何度も申し訳ありません。run all nightからです。
1番初めのシーンで主人公のジミーは俺は人生でひどいことをしてきた、そのあと
Things for which I can never be forgivenといいます。things for whichは1つのイディオムでしょうか。調べてもthing which forは出てきますがthings for whichはでてきません。
後、中盤でジミーと息子のマイケルは逃げる羽目になります。
車で逃走中に父親のジミーはit becomes who you are.You can't just go home and scrub it off.
といいます。it becomes who you are.がよく分かりません。そのあとはお前は家に帰れず
容疑も晴らせないと訳しましたがあっていますか?どうか宜しくお願い致します。
物語はジミーがマフィアのボス(親友でもある)の息子を殺したことから起きます。
> Things for which I can never be forgiven.
> things for whichは1つのイディオムでしょうか。
イディオムではないと思います。which は関係代名詞というものでしょう。
少し文を変形すると
→ Things which I can never be forgiven for.
で、「私が決して許されることのないところのこと」 ということになりますから、質問者さまの訳を援用させていただくと、
俺は人生でひどいことをしてきた、断じて許されないようなことをな。
ということでしょう (文法的には things = which であり、which は for という前置詞の目的語。いきなり目的語を文頭のポンと出したので、その後に関係代名詞の which を置いています)。
> it becomes who you are. You can't just go home and scrub it off.
なるほど、ちょっと分かりにくい気がしますが、ここも関係代名詞がかかわっているようですね。
who you are は 「お前がそうなってしまったもの」 とでもいうか、過去の自分とは関係なくて、たとえば普通の市民が 殺人犯 とされてしまっているのなら 「who you are = 殺人犯」 であるわけです。そういう存在になってしまうぞ、と述べているわけです。
scrub off は風呂などで体をこすって汚れなどを落とすことだから、比喩的な意味で使っていると見て、質問者さまの 「容疑も晴らせない」 という解釈で問題ないと思います。
1。things for whichは1つのイディオムでしょうか。
いいえ。things は、for の目的語したがって目的格にある関係代名詞 which の先行詞です。したがって「決してそれから許されない事(=殺人の罪)」という意味です。
2。it becomes who you are.You can't just go home and scrub it off.
といいます。it becomes who you are.がよく分かりません。
become は下記の他動詞「似合う」という意味です。
http://eow.alc.co.jp/search?q=becomeそのあとはお前は家に帰れず
したがって、それは貴方に似合っている > それはお前にふさわしい > それ(=人殺しの息子が人殺しをするの)は、おまえがやりそうなことだ
3。お前は家に帰れず容疑も晴らせない
あっています。
お前はただ家に帰って、それ(=人を殺した罪)を洗い落とす、と言った簡単なことじゃあすまない(殺した相手はマフィアのボスの倅なんだ)。
人殺し > 罪 > 血 > 洗い流す というイメージは下記の詩篇51:2など『聖書』に始まり西欧文化の至る所に流れている連想の筋です。
https://www.bible.com/ja/bible/83/psa.51.2.jlb
イディオムではなく、 for which で調べると良いと思います。
Things for which I can never be forgiven
物事、 そのことは 私が決して 許されることがない → 私がけっして許されることの無い物事
つまり Things = I can never be forgiven ということを意味づけする言葉が for which になります。
参考:
http://ejje.weblio.jp/sentence/content/for+which
お礼
詳しいご説明ありがとうございます。 関係代名詞は難しいですね。とても参考になりました。