も中性化の速度は1つしかないといえます。 では、何が関係あるかというと、2番回答にもありますが、 調合で中性化に影響するのは、水の量(水セメント比)です。 セメントの反応に必要な水(水セメント比で25%ぐらい)以外の水は、空隙になって残ります。 これが独立した粒でコンクリート中に点在する(水セメント比で40%ぐらい=セメント粒子に付着して安定した状態)なら良いのですが、それ以上になると硬化中に流れ出し、連続した空隙を作ります。 この空隙を伝わって、CO2がコンクリートの奥まで侵入すると、中性化が速くなります。 したがって、理想的に中性化を遅らせたいなら、水セメント比を40%以下、つまりFcを35N/mm2以上にすることです。
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- tamao-chi
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製造時点での中性化対策として、水セメント比を小さくする、普通ポルトランドセメントの使用が考えられます。 しかし、いずれも生コンの発注者が指定する事であり、プラントが決める(注意する)事ではありません。
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ご回答ありがとうございます。 確かにそれがレディミクストコンクリートですね。 指定事項は厳守しますが、供給側としてもより良い物を提供したいです。
- toukai3569
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JIS規格工場を選ぶ事、コンクリ―ト製造にアルカリ性水を使用しているかが大切です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 勉強してきます。
- Willyt
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生コン工場に限定しての注意点ということに的を絞るなら、出来得る限り水セメント比を小さくすることです。コンクリートは固化するのに水が必要なのですが、その必要量は驚くほど少なく、余った水分は蒸発してしまうため、その部分が固化した後に気泡として残ってしまうのです。するとそこへ外気がCO2を伴って侵入して来るので中性化が促進されるのです。水分の少ないコンクリートは材料が混ざり難いのでよく掻き混ぜることも必要になって来ます。これを実現するには高流度コンクリートを採用することが極めて有効です。ただ、中性化は鉄筋に害を及ぼすことで弊害が起きるので無筋のコンクリートの場合にはさほど注意を払う必要はありません。中性化は強度に影響が及ばないからです。コンクリート構造物の設計、施工では他にも注意点はあるのですが、生コン工場ではこれにタッチすることはないので言及しないことにします。
お礼
ご回答ありがとうございます。 生コン工場だけではどうしようもないかもしれませんが、構造物を造る上で頂点にいるので、できる限りの事をしたいのです。
- qwe2010
- ベストアンサー率19% (2193/11072)
コンクリートを作るのは、コンピューターで管理し、機械で混ぜます。 できることは、材料の配合を変えるだけです。 セメントを多くすれば良いのですが、強度も上がる分、値段も上がります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 勉強を続けます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 具体的な説明に感謝致します。